2章人物設定「ミア達一行」
◇生物としての人間種
“人間”と一括りにしても、その種族は様々存在している。
だが、幾つかのカテゴリーに分類すると、“人族”“獣人種”“亜人種”“その他”に分類される。
この4つに共通することは、異種交配できるということ。
ただし、異種交配は血の強さが影響している。
また、獣人種と亜人種は発情期が存在し、その期間のみ子供を作ることが出来る。
なお、血の強さは以下の通り。
獣人種はどの種族と交配しても必ず獣人種が生まれる。、
亜人種は同種以外と交配すると、相手種が必ず生まれるが、1代限りではあるものの、身体特徴が子供に顕れる。
その他は様々だが、人族との混血のみ、血が薄まったハーフが生まれる。
・人族
人界において最大数を誇り、全体の4割を占める。
反面、全種族の中で最も固体として弱い分類になる。
平均寿命は60~70歳程。
・獣人族
獣人とカテゴリーされる種族は多種存在しており、体に獣の特徴が見られればソレに分類される。
種族は部族や地域ごとに様々であり、同一種の中にあっても、血の濃さにより個体能力に大きな差がでる。
特徴としては身体能力に優れる反面、上記した通り、個体能力の差は大きい。
部族特徴としては、犬型や牛型、兎型など多種確認されている。
例外的に“ミックス”と呼ばれる交配変異種も確認されているが、メスのみしか存在しないことと、総じて生殖能力が無く、寿命が長いのが特徴である。
平均寿命は50前後となっているが、種族でばらつきが多い。
異種交配での血が強すぎるため、一部都市では排斥運動が行われている。
が、発情期の件もあり、出生数はかなり少ない。
・亜人種
全体の約1割を占める種族。
複数の部族があり。それぞれに違った獣の特徴が体にでている。
獣人種との違いはその特徴が“哺乳類以外”であること。
稀に、四肢が変化してしまっている種族も存在している。
特徴として、獣人よりもさらに高い身体能力を有しているが、全種族の中で魔力の扱いが最も苦手とされている。
部族特徴として、蜥蜴族や半漁族、蟲人族など、様々である。
“ミックス”も確認されているが、こちらは総じて“混成種”と呼ばれ、獣人族と違い、生殖能力を有する。
平均寿命はバラつきがあるため不明だが、30年以下の種もおれば、100年以上の種もある。
・その他
全体の約2割を占めるカテゴリー
上記3種以外を総称する。
種族としては、エルフ・ドワーフ・小人種・鬼人種・巨人種などである。
身体能力や種族特徴などは当然ながら様々であり、寿命も大きく異なる。
ハーフの場合は、それぞれを掛け合わせ、割ったような能力であり、寿命である。
なので、人族とのハーフが一番能力に劣るため、高確率で忌避される。
●登場人物
呼名:ミア
本名:ミア・バレインシュ
種族:人族
所属:黄金の林檎
職業:命神の使徒
スキル一覧
ユニークスキル
神威代行・神罰代行・神眼(真)
EXスキル
・タフネス・貫通耐性・神経毒耐性・思念共有・超速再生・高速思考・空間収納・装備変更・|居竦む眼光
パッシブスキル
・剣装備補正・槍装備補正・槌装備補正・盾装備補正
アクティブスキル
・強打・強突・簡易治癒
封印
・滅雷・大嵐・共鳴・増幅・融合・圧縮・刺突(極)・貫通(極)・拡大・索敵・剛力・金剛・不破・振動・崩壊・打撃(極)
称号
冒険者・秘宝探索者・下位ダンジョンクリア・料理下手・注目の的・創り手(見習い)
ネクが体を操作した際、数多くの規格外のスキルを入手したが、使いこなせないと判断されたので現在“封印”状態。
しかし、運よく身に着けた【創造:擬似精獣】を使った際には精獣にスキルが反映。間接的にだが使うことが出来る。
これは、精獣の魂がベヒモスの複製品であることが要因で、その技量はミアを圧倒的に超えているためである。
しかしながら、それだけの精獣を創造・使役するのには魔力が膨大に必要なため、単騎ではあっという間に枯渇してしまう。
仮に、現段階でまともな運用をしようとするならば、①規模を小さくする ②外部からの魔力回復 の2通りしかない。
ただ、ミアもどうやって作っているのか理解しておらず、どうやったら再度召喚できるかも理解していない。
称号の“注目の的”の効果により、周囲の注目を集めてしまう。
盾役には垂涎の称号だが、ミアにとっては厄タネでしかない。
呼名:レクス
本名:レクス・ホムラビ
種族:人族
所属:黄金の林檎
職業:盾闘士 Lv46
スキル一覧
EXスキル
・タフネス・不破の鎧
パッシブスキル
・盾装備補正・盾攻撃補正・重装備補正・重鎧機動補正・心眼・拳打補正・群体操作
アクティブスキル
・挑発・強打・盾強打・城壁
称号
冒険者・下位ダンジョンクリア・指揮官・恐妻家・一芸・秘宝所持者
ネクを頂点とするコミュニティとしてクラン:黄金の林檎を設立。
名前の由来は当然ながら、あの日食べまくってしまったアノ林檎から。
ネクより新クラスを授かるが、いまだ使いこなせていない点が多い。
本来のクラス能力は盾に効果付与をはじめとした、鉄壁の守りが自慢のクラス。
