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理由

■ファイターとは、ファイティングラウンドというバトル系イベントで金をかせぐ者たち■

■彼らの中でも特にすぐれた者を、スターライト・ファイターと称する■


「……ですからっ。その話はもう断りましたっ。変なストーカー被害もありますし……失礼します!」


■そのファイターの一人、ポーラは、青白く光る立体画面に映る人影と話をしている■

■それが終わると、画面は消えて、話し相手の声も聞こえなくなった■

■これこそが、この世界における連絡手段の一つ、【サポート通信】である■


「すいませんサーシャさん。いきなり連絡が入って……」


■通話を終えたポーラは、改めてサーシャと向き合った■


「ポーラさん……!! 様々な大会で、若くして華々しい栄光をつかんだ、次代のランナー最有力候補の一人っ。この前の試合もすごかったです……!!」


「あはは……そ、そんなにたいしたことはっ。ないでうよっ。はいっ」


「ないでうよ?」


「……」


 顔を赤らめるポーラ。またコミュ障ムーブにもどったようだ。

 しどろもどろになりながらも、彼女はなんとかプロ選手としての体裁を整える。

 

「……こほん。失礼、取り乱しました。サーシャさん」


「い、いえ。わたしも少し熱くなってしまいまして……! すいませんすいません!」


「いえいえ。私のほうこそ――」


 コミュ障同士の会話はなかなかスムーズに進まない。

 進まぬ間にもクライスたちの試合は進行し、彼女たちはそちらの方への注意も外さない。

 それだけで、二人が現在の戦いに関心強いことが分かる。


「……すごい試合ですよね。まるでプロのような……」


「ようなではなく、間違いなくプロ級の戦いですよ。正直、まさかこれほどの選手がこの地にいるなんて。おどろきました」


 真剣なまなざしで評価するポーラ。

 彼女がそう言うということは、すでにクライスはプロで通じるLEVELということ。

 サーシャはおどろきながらも、心のどこかで納得している。


「さすがですクライス様……!!」


「クライス……クライスかぁ。やっぱり聞いたことのない名前。いままでどこに潜んでいたのでしょうか……?」


 サーシャはクライスのことを、きらきらした瞳で見ている。

そして、ポーラもやはりクライスへの関心が強い。

 アスリートとしてのするどい視線を、その一挙手一投足に向けている。

 そんな彼女へと、背後からかけられる声があった。


「ははは! なんだなんだ! エレジー殿はだれと試合をしているんだ?」


「あ、すいませんっ。少し試合に集中してしまって……」


「いやいや。これはなかなか見ごたえのありそうな……ふむ。なるほどなるほど、あの少年はかなりの選手ですな。お知り合いで?」


 声をかけてきたのは中年ぐらいの男性。少し短足気味で、全体的な身なりが整っているために清潔感があるように見える。

 彼の背後には、一人の赤髪青年が立っていた。


「ニューズさん。早くポーラさんを連れて、打ち合わせにいきましょうよ。僕たち三人だけでも充分でしょう? あんな気まぐれな人はほうっておいて……」


「おいおい。雷神さまにむかって、そんな言葉遣いはないだろうスターク殿。エレジー殿ほどの選手がいれば、より数字を取れるアイディア浮かぶというものだ! ははは!」


「はぁ。ポーラさんには悪いですけど、僕あの人苦手なんですよね。なんか自分勝手すぎて……。チームワークを乱すのはなぁ」


 スタークと言われた青年はうんざりした声色で、いま戦っているエレジーを評した。

 彼の視線には少しだが尊敬の念が混じっており、その実力はみとめていることが分かる。

 サーシャはそんなスタークを見て、おどろいた表情をうかべていた。


「スタークさん……!?? 【イヤシノ地区】最強のジルヴァラ……!?」

 

「おっと、まいったな……。やっぱり変装必須?」


「だから言ったんだ。無駄な騒ぎになるから、きちんと備えはしておけと。エレジー殿のことを言えた立場か?」


「むっ」

 

 ニューズにそう注意され、顔をしかめるスターク。

 サーシャはそのやりとりを見て、緊張からか口をパクパクさせている。

 テレビでしか見たことのないスターが目の前にいるのだから、それも無理はないのだろう。


「な、なんでこんなところに……。ジルヴァラで有名な三人が……? なんでっ」


「……ああ、すまないね。きみたちが使っている試合場に、いきなり乱入する形になってしまって。利用料と何かしらの詫びの品をあげたいと思うんだが……どうかなお嬢さん?」


「確かになぁ、これはごめんなさいだ。本当いい迷惑だよあの人は。なので、さっさとこの試合を止めませんか? どうせ勝敗の見えた勝負でしょうに」


「あ、あのー。そういう言い方は……エレジーちゃんも悪気はないですし……。ですし。……それに、勝敗はまだわからないですよ。だって――」


 ポーラは声色に真剣さをにじませ、目を細めてクライスを注視する。

 彼のことを探るような視線は、研ぎ澄まされた一本の名刀のごとく。

 

