『小説を書いてみようよ!』 ~ なろう作家になって ~
なろう、それは……
『 なろう作家? になってトクしたこと 』
私がなろうに投稿するようになって、トクをしたこと。
それはズバリ、お金にまつわることである。
『なんだよ、金かよ! 最低なやつだな!!』
と、いうなかれ。お金はとっても大事なのだ。
とはいえ、別に”作家デビューを果たした”とか、”賞金をゲットした”というわけではない。
では、何故にトクをしたのか?
自分でも不思議だったのであるが、『お小遣いに、かなりの余裕ができる』のである。
それはもう、歴然の差なのだ。
よくよく考えてみると、あれだけ闇雲に買っていた本を買わなくなった。
読みもしないで積んでおく、いわゆる『積ん読』をしなくなったのが大きい。
もちろん、執筆に必要と思われる『資料になりそうな、それなりに高い本』を買うのだが。
”速読もどきの流し読み”で本を読むこともなくなり、じっくりと腰を据えて読むことが増えていったのだ。
これだけで、月に1~2万ほどは、確実にお金が浮くのだ。
調べ物をするために図書館に通うことも多くなり、さらに不要な本の購入が減った。
極めつけは、自分が自由にできる時間を小説を書くこと以外に使わなくなってしまった。
必然的に、飲みに行くこともなくなり、お手軽に缶ビール1本で満足できる体になった。
かなりの節約だ。
いままで一緒にお出かけしていた諭吉さんが、大勢財布に残ってくださった。
ひたすら書くことを楽しんだ。
楽しかった。 寝る時間を削っても書きたかった。
『自分の思い通りに世界を作れる』というのは、とても楽しいのだ。
『自分が作った作品』を読んでくれる人がいることがまた、幸せだった。
『感想』が返ってきて、さらに舞い上がった。
『誤字脱字の指摘、間違いの問い合わせ』をもらい激しく凹んだ。
でも、真剣に読んでもらえたんだと思い奮起した。
また、『感想』が返ってきてやる気になった。
我ながら単純なヤツである。
まあ、色々事情があって一年位投稿できなかった。
時間がとれなかったのもある。
色々あったのだ……。
その一年の間も、本を厳選して読むようになった。
同じ本を読むにしても、書き手の目線からもう一度読み返すことで二度楽しめた。
極めつけは、自分の作品を読んで『サイコーだな』と、自画自賛していた。
恥ずかしい話なのだが、自分が読みたい作品を書いたために自分のファンになってしまっていた。
こいつ馬鹿だと思うだろう?
自分でもそう思ったよ。
でも満足できた。
読んでいて続きが読みたいと思った。
「おい、続きはまだか!」
どうやら、エタってしまったようだ。 馬鹿め、早く書けよと思った。
しかし、よくよく考えてみると、作者は俺だった。
「仕方がないな」
また続きを書こうと思った。
というわけで、『なろう』よ! 私はまた帰ってきた……のだった。
とかいう、与太話は置いておいて、私はこう云おう。
「なろうに投稿すると、いいことあるかもよ?」
「小説を書きたいな」 と考えている皆さん。どうぞ書いてみてください。
あなたの人生に、きっと素敵な『物語』との出会いが待っていると思います。
その物語は、あなたが作るのです。
我ながら、何を書いたのやら。
でも、読んで欲しかったんです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ひさまさ