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第71話 ゲソラー

「信じて良いのだろうな。」

「信じる以外に生き残るすべは無いですよ。」

「わかった、信じよう。」


生か死かの二択にルルナはオプションを

付け加えた。

忠誠を誓うのなら精霊の加護を与え、

一族を繁栄させてやると。


つまり魚人にも精霊契約の機会を与えると

そーゆー事だね。

海底にも祭壇って在ったかなぁ?

魚人の出現なんて想定外だったからなぁ。

まぁ、インスタン島の祭壇なら川伝いに

のぼって行けるから、そこでも良いかな?


ホテイドン族はエルサーシアに忠誠を誓い、

配下としてダモンの一門に加わった。

族長のティモーヤスはホテイ姓を授かり、

ティモーヤス・ホテイとなった。


BE MY PANTI

          BE MY PANTI

   BE MY PANTI

       BE MY PANTI

BE MY PANTI

        BE MY PANTI

     BE MY PANTI

  BE MY PANTI


愛してぃ~♪いるのさぁ~♪

    狂おし~ほどぉ~~~♪


履けない~♪時間がぁ~♪

    教えてぃ~くりぇたぁ~~~♪


も~~~放さない~~~♪

     君がすべてぃすわぁ~~~♪


び~~~まい♪ぱんてぃ~~~♪

び~~~まい♪ぱんてぃ~~~♪


愛裸舞御覇夢帝!


***


旧パーリゾンの海岸から出航して5日目。

水先案内はティモーヤスが務める。

このまま順調に進めば、

あと3日でインスタン島に着くね。


方角だけならガンモちゃんに上空から

見て貰えば済むけれど、

天候や海流を先読みして進路を安全に

最適化するにためには、やっぱり魚人の

能力を活用するのが一番だね~


『ゲソラー?なんですの?それは。』

「どうやら変異したアシジュポンですね。」

『あぁ、前にも居ましたわね~そんなのが。』

「モーンディアーですね。」


10本足の水棲軟体動物アシジュポン。

よーするにイカだね。

それが変異して巨大化したのがゲソラー。


ティモーヤスが言うには数年に一度の周期で

北から冷たい海流が降りて来るそうだ。

それに乗ってゲソラーもやって来るんだと。


その海流には独特の匂いがあるんだって。

それが、昨日あたりから感じるそうなんだ。


『エロペーニョですわね!』

「逆ですよ、ハラピーニャです。」

『どっちでも構いませんわよ。』


海水温が上昇するのがエロペーニョ。

その逆がハラピーニャなんだ。

海流の変則的な進行が原因で起こる現象だね。


昔しはもっと長期的な周期だったんだけど、

最近では数年単位で起こるみたいなんだよ。


それでね~

ゲソラーもやっぱり狂暴なんだってさぁ~

手当たり次第に襲い掛かるって。

この大筏なんかは目立つからなぁ~

絶好の的だよね。


「ルルナ様、悪い知らせです。」

「ゲソラーですか?」

「はい。真っ直ぐ向かって来ます。」


あぁ~そーなるかぁ~

前はオージーちゃんとマジカルプリンセスに

変身したルルナで撃退したけどね。

今回はどうするのかな?


『魔子、お任せしますわね。』

「いえす!まむ!」


おぉ、また出番かい?魔子。

大活躍じゃん!


ケシテノゾイテハ~(ぼくも一緒に~)ナリマセヌ~(連れてって~)

「うん、いいよ。」


ひょいっとタツノコちゃんに跨って、

ざっぶぅ~~~んと海中へ!


「ゲソラーの周りを旋回してね。」

タダイマジョソウチュ(はいはぁ~~~い)~」


しばらくすると海面が白く泡立って来た!

魔子の超音波攻撃が展開されてるね。


ぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~んぼわぁ~んぼわぁ~ん

ぼわぁ~ん


なんだぁ~?

でっかい風船が浮かんで来たぞぉ~?

ん~~~?


ゲソラーだぁ~!

パンパンに膨らんだゲソラーだぁ~!

そうか~

ゲソラーの体内に気泡を発生させたのか~

考えたねぇ~


『まぁ!面白いですわね!』

「なかなかの見ものですね。」

『ルルベロ、ジェバー銃をだして頂戴な。』

「はい、サーシア。」


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!


『ぎゃははははは!割れましたわっ!』


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!


『ぎゃははははは!うひゃひゃひゃひゃ!』


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

パァ~~~ン!


『おほぉ~~~!うほほぉ~~~い!』

「上手ですね!サーシア!」

『はぁ~楽しかったですわぁ~』

「あとひとつ残ってますよ?」

『もう充分ですわ、ルルナが撃ちなさいな。』

「そうですか?じゃぁ。」


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)


あれ?


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)


おや?


ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

ズキュゥ~~~ン(ピィィィ~~~)

カチッ

カチッ

カチッ


「もう返して・・・」

「はい・・・」



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