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伝説のニワトリの伝説  作者: 伝説のニワトリ
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5話 準備運動

正直言って怖いんですけど。

ーーーーーーーーーーーーーー

夜を宿で過ごし翌朝。

「おはよ〜」

アクビをしながらリリムが挨拶をしてくる。

「おはよう」

昨日ギルドの酒場で料理人を見てコピーした料理スキルを使って、弁当を作っていた俺は挨拶を返す。

ソルデは一足先にギルドへ向かった。

集合は今から30分後。この世界でも時計は元いた世界と変わらないので助かる。

俺とリリムは各自準備をして宿を出発し30分後ぴったりにギルドに着いた。

「こっちっす!」掲示板が置かれているギルド最奥付近の席にソルデが座っている。

俺はそちらに手を振りソルデの元へ向かう。


軽く雑談をしているとクエスト出発時間になった。

俺の冒険者人生スタートだ。


ギルドの近くの港から大体1時間くらいすると島に着いた。

「それでは10時間後にここに迎えに来ます。健闘を祈ります。」

若い船長に見送られ、俺たちは森に入った。


少し歩いたところでリリムが「ニワトくん!今日は沢山のスキルコピーできるように、上質なマナタイトも持って来たからね。」

そうである。スキルには魔力を使う。俺のスキルの場合コピー時に魔力を少し使うだけで、コピーしたスキルを使うのには魔力を必要としない。コピーしてしまえば使い放題のチートスキルだ。

「ありがとう!」

そんな会話をしながら進んでいく。


島の中央まで来ると野原のようなところに出た。

「あの土の盛り上がってるところは?」

不自然な土の盛り上がりに俺が疑問を持つとソルデがいきなり地面を殴りつけた。

すると盛り上がりから土煙が上がり中から「デカっ!」

俺は目の前に現れた像ほどある亀を見て声が漏れる。

「あのモンスターはアイアンタートル。その辺にいる亀の数千倍の硬度を持つ亀よ。」

「でもそんなに硬そうに見えないよ?」

アイアンタートルの体は普通の亀のようだ。

「見てるっすよ!」

ソルデが落ちていた石を投げつると、アイアンタートルは皮膚から溶けた鉄のようなものを出し固まった金属で体を守る。

リリムが、さぁと言ってくる。

俺はそれを理解して「コピー!」

俺はアイアンタートルのスキル『タートルメイル』をコピーした。

するとリリムが昨日見た黒い炎ではなく普通の炎の斬撃でアイアンタートルを金属の鎧ごと切り裂いた。

アイアンタートルは体全体にはっていた金属を地面に垂らしながら倒れた。

「すげぇ」

俺が驚きの声を漏らすとリリムとソルデがニヤニヤと...おいソルデお前は何もしてない。


その後俺たちは森の中でスライム、小さい洞窟でキングバットを倒し、俺はそれぞれから『溶解』『サーチ』

をコピーした。

その後アイアンタートルに遭遇した野原に戻り昼食をとることにした。


それにしても剣士のソルデが素手で戦闘してることが気になるんだが。


冒険童貞卒業です。

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