目的は殺し屋編 殺し屋は三日坊主
第三話は、仕事が殺し屋の人の説得を試みマース。
目的は殺し屋編 殺し屋は三日坊主
ここ最近、連続殺人が起きて、新聞も、ニュースもこればっかりである。警察は、犯人像を切り裂きジャックとして捜査をしている。新聞を本部で見た私は、新聞を天井めがけて投げつけた。パソコンをかちかちいじっていた長官は、大声で私に与える次のミッションを決めた。
「お前の次のミッションは、その切り裂きジャックを捕まえろ。いや。犯人を暴け。」
そして、私は公園にいる。次の被害者が分かったからだ。東堂箕郷。占い師をしている人だ。私はその人の後をこっそりと付けている。これぞスパイって言う感じだ。私は手に持っているホットドックを口いっぱいほおばった。
「あ。これ、ほんとにおいしい。さすが、噂の影の人気店、暖犬。」
ほっとドックに目を奪われている間に、箕郷は殺された。
「ング・・・アガハ・・・・ヌブ・・」
次の瞬間、目を上げると、箕郷は紅色、血に染まった人形のようになっていた。
公園を走っていく黒ずくめの男が走っていた。私は本日のニューアイテム隠し短刀、汀。それを手の袖に隠して走って追っていった。裏の路地には行ったところで男は振り向いた。
「その足下の私の片割れを・・返してもらえるかな。」
そう言ったまま手に隠し持っていた凶器を振り上げて、襲いかかってきた。汀を振りかざすと、その凶器は、おれた。
「頼む・・。その俺の片割れを返してくれ。」
そう言うとポケットに手を入れて、チャカを取り出した。
「・・・・・・・・。」
素直に箱を渡した。死にたくなかったから。生きたかったから。
チャカを向けられたまま私は犯人に聞いた。
「その箱は何なの。」
「俺の片割れ。すぐに記憶をなくしてしまう俺は、殺し屋という仕事は都合がいいんだ。お前のことも書いといてやろう。」
説得を続けた。一時間という長時間に及ぶ説得で、殺し屋を説得できた。
「俺は・・・今日、殺し屋を辞めて見るよ。今日、お前と会えてよかった。」
これで終わりだ。と思い、本部に帰った。
「あの。今日で辞めたいんですが。」
「そうか。じゃ、これは餞別だ。持っていけ。」
「はい。」
公園で、餞別を開けた殺し屋、小島高志は、その公園のベンチで爆死した。餞別は、爆弾だった。渡辺が作った物だった。彼もまた、頭脳集団【プランナ】の一員だった。小島に、爆弾を与えた頭脳集団の一人だった。
次の日の新聞にはこの公園で起こった爆弾の事件が三面も飾っていた。
彼が、この世界に入ってしまったのは、なぜだったのだろうか。
ファイル三 殺し屋 小島高志
続きます。次回は、歴史に関するお話です。一般人よりも有名な人が登場します。