「そろそろ反撃に出そうですよ。彼」


●■▲


「ふー」


「あははっ。楽しいなぁ! ひさしぶりだよ、こんな感覚!! もっともっと見せて! その走り!! クライスくん!」


「そうか。そんなに楽しいか」


 俺はただ疲労している。

 強い選手と戦うことによる高揚なんてものはなく、すぐに試合を終わらせたい気持ちが強い。

 カメ朗やフジ丸は必死になってるが、正直……勝手にやってろって感じだ。


(はぁ。めんど)


 何度抜こうとしても微妙な差で止められる、相手選手のやっかいさ。カメ朗たちのブロックも一瞬で破壊されるため、なんの助けにもならない。

 ……俺の動きが読まれている? めんどうだ。

 もう少し余裕で勝てれば、楽できてよかったというに、このままわざと負けてやろうかとすら思えてきた。

 

(……)


 すこしだけ背後をふり向く。

 その間にも、試合は進んでいく。


「ぐああ!? しびれるー!?」


「ち、ちくしょうっ。まるでだめだ……!!」


 二人のブロックが破れ、怪物ランナーがこっちにくる。

 あいかわらず・共感できない表情、心底楽しそうな人生謳歌ムーブで。

 気力をまといながらこちらに向かってくる彼女の姿に、若干……若干ではあるが想ってしまった。


(――うっとうしい、な)


■体にみなぎる力が■

■目前の敵に向けて、たしかな敵意となって放たれる■


「!! うわ! すごいプレッシャー!」


 エレジーの体が急速駆動し、前方へと距離が離れる。

 後退した彼女の判断は正しかった。

 あのままだったら、格好わるく八つ当たりしていたかもしれないな。

 俺の【全力】で――。


「はぁ……」


 ため息を一つ。

 せっかくの異世界平穏ライフがSTARTするというのに、なぜにこんなに面倒なことを。

 ……ああ分かってるさ。こんなことをしている理由なんて。


「いくか」


「っ!? わわ! いきなり!?」

 

 一気に走りだす。

 エレジーはいきなりのことで動揺している。

 しかし、そのディフェンス体勢にゆるみはなく、さすがは場数を踏んだプロの動きだ。まるでスキがない。


(かまうか。終わらせる)


■加速に次ぐ加速■

■この試合の中で、最も速いスピードを見せる■


「はやいっ。けど、忘れてない? あたしの電撃!! そのスピードじゃ急に止まれない!」


「ああ。で?」


■電撃の壁が前方にある■

■なので急停止■


「えっ!? うそっ!?」


 俺の急停止に驚くエレジー。

 なにをそんなにビックリしている?

 電撃に当たらないよう、ただ普通に対応しているだけだ。


(そして――)


 荒れ狂う電撃の中に視点を向ける。

 集中して・その中にある光明を見つけようとする。

 もう慣れているんだ、その手の作業は。


(右近くが消失・左遠くに出現・中央に空き・右上に多数渦巻く電撃・左下に弱いが断続的な電撃……なるほど)


■不規則に見える電撃の渦■

■しかし、その中にある法則を発見した■


「そこか」


■電撃を裂くように、渦の中を走り抜ける■


「ええっ!?」


 敵は俺の動きに動揺。

 一瞬、反応が遅れる。

 それが命取り。


(敵を倒すのではなく・抜き去る)


■エレジー自身が向かってくるが■

■その、雷神のブロックをかわして■

■俺は勝利の道をただ走る■


「させないよ……!! そんなこと!」


 敵選手の声が響いた。

 しかし、俺の方が速度は基本的には上とみている。 

 一度抜き去った以上、彼女が追いつくことは不可能だ。


「どいてどいて!! ふきとばすよ!!」


「う、うわああ!?」


「こっちにきたー!? ぐわあ!?」


 なので敵が走る方向は俺の逆。

 俺たちの陣地を走り抜け、その先にあるゴールをめざすという選択肢しかない。

 疲労したカメ朗たちでは大したブロックにはならず、さらに彼女のスタート位置はゴールに近く、俺の方が速くても先にゴールされてしまう可能性は高かった。


「だからこそ――奥に配置した盾が活きる」


■エレジーの前方には、その進路を阻む壁がある■


「しまっ!?」


 壁の正体は、盾を持った防衛モンスター×6。

 最初にどんなモンスターをチームに入れるか選ぶとき、この形になることを予想して【防御特化】のやつにした。

 これならば彼女でも簡単には突破できない。


「そして、こっちは」


 俺の前に立ちふさがるは、同じく防衛モンスターの群れ。

 しかし自チームのとは違って、防御に特化しているわけでもなく、LEVELもかなり低めに設定されていた。

 