貸し与えられた秘宝『神々の城壁』を手に戦場を駆け回った。
当然ながら、いかに配下とはいえ、このクラスの秘宝を貸し出すことなど普通有り得ない。
小盾の最大展開数は577枚。1000枚まではまだまだ遠い。
それでも、全展開したときのカバー範囲はかなりのもので、『心眼』と称号:指揮官の補正があり、360度全方位カバーできる。
尚、秘宝は、「技術が腐ると」いう指示のため、この戦場限定で貸し出し。
ただし、自力で『装備変更』を習得するとつかっても善いと許可がおりている。
呼名:カウス
本名:カウス・ホムラビ
種族:人族
所属:黄金の林檎
職業:剣闘士 Lv51
スキル一覧
EXスキル
・タフネス・立体駆動
パッシブスキル
・拳打補正・短剣装備補正・軽鎧装備補正・ダッシュ・パリィ・心眼・魔槍操作・投擲補正・貫通補正
アクティブスキル
・強切・投擲・剛拳・物質魔術
称号
冒険者・下位ダンジョンクリア・苦労人・多芸・拳闘士・秘宝所持者
相変わらずの苦労人。
だが、洞察力はかなりのもので1を聞いて10・・とは行かずとも7・8は把握できる。
ネクより新クラスを授かる。クラスの適正もあり、使えているのだが、拳と【魔槍】以外あまり使って居ないため、本領発揮は出来て居ない。
本来のクラス能力は多種類の武器を扱うことである。
ネクが酒の席で語った昔話と、その能力から、ネクの正体にいち早く気がついており。また、権能の本当の効果も予測していた。
貸し与えられた秘宝『天駆ける長靴』をつけ、戦場を駆け回った。
当然ながら、いかに配下とはいえ、このクラスの秘宝を貸し出すことなど普通有り得ない。
滞空することは出来ないが、空を駆け上ることもできるため、魔術の遠距離攻撃とも相性がいい。
が、当然ながら、狭いとこと、天井が低いところでは使用に難あり。
ネクとの修行で限定的ながらも魔術を覚える。
ただ、ネーネとは違い、使用可能な魔術は【魔槍】とその派生のみ。
魔力総量はネーネを除けば1番であり、これは血に由来するものである。
尚、秘宝は、「技術が腐ると」いう指示のため、この戦場限定で貸し出し。
ただし、自力で『装備変更』を習得するとつかっても善いと許可がおりている。
呼名:ベオ
本名:ナシ
種族:獣人族 ※犬耳族
所属:黄金の林檎
職業:獣面霊装備Lv12
スキル一覧
根源スキル
・減殺
EXスキル
・タフネス・無尽蔵
パッシブスキル
・矢弾補正・悪路走破
アクティブスキル
・衝撃矢・追尾矢・麻痺矢・毒矢・速射矢
称号
冒険者・下位ダンジョンクリア・もふもふ・一芸・魔狼・変身
役割上、フラクペイトへ向かわねばならなかったため、ネクとはあまり特訓をしていない。
その為、クラスLvも低く、新スキルも1つしか覚えることが出来なかった。
ただ、切札としてネクから渡された“面”を使うことでクラスの真価を発揮する。
クラス詳細は3章で語られます。
上記の2名にもれず、切札は回収された。
ただ、ネクはこのベオに、この仮面を再度渡すつもりは無い。
ネクが使う魔法を参考に、戦い方の指導を行っている。
その結果、無尽蔵の矢弾製造機へと進化を遂げた。
かなり強力なスタイルだが、この戦い方ではクラスレベルが上がらず、新スキルの取得も遠い。
ベオのスキル『減殺』はミアが封印状態のスキルと同質のモノで、激レアなスキルでもある。
呼名:ネーネ
本名:ネーネ・ルミリア
種族:エルフ族
所属:黄金の林檎
職業:精霊術師Lv36
スキル一覧
EXスキル
・魔力回収
パッシブスキル
・マナ吸収・精霊交感・火属性強化・風属性強化
アクティブスキル
・詠唱破棄・重複詠唱・感覚共有
称号
冒険者・下位ダンジョンクリア・ロリっ子・精霊の友・森ガール・不器用
主に索敵と敵兵の捕縛で猛威を振るった。
だが、ネーネのしたことは、精霊を呼んだことと、その維持で魔力を提供していたことである。
ルイミウォテルがかなり強力な精霊なのと、その部下の森精霊が優秀なこともあり、戦場ではあまり苦労はしなかったようだ。
だが、そこまで至るのに、延々と勉強に勉強を重ねるころで【召喚魔術】と【喚起魔術】を覚えることができたからこそである。
余談だが、称号で“ロリっ子”とあるため、肉体の成長に期待することはできない。
呼名:ウルス
本名:ウルス・フェニア
種族:獣人族 ※兎耳族
所属:ナシ
職業:命神の巫女Lv5
スキル一覧
パッシブスキル
・慈悲の風・以心伝心
アクティブスキル
・透視・遠視
年恰好は12~14のウサ耳獣人。
隔世遺伝により先祖帰りを果たした、獣人唯一の巫女。
寝物語で何度も何度も、あの絵本を読んで育ってきた。
ミアと出会うまでは、自分の仕える神のことを一切知らなかったが、その遭遇により、クラス名に“命神”の名がついた。
また、非戦闘民であったため、戦闘技術は皆無。
唯一、回復魔術を使用可能である。
ウルスの習得している魔術は方術系で、分類上、実用医術や占いなどに当たる。
また、素質としては道術や陰陽道などを習得が可能である。
当然、巫女としてのクラス補正、スキルも存在しているが、それはまだこれからである。