表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

001 プロローグ

面白半分で作ったものです。

まぁ軽く見てもらえると嬉しいです^_^

 俺の名前は遠村(とおむら) 奏汰(かなた)

 今年で17になる至って普通の高校2年男児!!

 青春真っ只中だ!

 だがそれとは裏腹に何故かしらと声のかからない日々……

 くそ〜〜〜他の奴等はイチャイチャしてるのになんで俺には1つや2つくらいそんな事が無いんだよ〜〜!

 あ〜〜この世界は不平等だ。あ〜嫌になる。

 神様なんて所詮は名ばかりであって、何もしないんだよなぁ〜〜

 でもふふふ…それは現実世界での話……

 俺にはそんな思いをしなくても大丈夫……何せ俺には2次元世界っていうものがあるからな。


 叶汰はそう思いながら自転車をこぎ、自宅へ帰るのだった。




 *




(あ〜疲れた、疲れた。)

 叶汰は自室へ入り鞄を置く。

 そしてベッドに倒れ寝転がる。

(あ〜今日も学校がだるいなぁ〜〜〜。俺ああいうの大嫌いなんだよなぁ〜〜。勉強なんて退屈すぎ〜〜。まあ、家に帰ったんだしゲームでもするか……)

 叶汰は身体を起こしパソコンが置かれた机へと向かう。


「俺のマイM2856♪〜俺のマイM2856♪〜」


 M2856とは彼のパソコンの略省であり、正式名称はGARUGADE社製作 Mixdent-2856 R37/MPR37 MGAD497 AD73 である。

 まあそんな事は置いて置いて、叶汰はそのパソコンの前に座った。


「スタート♪〜 スタート♪〜オンオン♪……」


 そして叶汰は画面を開き、色々と操作するのであった。


 カチ…カチカチ…カチ………


(この前アルゲント・オンラインして見たけど…イマイチだったなぁ〜〜あれの書き込みで面白いっていうからしてみたのに……クソゲーだあれ……)


 カチ……カチカチカチ…カチ…


(おっなんか面白そうなゲーム発見!何々………)


「えっと……あなたの運命を変えてくれるアドベンチャー……で、現実感たっぷりの超本格的世界……」


(って超本格的世界ってなんだよ…笑える〜〜……)


「あとは……ここを押してダウンロードするだけの簡単操作………」


(まあこれはどのゲームも同じように言ってるよなぁ〜)


「で、ここをクリック……か……」


(まぁ〜ちよっと超本格的世界ってのが面白いから少し触れるだけ触れてみるか)


 叶汰はそう思うとクリックボタンのところへカーソルを持って行き〜…ポチッとな……





 *




 ダウンロードが終了する。

 かかった時間は僅か7秒………


(もう出来たのか…早い、早い………

 って早すぎだろ流石に……超本格的世界って書いてあるもんだから大層時間の食うものかと思ってたんだけどなぁ〜……早いよなぁ〜しかもこれオンラインだぜ、オンライン……嘘だろ流石に……)


 叶汰は恐る恐るゲーム開始ボタンのところへカーソルを持っていく。


(これがもし災厄なサイトにアクセスするタイプのトラップだったらやばいなぁ〜…………

 どうすればいい〜〜〜誘惑の言葉に従いクリックをするか……ここでやめて置くか………あ〜あ〜とうしようかなぁ〜〜)


 すると叶汰の視界に入るものがあった。


【美少女があなたをサポートしてくれます】


 カチ……


 すぐさま叶汰はクリックした。

 その顔は今までとは打って変わり、真面目な眼差しをしているのだった。

 しかし画面はピクリともせずそのままであった。


(あれ?おっかしいなぁ〜〜まさかこれ読み込み中ってことか?まぁそれならこのまま放置しておくか……色々この状態ですると余計に負荷になるからなぁ〜)



 そしてその画面のまま数分が経過した………


(あれ……おかしい……おかしいよなぁ〜〜。これは最新のパソコンでそこらの奴とは違うんだぞ、このM2856は!

 な・の・に……起動しない……やっぱりバグったか?それともウイルスに早くも感染したか?どちらにしろ最悪だーーー!)


 叶汰は頭を抱える……


(まあとりあえず、画面をいじって見るか……)


 サッ……サッ…サッサッサッ、カチカチカチカチカチカチ


 画面は動かない……


(おーい、それはないぜェ〜。あんちゃんそれはないよぉ〜。嘘だろ〜〜壊れたーーー!)


 叶汰は上を向いた……

 口からは魂がぬけている。


「糞やろーー!こうなったらシャットダウンしかないじゃないか〜〜。データが一部消えたらお前許さないからなぁ〜〜!」


 そうして叶汰は強制終了させるためボタンを押す……

 がしかし画面は消えない……


「あー壊れた〜〜!もぉ〜〜最悪だ。」


 叶汰は落ち込んむのだった。

 落ち込み終わると画面に向かって………


「このバカやろーー!」


 叶汰は画面に向かってパンチするのであった。

 すると叶汰のパンチは画面に表示されていたゲーム開始ボタンに触れ………


「うわっ何々………えっ……俺の手がどんどん……ええっ…ちょっ……ちょっと待てなんで消えて行ってるの?」


 そう画面に触れると叶汰の身体はみるみる消えていくのであった。


「うわ〜〜〜!」


 そして叶汰は消えるのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