表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

恋するオタクは青春したい!

作者: ND

この話は作者の妄想によるフィクションです



キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り、学校が終わる。

僕は急いでアニメショップに向かう、そんな僕は冴えないオタク、 小田(おだ) 久司(ひさし)だ。趣味はアニメ鑑賞と太鼓の鉄人と言う太鼓を叩く音ゲーだ。



そんな僕には昔からの夢がある


「一度でも良いから、青春してみたいなぁ、、」

身長180cm、体重67kgと自分でも思うほどの高ステータスであるものの、何より性格が残念なため、彼女はできたことがない。更にこの体格で運動音痴である。


そしてアニメショップを出た時に、クラスメイトとばったり会う


「小田君?」

「矢島さん?」

この人は確か名前は、矢島(やじま) (りん)、女子サッカー部に所属している僕のクラスメイトだ。

「あ!そのラバスト!機関車戦記のエドワード!私も好きなんだ!」

「え!?矢島さんも機関車戦記見るの!?」

機関車戦記とは、今巷で話題のアニメである

「うん!あの独特なキャラと世界観が好きで....」

まさかの矢島さん、にわかではない

「すごくわかる!あそこでテリーが脱線する....」

こんな会話が20分続いて、そろそろ暗くなってきた、帰らないと

すると矢島さんが言う

「ねぇ!もっと話したいから連絡先交換しようよ!」

衝撃と共に感動だった、クラスの女性はおろかリア友もおらず、連絡先を交換したことのない僕が矢島さんと言う女性と連絡先を交換できるなんて、、、、!!

「えっ!?あ、あぁ!ありがとう!こちらこそ!」

僕はすごくドキドキした


そして次の日から、僕は学校の友達が増えた上にクラス会まで誘ってもらえた、全ては矢島さんのおかげだ


ーークラス会のカラオケにて


みんな歌が上手いなあ、、、あっ、隣に矢島さんがいる、、可愛いなぁ

「あ、あの、矢島さん、、ありがとう」

「そんな感謝しなくても!軽くで良いんだよ!軽くでね!」

「う、うん!」

そしてクラス会の二次会で飯を食べ、楽しく帰った


次の日、僕たちの住んでいる東京の電車が脱線し、大事故が起きた......

「小田君!おはよー!」

矢島さんは元気だ

「あぁ!おはよ!ニュース見た?」

「見たよ、まるで機関車戦記の冒頭だよね!」

「そうなんだよ、と、なると次に来るのは隕石の落下だろ?でもそんなのあり得ない、大丈夫だろうね」

しかし矢島さんが言った

「でも隕石を人工的に作ることができたらどうだろう?ほら、隕石って星の欠片みたいなものでしょ?」

「隕石を人工的に、、、?」

俺は疑問だった、隕石を人工的に作ることなんてできるのだろうか

「例えば、、んー、人工衛星とかは?」

俺は寒気がした

「人工衛星が落ちるなんてそんな人為的な、、いや待て!もしそれが本当に来るとしたら今回の脱線事故も人為的なモノ!?」

「やばいね、、どうしよう、小田君、、」

「僕の父さんは警察の人なんだ、相談してみよう」


そして、その瞬間東京中の電光掲示版の画面が全て同じモノが映る


ーーーー東京の崩壊まであと72時間ーーーー


歩行者がざわつきだし、車通りも軽いパニック状態に陥る

そして矢島さんが口を開いた

「これは、、確定、、ぽいね」

「うん、、知り合いの警察官やネッ友に当たってみるよ!」

そして僕はサイバー乗っ取り事件の解決、個人特定を生業とするサイバー課とコンタクトを取る、そこには僕の父さんがいた

「本当なんだな、久司」

「うん、、この事件の流れは人気アニメの機関車戦記と全く同じで、次来るとしたら隕石飛来を模した人工衛星落としだと思う!」


そして日本の警察はNASAに連絡を取る、すると人工衛星のコントロールが効かなくなったと言う事が判明!


そして父さんがサイバー課に指令を出す

「乗っ取り元を探せ!1時間でだ!」

「しかし、どうしろと、、」

サイバー課の言う通り、間接的にサーバーを経由していれば、特定は困難である。

「東京を襲うってことは東京都内と東京都近隣の都道府県には居ないんじゃないかな?」

「確証はあるのか?」

「すみません、父さん、無いです」

言ってしまった、、、

「まあいい、とりあえずお前もネットの友達に増援を頼む」

「わかった!」

父さんが指令を出してくれたこの仕事、全うしないと!

