1/3
雨の日の思い出
雨の日になるといつも思い出すことがある。
たしかあの日も
今日のように雨が降っていた。
僕が君にさよならしたあの日。
明るくて可愛らしかった君は
根暗でどうしょうもない僕を
いつもかまってくれたよね。
朝から、元気に
「おはよう」
って言ってくれたり
夕方になると
「またあしたね」
って言ってくれたりもしたよね。
いつからだったか僕たち2人は
毎日のように一緒になって
日が暮れるまで遊んでいたっけ。
僕はね君が大好きだったんだ。
きっと、君は気付いていなかっただろうけど
明るくて楽しくて、とっても可愛らしい君が
僕は大好きだった。
あーあ……
大好きな子とお別れする時くらい
晴れた日がよなったなあ