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2100  作者: ドクター
1/1

〜そう遠く無い未来〜

2020年ー

この年は東京2020と題して、

日本中が東京オリンピックに歓喜した年だ。

多くの国民が日本選手の活躍に涙し、感動に包まれた。このオリンピックイヤーのたった80年後がとんでもない事になるとは、

ほとんどの国民はまだ知る由も無い…


我が国が1899(明治32)年に人口動態の統計をとり始めて以来、初めて出生数が死亡数を下回り、2005年には総人口が減少に転ずる人口減少社会が到来した。出生数は約106万人と、過去最低を記録した。


この少子化傾向が続くと、人口減少は加速度的に進行し、21世紀半ばには総人口は1億人を割り込み、2100年の総人口は現在の半分以下になると見込まれる。人口の高齢化もさらに進行し、やがて3人に1人が65歳以上という極端な「少子高齢社会」が継続することになる。


急速な人口減少は、経済産業や社会保障の問題にとどまらず、国や社会の存立基盤に関わる問題である。


2100年現在ー


2020年当時いた人口約1億2526万人に対し、

80年後の2100年の今、日本の人口は

わずか、4959万人。

これは明治末期の総人口とほぼ同じだ。

このうち41.1%にあたる2038万人は65歳以上のいわゆる高齢者だ。


そう、2100年では高齢者を除くいわゆる現役世代(子供等含む)はわずか2921万人しか存在しない。


政府は、これ以上の人口減少に歯止めをかけるべく、新たな法案を可決させた…


それは!


「少子高齢化防止法」


この法案は、満30歳以上で婚姻関係に無い

男女には子供を作る意思が無いと見なされ

経済産業や社会保障の問題を加速させ

社会に混乱を与えるとして、

国家反逆罪が適応される事となる。


法定刑は死刑又は無期禁錮。


2100年では世の中の考え方が大きく変わり、

子供が作れる状態にあるにも関わらず

子供を作らない事は悪とされるようになっている。

それゆえに、生きる価値無し。と判断され

死刑になるか、もしくは、特別な施設に収容され無期禁固刑となるか。2つに1つとなる。


物語はここから始まる…


川上 悟は今、まさに30歳の誕生日を迎えよう

としていた。もちろん未婚である。

「や、やべぇ…深夜0時を過ぎると、

あいつら…黒服がやってくる。

どうすりゃ良いんだ?!

このままじゃ、殺されちまう!!」


カチカチカチカチ…

時計の針は刻一刻と正確に時を刻み続けている。


「あーもーちくしょう!30歳までに結婚⁇

このご時世無理に決まってんだろ?

男も女も年々減ってんだからよー」



ピンポーン!


深夜の静けさの中、インターホンの音が妙な恐ろしさと共になり響く。


「そうだ!このまま居留守を使っちまおう。

そうすればあいつらもあきらめ…」


ウィーーーン!ギャギャギャ!!

ゴリュゴリュゴリュ!


「な、なんだ?!何の音だ?!」


「!?」


「あいつら、チェーンソーで無理矢理ドアをこじ開けてやがる!!うそだろ?!」


ドバァアァン!!!


ついにドアが開かれた。


ドタドタドタドタ…


土足のまま数名の特別強制執行人が

部屋へと入ってくる。

特別強制執行人は裁判所の許可を得ており、

住居への強制侵入。銃の携帯と使用。

刑の執行が独断で認められている。

その場で射殺する刑の執行も少なくない。

故人へのせめてもの配慮か、人を殺める罪悪感からなのか、いつの頃からか、刑を執行する際、スーツでは無く喪服を着用するようになった。それゆえ、

今では特別強制執行人の事を通称黒服と呼ぶ事が多い。


黒服「川上悟本人で間違いないな?」

悟「…。」


銃口を向けられ、死の恐怖の為か、

うまく言葉を話す事が出来ない。


黒服「もう一度問う。川上悟で間違いないな?」


悟は恐怖心の中で必死に言葉を発っしようと

唇を動かした、その刹那。


パリン!


ゴロンゴロンゴロン。シューーーー


催涙弾だろうか?部屋中が瞬く間に煙で満たされていく。ほとんど何も見えない状態だ。


黒服「ゲホッゲホッゲホッ。

な、なんだコレは?!」


ダダダダダダダダダ!!!


黒服「マシンガンか?!下がれ下がれ!!」


???「今よ!窓から飛び降りて!!」


悟「だ、誰だよ??」


???「説明している暇はないわ。

黒服に殺されるか、ここから飛び降りるかの2択よ」


悟「おいおい!無茶言うなよ!

ここはマンションの7階だぜ?

飛び降りれるワケ…」


黒服「総員、防毒マスク装着!

逃がさんぞ!!」


悟に選択肢は無かった。


悟「どうせここにいればどの道黒服達に殺される。どうせ死ぬんだったら、飛び降りて死ぬのも同じ。そもそも2択なんかじゃねー

飛び降り1択じゃねーかよ!性格悪りぃ女だなぁ!ちくしょう!もうどーにでもなれー!」


悟は勢いよく7階の窓から飛び降りた。


ヒュー…


ドダァン!!!


悟は生き絶えた…


???「今回もうまくいったわね」


黒服「いつもありがとうございます。

これで警察も単なる自殺と判断し、

我々の仕事が明るみに出る事は無いでしょう」


???「いつものように後処理は任せたわ」


黒服「窓ガラスなど全て元どおりにする現状復帰ですね。かしこまりました。」


第2話へつづく


???の設定を募集します。

男なのか女なのか?

既婚なのか未婚なのか?

敵なのか味方なのか?

10以上のコメントが集まり次第、

第2話の製作へとりかかります。

あなたのコメントでストーリーが変わる。

♯みんなで作る新しい小説の形。

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