そして僕は目星のネッ友にしらみ潰しに尋ねる、サイバー攻撃に詳しいやつは居ないか、と。するとサーバー元を探れるヤツに心当たりがあると言うネッ友に話を聞き、そいつに父さんと早急にコンタクトを取りに行く。


ーー都心にある一軒家にて

ピンポーン、呼び鈴を鳴らす

「誰だ?」

低く唸った声が聞こえ、ぞっとする

「あ、あの、今日Kさんと会う予定の、小田と申しますが、、、」

緊張でガチガチだった

「.....入れ」

そして僕と父さんは家に入った、

「あなたが伝説のハッカー、Kさんですか?」

するとKが返す

「あぁ、そうだ、今回の依頼を手短に説明してもらおうか」

「NASAが開発した人工衛星が乗っ取られてコントロールが効かないんです!是非あなたの力を貸してください!」

するとKはしばらく考えた後、こう言った

「ボーイ、500万用意できるか?」

「そんな額、、、!」

高校生には到底無理な値段である

「こっちも仕事だからな」

すると父さんが言う

「金ならこちら警察が用意させてもらう、東京が崩壊する前に、頼んだぞ、K」

警察の力ってすげ、、、

「俺も東京と言う情報源が無くなると困るし、今回は特別に協力してやるよ」


そして3時間後、伝説のハッカーKは乗っ取り犯を特定する


「あぁ、ボーイの父親か、犯人がわかったぞ、都心に住んでる 中田(なかた) 秀司(しゅうじ)と言う男だ、金はまた請求しに行くからな」

そして一緒にいた矢島さんがこう言う、

「中田秀司!?私の、元カレ!?」

「嘘!?どんな人だったの?」

俺は驚きが隠せない

「それは捜査的にもすごく助かる、聞いておきたいので教えてくれないか?矢島君」

そして矢島が口を開く

「えーとですね、付き合う前までははすごくイケメンで爽やかな青年に見えたんですけど、付き合いだすと束縛がすごくて、趣味も合わなかったので、すぐ別れました、でもその後、付きまとってきたり、噂ではクスリをしてたとか、、あ、長話してすみません!」

やばいやつだなと僕は思ってしまった

「いや、情報提供ありがとう、今から突撃する!矢島君はついてくることができるがどうする?」

「私が必要なら、行きます」

何か置いてかれる気がした、その瞬間、、

「父さん、僕にも行かせてください!」

心の声が漏れた、でも良いんだ、僕は矢島さんを守りたい!

「仕方ないな、ならしっかりと矢島君を守るんだぞ」

「はい!」

そして中田宅へ乗り込む

「何故こんなことをする!危険なことだとわかっているのか!?」

「危険〜?んなこたぁわかってるんだよポリ公よぉ!そして凛は俺だけのモノ、ハァ、ハァ、なんで、なんで俺を捨てたんだよぉ〜、、凛」

「昔はあなたも良い人だったけど、私の趣味を認めてくれなかったし、束縛が激しかったじゃない!」

しかし中田は聞こえないのか、話を聞かない

「そんな男捨ててこっちに来いよぉ、、ハァ、、ハァ、、」

「僕は付き合ってはな......」

「小田君は少なくともあんたより心は強い、だって私のことを知ろうとしてくれたし、何よりも優しいもの!私!小田君のこと好きなんだから!」

こんな状況だが嬉し過ぎて泣きそうになった

「矢島さん、、、!!」

「へぇ、じゃあ、、もおいいよぉ!えっへっへっへっへぇ!」

そして中田は包丁を持って矢島を襲う

「矢島さん危ない!!!」

しかしこの距離、、間に合わない!その時だった、、

グサッ!

「父さん!」

なんと父さんが包丁を身体で受けて矢島さんを守ったのだ

「未来ある若者をこんなところで殺させてはいけない、!中田君、君も含めてだ、、」

そして父さんは気絶する

「うおおおおおおおおお!!!!!」

僕は太鼓の鉄人で鍛えた腕で中田に右ストレートを放ち、中田を気絶させた。

「父さぁぁぁぁぁぁあん!!!!!」



ーー数日後、病院のとある病室

「父さん、具合はどう?」

「あぁ!もうこの通りって、いてて」

「まだ大事にしてないといけないね」

「そのようだな、、」

父さんは重傷だったものの、一命を取り留め、今回復に向かっている

「そのうち治りますよ!きっと!」

「矢島さん、、ありがとうね、、久司のこと、頼んだよ!」

僕は焦る

「ちょ!父さん!気が早いって!」

「早くないかもよー」

「え?どういうこと!?!?」

ドキドキが止まらない

「まだ冗談よ、まだ、ね」

「まだってどう言う...」

そんな時に病室のドアが開く

「オゥ、ボーイにはガールフレンドが居たのか、これは失敬、失礼するよ」

Kだった

「あ!Kさん!500万.....」

「後で警察からもらうから大丈夫さ」

「それならよかったです!」

そしてKは病室を出て行った

「で、小田君、あの時の返事は?」

「え?、、あっ!あぁ!よ、よろしくお願いします、、」

ドキドキが止まらない

「よろしくね!」

そして矢島さんは僕の頬にキスをした

「っっ!!反則だよ!矢島さん!!」

気絶しそうだった

「ふふふ、こんな私だけど仲良くしてね!」



こうして2人は結ばれたとさ

めでたしめでたし

3作目です!

読んでいただいてありがとうございます!次は連載モノに挑戦してみようかな?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