闇の使い手編三
私の第二試験は、途中で中止された。
闇の使い手編三
闇の中。
「いいか。お前は、不死鳥が出てきたらお前が、やつの代わりに殺すのだ。これでお前は、幹部入りを果たす事ができるんだぞ。」
組織の中で、そんな会話があった。
男はまだ小さい少年に・・・服を着ていない全裸の少年に優しく語りかけた。
「お前がうまく行動したらそれ相当の格好と、ほしいものを渡そう。」
少年はぱぁぁぁぁぁと微笑んで何度もうなずいた。
「ならば行け。鞭に打たれたくはないのだろう。」
少年はさっと走り去っていった。
「グワェェェェェェ!」
不死鳥が、私の前の木に止まり、目を細くしてにらむ。
「少女よ。私に何を望む?」
不死鳥が語りかける。
私は、汀を落としてしまった。
「不死鳥はしゃべるの?」
「そうだ。私はしゃべり、不死であるためお前には殺せない。そして、私は殺せる。」
「・・・・・。そんな・・・・。」
私は、地面に座り込む。不死鳥は、翼を大きくはためかせ木から飛び立ち、羽を落とす。
「私は、龍などのように甘くはないぞ。瞬殺だ。死ね。」
嘴を風で尖らせ、大きく下降して、私の頭上に落下してくる。
「待て。僕が倒して、第三試験は僕が受ける。」
鶴斗亀途太が、試験場に・・・不死鳥の真上に降り立った。
途太は伝説の大剣、黄金像剣を両手でもち、不死鳥の首に剣をかけた。
「お前は、これで死ぬ。不死八倒暫。」
「ギュゴエ・・・・・・。」
目をクワッと見開き、不死鳥の首は、カクンと下がった。
不死鳥は死んだ。
死なないはずの不死鳥は。
「次に、僕は第三試験の邪魔になる人間を完全排除する。頭脳軍の命令により。黒崎理緒。貴様をこの剣により、黄金像へと換える。」
そして剣を不死鳥の首から私に換えた。
「僕の次の目的は貴様の死により果たされる。両親は解放されるんだ。心安らかに逝け。」
不死鳥の次は、これだ。
続く
ファイル七 鶴斗亀途太
私は、彼をどこかで見たような気もする。