「これなら余裕」


 様々な武器を構えた人型防衛モンスターが、一斉に走りをブロックしようとする。

 その速度はなかなかのものだ。

 

「その程度でしかない、が」


 よけていく。

 俺に向かってくる攻撃の数々を、すれすれですべて回避。

 土煙を大きく上げながら、フィールドを自由自在に走り抜ける・それでもまだ全力ではない。

 全力を出す気はない。

 理由は単に面倒だから。

 だがまあ。


「勝つけど」


 一瞬だけ背後を向いた。

 そうして、ほんの少しだけやる気を出す。走る気力を湧かせる。

 俺が早いか・敵が早いか。

 勝利するのは・どちらか一方だけ。

 勝利するには、敵を倒す必要はない。


「ただ前へ」


 足を進めて、ゴールするだけでいい。

 それこそが勝利につながる道なのだから。

 ならば俺は――。


「最強だ」


■だれよりも早く、俺はゴール地点を踏みしめる■

■その瞬間に眼前で赤と青の光が乱舞し、勝利を告げた■

■勝った。試合に勝てた■

■それでも変わらず無気力のまま、ぼんやりと空を見上げる――――ああ・怠い■


●■▲


「ゲームセットか。いやはや大したものだ、あの少年……」


「へえ。まあまあやるんじゃないかな。無名にしてはだけど」


「ほう。君なら勝てるかねスターク殿? あの少年に」


「当然でしょう。僕と【ミリアム】の連携なら余裕で止められますよ。一人だと少し手こずるかもしれませんけど……あの程度の走りなら大した敵じゃない。二、三年経ったら分かりませんけどね……しゃくだけど、才能は認めてやりますよ」


 クライスがゴールしたことにより、口々に感想を言っていくギャラリー。

 プロ選手から見てもその試合は見ごたえのあるもので、ポーラの関心はチームメイトを負かした謎の人物に強く注がれていた。

 だがそれ以上に、クライスへと熱情を向ける女性が一人。


「あわわわ……。すごい、すごすぎるよ……!! あの雷神さま相手に勝利するなんて……!! クライスさまカッコいい……!!」


 目をきらきらと輝かせて、サーシャはよろこんでいた。

 それはまるで、ヒーローを見る子供のような姿でもあり、彼女がクライスにかける期待の表れでもある。

 純粋な好意に彩られた少女の瞳は、あるいはどんな宝石よりも美しいかもしれない。


「ええ。本当にすごいですね。ですが……」


「?」


 ポーラは目を細めて、クライスのことを探るような視線を送っている。

 彼女が注目しているのは純粋なスピードではなく、その内に秘められたテクニック。


(俊敏性……。電撃の直前で急停止・急加速。そうして、エレジーの魔導の中を走り抜いた。さらに恐るべきことは――)


●■▲

 

「つかれた」


 ぐったりと肩を落とす。

 試合時間はよくわからないが、とにかくそれなりに走って疲れた。とにかく休みたい。

 休暇はいつだって人生に必要なんだ。

 休みすぎなんてナンセンス、どれだけ休んだって足りはしない。


「ふー」


「すげぇーよ!! やっぱおまえの走り!! プロLEVEL!! 充分通用するって!」


「そうそう!! やばいって! まじ!! あの女神エレジーさま相手に……!! 最強じゃん!!」

 

 やたらとテンション高いなこの二人。カメ朗&フジ丸。

 まあ、こいつらのおかげで勝てたところもあるし、一応感謝はしておこうか。

 俺に対する称賛に関しては……特に思うところもない。勝手にはしゃいでいてくれという感じ。


「あーもう!! くやしいー!! まけたー!!」


「……」


「次は絶対勝つからね!! この敗北忘れない!! 顔覚えたからー!! クライスくん!!」


「……」


 なんか面倒な人種と関わってしまったなと、若干うんざり気分。

 まさかリベンジとか申しこまれたりしないよな?

 なんで試合で疲れたっていうのに、さらなる面倒ごとが発生しそうになってるんだ、勘弁してくれよ。


「ねえねえ! 君ってこの村に住んでるの!? あと連絡先おしえて!! また試合して!! ねえ! いいでしょ!? いいよね!」


「少しうるさい。音量ダウンして」


「あっ、ごめん。ついつい! ごめんご! もっと静かにしゃべるね!! よし! 音量ミュート!!」


「いや、できてない」


 本当にさわがしくてウンザリ。なんとか会話を中断する方法は? それと、なんか顔赤くないかこの娘? 試合後だから?

