表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/147

第38話 ハーレムか?

「レイサン家の子孫なんですから、当然

私が担当するのが筋でしょう?」

「今日まで面倒を見て来たのは私だからぁ、

私と契約するのが一番だよぉ。」

「それを言うならアタイだって随分と

面倒見て来たぞっ!」


ミサとルルベロとモモ。

誰がイワンの契約精霊になるかで

モメているようだね。


モテモテだね~イワン~

君を取り合って三柱の精霊がバトルだ~

サーシアからも愛されてるし~

超豪華なハーレム展開じゃん!


死ねば良いのに!死ね!

マリョータから落鹿らくかして死ね!


イケメンがモテるのも腹が立つけどな!

キモメンがモテるのには殺意が湧くんだよ!

ゴメンね!こじらせ闇属性でっ!


あぁそうだ!

マリョータと言えばね。

ほら、北の大陸に渡る前に放してやった

イクアナが居たでしょう?

あの子さぁ、村に戻ってたんだよ。


以前イワンが住んでた小屋の前でさ、

ずっと待ってたんだって!

まるで名犬ラッシーとハチ公を足して

ソーダで割ったみたいな話じゃないか!

泣けるねぇ~


名前はマリョーシカだったよ~

鹿がマリョータで、鹿じゃ無い方が

マリョーシカ。

紛らわしい~


代わり番こに乗ってやらないと焼きもちを

こんがりと焼くんだってさぁ~


一体どうなってんだ?

何でそんなにモテるんだ?

教えてくれよ・・・マジで!


誰にでも一生に一度、モテ期が来るって

ゆーじゃなぁ~い

一度も来てませんからぁ~~~!

残念ぇ~~~ん!


完 ご愛読ありがとうございました。


***


2回目~~~


え?

酔ってませんよ~

完全にシラフですよ~


さぁ!話を戻しましょう!


そろそろモスピへの旅に備えて計画を

立てないとねって段階に来たんだ。

明確な決まりは無いけど、12歳前後で

成人と見做されるからね。


実は地球でも百年ほど前までは「子供」

と言う概念がいねんは無かったんだよ。

意思疎通が出来る様になる7歳くらいから

大人と同じように働いたんだ。

勿論、体力も無いし経験も乏しいから

「未熟な労働者」って扱い。


19世紀くらいになって、ようやく

「こいつら子供じゃね?」ってなったんだ。

それが一般に根付いたのは20世紀になって

からなんだよねぇ~。


びっくりでしょう?

「子供」って、ごく最近の発明なんだよ。


ちなみに英語のchild(ちゃいるど)ってさ、妊婦の

お腹の膨らみを指す言葉だったんだよね。

「子供」って意味じゃ無かったんだよ。


だからね、この世界で12歳はもう立派な

大人ってわけだ。

イリュパーが旅に出たのも12歳の時だった

でしょう?


あと2年弱。

あっと言う間だよ。


「イワン!お前はどうなんだ?誰を選ぶのか

この際、はっきりさせろよ!」

「そうだよぉ本命は私だって教えてあげて!」

「レイサン家に部外者は口を出さないで!」


さぁ!どうする?イワン!


「え?何の話?」

イワンの馬鹿ぁ~~~

話し聞いて無かったのかよ~

鼻くそほじるのやめろ!


それとも理解が出来ないのかな?

馬鹿だから。


「サーシア!貴方はどう考えてるの?」

「そうよぉ私が良いって教えてあげてよぉ」

「もうお前が決めろよな!」


『みんなで契約すれば良いじゃないの。』


「それが出来ればモメねぇ~よ!

多重契約が出来るのは聖女だけじゃん!」

「ちんちん切る?それで通らない?」

「おっぱいも要るんじゃないのぉ?」


『物騒な事を言わないでちょうだい!

切られたらたまったものでは無いわよ!

どうやって子作りするのよ!

アリーゼとアーミアとサラーラを産んで

あげないと駄目ですのよ?』


「そうだよ~せめてアリーゼが生まれてから

にしてよ~」

「ちょっと!アーミアもちゃんと産んで!」

「サラーラも!」


ハニーとミコと魔子も騒ぎ出した~

収拾が着かないよ~

なんとかしてルルナ~


「いい加減にしなさい、みっともない。

取り敢えずサーシアと契約しなさい。」


「サーシアと?」

「えぇ、それからサーシアとイワンで

精霊賃貸契約を結んで、三匹とも貸し出せば

良いじゃないですか。」

「あぁ~!その手があったか!」


さすがだね!ルルナ!

やっぱり頼りになるよ~君は。


ちなみに人が精霊を数える時は「柱」って

言うんだけどね、

精霊同士では「匹」って言うんだ。


特に理由は無いんだけどね。

なんとなくそーゆー慣習かんしゅう


って事はあれか?

あれをやるのか?

知る人ぞ知る、必殺!小指の思い出!


何をするのかは、その時までのお楽しみ~



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