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身近な学校編弐 学園祭〜爆弾魔の過激な爆発〜

今回で身近な学校編1は終わります。2をお楽しみに。そして次回は、殺し屋のお話です。三日坊主の殺し屋と、あるイン防音の戦いの行方は・・・・的な話にしたいんですが・・。

ミッション弐 学園祭〜爆弾魔の過激な爆発〜


大神戸小学校第十七回学園祭 私は、学校の出し物を一つ作るんだけど、期限までに間に逢わなくって・・・。友達と同じ物を作るのに、変なところだけこって作ってしまった私は友達に今、助けてもらっている。

どこの学校でも同じ様な音が鳴ると思う。だって、変える意味もないし、変えてところで意味もないし。聞くたびにそう思う音が、なって、私の額には冷や汗が流れている。明日は学園祭があるからか、校長の放送も流れた。

「学園祭の準備をしている諸君。今日はもう帰りなさい。明日もついでに休みなさい。間に合わなかったんだから。」

校長はみんなから嫌われている。今の放送を聞けば理由は言わずに分かるはずだ。それでも帰らない私たちの所に嫌みったらしの校長が来た。

「君たち、さっきの放送が聞こえなかったのか。帰れと言ったら帰りなさい。」

仕方なく片づけをしていると、メンバーの一人、渡辺朋彦が、みんなの所へ一人ずつ回っていって、声をかけている。

「今夜、九時。校門前集合。」

私の元にも、それは届けられた。


ー夜ー

呼びかけた当の本人、渡辺朋彦がこないまま、私達は、クラスで作業をしていた。当然、学校にはもう、人はいない。私たちの他に。なのに廊下では音がする。

カツ・・・カツ・・・カツ。     

カツ・・・カツ・・・カツ。

私たちと同じぐらいの身長の影が、教室の曇りガラスに映る。そして何事もなかったかのように、また去っていった。いち早くその音を聞きつけた親友は、悲鳴を上げようとして、泡を吹いて気絶した。

私はこっそりポケットに忍ばせた物を手に着けた。そしてそのまま廊下へと出る。

「り・・・理緒ちゃーん。危ないよう。」

もう一人の親友が、呼びかけるだけ、呼びかけて、作業に戻った。

一方、私は手に着けていた多目的型時計を通信モードにして、本部の長官に呼びかける。

「−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−。ただいま、電話にでることが出来ないか、わざと電源を切っております。」

即座に通信モードから、追跡モードに切り替えた私は、犯人を追っていった。所々になぜかとラップがあったのに気が付いた私は避けていった。

地図も同時に出した私は思わず苦笑いをしてしまった。今相手が進んでいった方向は、屋上に行くしかない階段。後は行き止まり。走る足を速め、現場に急行した私は息をのんだ。

誰もいないからだ。元々ここは、段ボールとかが立てかけられているところ。私は、屋上に行ってみた。綺麗な夜空と、町の明かりがうまく、クロスしていた。それだけ。何もない。

私は頭を垂れて、教室に戻った。

みんなは、紙をおいて帰っていた。

「出来たから、先に帰るね。リオちゃん。」

私は窓からかっこうよく、飛び出した。一階の教室の窓から。


ー当日ー

体躯館での集会が終わり、これから遊ぶぞ!ってところだった。突然、大きな音で、チクタクチクタクと言う音。カチコチカチコチという音が同時になった。前に、何かのテレビで聞いたことがある?・・・。違う。私は脳裏を一所懸命に探って、音の正体を突き止めた。

                  爆弾

頭にひらめいたとき、私は駆けだしていた。昨日、あいつを見失った場所、屋上に。そこで私は段ボールの配置が昨日とがらんと変わっているのに気が付いた。昨日、ここに隠れていた。私はやっとそのことに気が付いて、頭を抱え込んだ。

でもそんな事してる場合じゃないときが付いて、屋上に上った。

昨日の影は爆弾魔だったのか・・・。くそ!

バン!と大きな音を立てておく上に付くと、そこには私と同じ身長をしている男の子がいた。

その子は、私の方に振り向くとニカッと笑い、話し始めた。

「僕は、頭脳集団、プランナの一人、渡辺朋彦。君の想像通り、爆弾魔だ。昨日、僕は手がかりを残して隠れたのに、君は全く気が付かなかった。まあ、良い。後五分で爆発することになっているんだから。それまでにあれ、壊せる?いや、壊したら爆発しちゃうよね。じゃあ、どうすればいいのかな。・・・。教えてあげる。僕の懐から、鍵をとれば良いんだよ。残りは後三分。じゃあ、遊ぼうか。」

そう言うとベルトについていた爆弾に火をつけて投げてきた。むろん、避けて吐いたけれど、これ者、校舎が壊れて、校長に嫌み言われちゃう・・。そう思って一気に真下に入って、鍵をとって、朋彦をのした。

急いでいったけれど、間に合わなかった。爆弾からは、煙がでて、空に向かって飛んでいった。その煙は、それで爆発してしまった。そう。花火のようだった。花火の。

私は大股で、朋彦の所に近寄ると、記憶が飛ぶくらい、思いっきり殴りまくった。




花火はそれで輝いていた。





理緒が入ってきたドアの上にいた機械仕掛けの鳥が飛び去った。

その鳥は、頭脳集団、プランナの元へ行くと、その映像を見せた。

「ふーん。あの下っ端とはいえ、頭脳集団の一人をやっつけちゃった。面白いアマだなあ。」


同時刻同町近所公園内にて。

「がふっ・・・が・・・あああ・・・」

「殺し屋は、依頼主、つまりクライアントから受けた仕事は必ずこなす。そうしないと、こっちが殺されてしまう。貴方は、何か恨まれることをしませんでしたか?でももう遅い。貴方の罪は、今ここで清算されたと思っても良いのですから。安心して下さい。」

次の日、新聞の記事は、謎の犯罪で一面が埋まっていた。


ファイル二 頭脳集団プランナ下っ端爆弾魔 渡辺朋彦








  続く

次回、頭脳集団、始動!の予定。

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