 どうにも俺だけでは、コミュ力的な意味で対応できないぞコレ。


「エレジーさま!! オレはフジ丸っていいます!! よろしく!」


「エレジーちゃんー!! おれはカメ朗!! 彼氏はいないZE! 連絡先交換する? する? するよね!」


「ええ? ごめん。君たちにはあんまり興味ないかなぁ。あたしはクライス君と話したいの」


「「そ、そんな~」」


 ちょうどいい盾が二つ沸き出たな。

 こいつらなら、しつこく時間稼ぎしてくれるという信頼がある。

 試合より頼りになる。本当に。


「よし」


 二人のブロックによって、うっとうしい会話は途切れた。

 この隙に逃走するとしよう。


「ははは! みごとな試合だった!! すばらしいね、君の走りは!」


「は?」


「おっと! すまない! いきなり現れて、意味が分からないよな……私はこういうものなのだが……」


「……」


 オッサンに呼び止められた。

 だれだよ。また見知らぬやつが。途中から何人か観戦してるな、とは思っていたが。

 なんかグイグイくるタイプで苦手だな……。しかも、名刺を差し出してきてるし。受け取りたくない。


「はあ」


 とは思いつつもスムーズに受け取ってしまう、社畜精神発揮。ついでに名前も教える。

 ……悲しき反射。

 くそ、これでまた面倒なことになりそうだっ。


「あー、えっと、つまり。……監督?」


「……そうさ! プロチームのね! さっきの走りは、私から見てもすばらしいものだった……! とても初心者とは思えない! というわけで、君と関わりを持っておきたいというわけだ。絶対に磨けば光り、将来の成功は約束されている……そんな才能を逃したくはないからね」


「……」


 スカウト。的なやつなのか。

 まさか、そんなスポーツ漫画みたいな展開が現実で……いや異世界だったわ。

 

(……なんというか。隠しもしない俗っぽさを感じるおっさんだ)


 ギラギラと光る野心を瞳の奥で燃やしている。

 ……まあ、それが逆に俺の警戒心をゆるめているのだが。


「もし私のチームに興味があれば、いつでも連絡をくれ。それ以外にも、競技に関する相談があれば聞こうじゃないか。未来のスターくん」


「ああ、まあ……」


 あいまいな返事を返す。

 なんかいきなりそんなこと言われても……ということは、相手も分かってるからこその後日連絡をくれか。

 すでに俺の人物像を量られている気がする。


「ニューズさん。用事は終わりましたよね? 早くいきましょうよ」


「おお。そうだなスターク殿。またせてすまない……では。クライス殿。またの機会に」


「ああ。はい」


 赤髪の青年……スタークという名前らしいに急かされ、ニューズとかいうおっさんは去っていった。

 二人の仲間らしき謎の美少女が一人、こちらをちらりと見ていたが……まあいいか。

 最後まで俺に連絡先を聞いてきたエレジーに関しては、結局その美少女に引きずられていった。


【あーもうっ。じゃあこれ! これだけでも受けとって! ね!】


【はぁ】


 しかし、そのエレジーに紙切れを一枚わたされた。

 めんどうなことになりそうなんで、しぶしぶ受けとっておいた。

 ……なんか、またこの女には絡まれそうな気がする。


「……ともあれ」


「うおー!! エレジーさんにサインもらっちまったー!! めっちゃうれしいー!!」


「絶対あの娘、おれに気があるよな? なんていうかオーラで感じたわ。運命の相手だって」


 おばか二人が、去っていったエレジーとの交流によりテンションMAX。

 カメ朗にいたってはストーカーみたいなことをほざいている……まあ、冗談で言っているんだろう。


「いやまさかとは思ったぜ? しかし……。あの娘の視線が……というか笑顔? すごい癒される感じでさ……ふつう、好きでもない男にあんな笑みを見せるかふつう?」


「……」


「これはまちがいなく、脈あり……ってやつだ。そうだろう? なぁ? おまえもそう思わないか? 結婚までいけそうじゃない? これ?」


「ああ」


 こいつは、今のうちに警察に突き出した方がいいのではないか?

 そんなこと思ったが、めんどうなのでやめておいた。

 こいつに関わると100%めんどうになる。


「クライスさま!!」


「お」


「す、すごかったです! 本当に!! 興奮しましたー!!」


「……」

 

 かなりテンション上がってる感じの天使・サーシャちゃんが笑顔で走り寄ってくる。

 いつ見てもいやされる雰囲気。

 さっきまでのだるさが解消されていくような。そんな気分。

 しみわたるような清涼な気配が、陰鬱な感情を消していってくれる。

 まとわりつくような日々の疲労なんて、なかったかのように。


(ああ)


 そうだよな。

 試合中に一度ふり向いた、彼女の方へと。

 どうしても気になっていたから・勝つための原動力がほしかったから。

 なにもかもやる気が出ない俺が、唯一と言っていいほどに惹かれてやまない存在。

 そんな彼女の笑顔が在るから。


 だから俺は走ったんだ。

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