GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞 受賞作品
ツッコミ「ど~も~ これから僕ら二人で漫才をやらせてもらいますんで、よろしく」
ボケ「嘘ですけどね」
ツッコミ「嘘じゃないですよ~ 本当ですよ~ 僕ら漫才師ですからね」
ボケ「それも嘘ですけどね」
ツッコミ「嘘じゃないですよ~ 漫才師以外が漫才の舞台に立って、一体、これから何をやろうって言うんでしょーかー」
ボケ「違います。僕はアルバイトが本業ですから」
ツッコミ「それは初耳だなぁ、オイ」
拳を握り締め、歯を食いしばった笑顔をツッコミは浮かべる。
ボケ「ンフ」
謎の笑い。
それからゆっくりと、ボケがツッコミを見る。真顔。ツッコミは固まった笑顔のままそれを見返す。目が笑っていない。たっぷり間を置いて、
ツッコミ「はぁいっ。なんと、今日これからやらせてもらおうとしている漫才は、小説投稿サイトの『小説家になろう』さんで行われた“GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞”という漫才・コントの脚本応募企画の受賞作なんです」
ボケ「嘘ですけどね」
ツッコミ「本当ですー。そんな嘘をついて何になるのでしょうか?
とにかく、その受賞作ですからね、楽しみにしていてください」
ボケ「つまり、素人が考えた漫才です」
ツッコミ「素人言うな」
ボケ「失礼しました。ド!素人が考えた漫才です」
ツッコミ「ド!をつけるな。ちょっと強めのアクセントでド!をつけるな」
そこでまたボケがツッコミを見る。真顔。ツッコミは固まった笑顔のままそれを見返す。やっぱり、目が笑っていない。たっぷり間を置いて、
ちょっとノリを変え、
ボケ「大体ね、漫才において脚本なんて参考にしかならないんですよ。こーいう企画は、そこを、そもそも、分かっていない」
ボケ、力強いアクション。
ツッコミ「根本から企画自体を否定するな!」
ボケ、やはり力強いアクション。やや演説口調で、
ボケ「舞台っていうのは生き物ですからね。舞台の雰囲気に応じて、臨機応変に対応するっていうのが、漫才の醍醐味なんじゃないですかね? なんなら、フリートークだって充分に面白いわけですから。
今日の客はちょっと堅いから、まずは和ませていこう、とか。笑い疲れていそうだから、まったりいこう、とか。明るいテンポのノリがウケタから、もうちょっとリズムを足していこう、とかとかとかとかとかとか、ね」
ツッコミ「“とか”が、多い!」
ボケ「素人はそーいうのを分かっていませんから。実際、この受賞作だって、台詞と台詞の間に“ここで、客席、大爆笑”なんて書かれていやがるんですよ?
流石に、寒いって思いましたね。お前がパソコンの前で考えた通りにお客さんが笑ってくれて堪るかってなもんですよ。そんなに簡単にいったら、僕らは今頃、もっと売れてますよ!」
ツッコミ「いや、これ、嘘ですからね、皆さん。“ここで、客席、大爆笑”なんて、書かれていませんからね」
ボケ「嘘じゃないですよ。なんで、そんな嘘をつかないと駄目なんですか? 何なら、『小説家になろう』のサイトにアクセスして確かめてみてくださいよ」
ツッコミ「いや、本当に嘘ですよ? 本当に『小説家になろう』のサイトで確かめてみてください。スマフォを持っている方は今すぐにでも」
ボケ「『小説家になろう』には、便利な検索機能もついています。“GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞 受賞作品”で検索をかけると、この作品がヒットします。それで読んでみてください。
なんなら、他の作品も読んでみてください!」
ツッコミ「そうです! 他の作品も是非読んでみてください! これよりもっと面白くてためになる、様々なタイプの作品が手軽に無料でたくさん読めますから!」
ボケ「『小説家になろう』には、書籍化されたり、漫画・アニメ化された作品もたくさんあるんです! 自分が応援した作品が有名になったら嬉しいじゃありませんか!? どんどん読んで、そして応援してください!」
ツッコミ「できれば広告もクリックして、そのサイトにとんでみてください。きっと、素敵な商品に巡り合えますからー!」
ボケ「オイ」
突然、そこでボケが真顔でツッコミを見る。
ボケ「漫才の振りして、サイトの宣伝をしてるんじゃあない!」
ツッコミ「そりゃ、お前もだろー」
二人「どうも、ありがとうございましたー」
思いっ切り運営に媚びてみました。