キャラメイク2
本当はまだ投稿し始めたばかりだし最初は短い間隔で投稿していこうと思ってはいたんですよ。本当に
……シュタインズゲートゼロはじめちゃったんです。楽しいです。「救えなかった物語」って言うのでちょっと手を出してなかったんですが、アニメ見て少し楽しそうだなって思いまして。えぇ、すいません言い訳でした。
それでは2話目どうぞ
「これで種族は決定じゃ、次は職業じゃな。」
シキは言うと、一つ柏手を打った。すると職業について書かれていた巻物が勝手に巻かれていき、完全に巻かれるとまた勝手に広がった。巻物には既に種族の事は書かれておらず職業の事が書かれていた。
「なんとも凝ってるな」
「そうじゃろそうじゃろ、上の趣味でな。だが、妾もなかなかに気に入っておる。」
苦笑気味に言うと、シキも少し嬉しそうに同意してくる。こちらも笑みを返しながら巻物に目を通し始める。
戦士 武器を持って戦うことを得意とする職業。職業スキルとして武器スキルを一つ選ぶ事が出来る。物攻・物防に補正値[小]
◯魔術師
遠距離からの魔法攻撃を得意とする職業。職業スキルとして1つの属性の魔法スキルを選ぶ事が出来る。選んだ属性の魔術師となる。魔攻・魔防補正値[小]
武道家
己の肉体を武器として戦う職業。職業スキルとして【蹴り】か【拳】から1つスキルを選ぶ事が出来る。俊敏・器用に補正値[小]
神官
回復魔法を使い仲間を癒す職業。職業スキルとして【回復魔法】を覚える。魔防・運に補正値[小]
代表的なのはこれくらいだろうか、職業スキルを合わせると最初は皆スキルを6個覚えるのだろう。そして俺が特に気に入った職業がこれだ。
手品師
手品を行い観客を喜ばせるなど大道芸を得意とする職業。職業スキルとして【手品】を覚える。器用・運に補正値[小]
「職業は手品師にしてもらえるか。」
「手品師とは、なかなか珍しいチョイスじゃな。皆は武器を振り回したり魔法打ったりと、普段は出来ない事をやりたがるものではないのかの?」
「他所は他所って言うだろ。俺には手品師になりたい理由があるんだよ。」
「その理由は教えてくれるのかの?」
「もちろんいいぜ。俺は道化師が大好きなんだよ。 ほら、何か格好いいじゃん。で、俺の道化師のイメージ的には手品とかもしてる感じなんだよ。だからまずは手始めに手品師になろうって理由なんだよ。」
「かかっ、目標を持つことはいいことじゃ。それに面白そうじゃしの」
俺の熱弁?にシキは楽しそうに笑う。
「では職業も決まりでよいの。次はスキルの選択じゃ」
また一つ、シキが柏手を打つと先程と同じように巻物が勝手に勝手に巻かれ、そして広がる。すると今度は大量のスキルが書かれていた。
「選べるスキルは3つじゃ。お主の場合は種族が人間じゃしの、ここでスキルポイントを使って4つ目、5つ目のスキルを覚えることも出来るぞ。まぁ、なんにせよスキルの数は膨大じゃ。それに組み合わせも沢山あるしの。時間はまだまだあるのじゃ、自分に合ったスキルを選ぶのじゃぞ。」
俺がスキルを選ぶ基準は道化師ロールに必要かどうかだ。
まず、道化師とは滑稽な姿や行動で他人を楽しませる者である。だが、アニメや小説等ではそこに強く、妖しさや不気味さが出ているものも多い。俺はそんな妖しくも不気味であり滑稽な道化師になりたいのだ。
まずは攻撃方法だろうか。戦う際にもできるだけ道化師らしさを出していきたい。
ふと、思い浮かんだのは投げナイフであった。似たようなスキルはないかと、調べるが【投擲】くらいしか無いようだ。だが、ナイフを投げれば良いことだし【投擲】は決定でいいだろう。
だが、【投擲】スキルだけでは少し遠距離攻撃は心もとない気がする。それにせっかく魔法が使えるのだから使ってみたいと思うのは自然のことだろう。
魔法、決して現実では使うことは出来ない力。実際には在るかもしれないが、俺は使うことが出来ない力。そんな力が使えるのだ、正しくは使えるようになるのだが、興味を持たない訳がない。
そして、選んだ魔法は【無属性魔法】理由は弱点の属性を持たないからだ。なにものにも勝らないが、なにものにも劣らない。格好いいだろう?
こうして二つのスキルが決まった。人間以外の種族を選んだやつは、後一つしかスキルが選べないのだろうが俺はスキルポイントを使えば後三つまで選ぶ事が出来る。
残りの三つの内、一つは生産スキルが良い気がする。アイテムを買ってばかりでは出費が嵩んでしまう。それにオリジナルの道具で道化師っぽい物を作ってみるのもありかもしれない。
「なあ、オリジナルの道具を作るスキルってなにかないか?」
「む、道具か?そうじゃの【魔具作成】何てのはどうじゃ?色々作れるぞ。」
「例えばどんなのが作れるんだ?」
「何でもじゃ。なにかを作る際の要のスキルじゃからな。これ以上ヒントは無しじゃ、あとは自分で考えい。」
要って事は他の要素も必要ってことなのか?じゃあ生産スキルは二つとろうかな、スキルはポイントがあれば増やせるんだし。
「そういえば、スキルポイントってどうしたらてにはいるんだ?これくらいは説明してくれるだろ?」
「まぁ、それくらいならいいじゃろ、スキルポイントはレベルが上がれば1ポイント貰える、他にも獲得できる手段はあるが……それはについてはゲームが始まってから自分で探すのじゃ。」
5レベルで一つスキルが覚えられるらしい、しかしスキルのランクアップにもポイントを使うのでスキルはそう多く覚えられないだろう。
まぁ、悩んでも仕方ないだろう生産スキルは【魔具作成】と【調薬】で決定だ。【調薬】スキルを選んだ理由は毒や麻痺等の状態異常が使いたかったからだ。道化師は状態異常を使うイメージがある……俺の中では。
最後は、近づかれた時に対処するための近距離用のスキルだが、これは投げナイフに合わせて【短剣術】でいいだろう。
「決まったぞ。」
「なんじゃはやいの、もっと時間がかかると思っていたのじゃが。では決まったスキルを教えてくれるか。」
「あぁ、【投擲】【無属性魔法】【魔具作成】【調薬】【短剣術】の5つだ。」
「スキルポイントは全部使ってしまって良いのか?」
「構わない。」
「では、これで種族、職業、スキルが決定した。キャラクターメイキングはこれにて終了じゃ。」
「待ってくれ!まだ名前が決まってないだろ?」
「プレイヤーネームに関しては、明日のサービス開始時に決定出来る。それまで待っておれ。それにまだ、やるべきことはあるぞ?」
「キャラメイクだけじゃないのか、他に何があるんだ?」
「スキルを覚えても使えなくては意味が無かろう。そのためにまずは、チュートリアルじゃ。」
仕事終わりに布団の上で書いてるんですが異様に眠くなるんですよね。読んでても眠くはならないんですけど。