最後の砦 二
アルイン、クライマックスストーリー!
最後の砦 二
「サザンクロスはな、俺の級友だった。明美だったんだよ。アイツは。」
長官は、階段を上りながら、しみじみといった。
「明美・・・。もしかして、長官のこれですか?」
私は、小指を長官の前に突き出した。
「馬鹿。斬るぞ。」
そういって、長官は両手剣クライシスを鞘のままで叩いた。
「痛い!そんなにこれのことを言って欲しくないわけ?」
再び小指を・・・。
「風のなぶり殺し!」
本当になぶりごろされるところだった。
「ねぇ〜。私の前でいちゃつくの、止めてくれな〜い?」
「そんなこというなって。これから、二人は会えなくなるんだから、俺たちの愛の力でばらばらになって・・・さ!」
「あは〜ん。そうね〜シャックィ〜。」
長官が背後に回った。
「ふざけんな。俺はこんな奴、何でもねえぞ。風の細切れ!」
シャックィーの暑い肉片があたり一面に舞い、血がシャックィーの彼女、レビーの顔にかからなかった。
「アハハァ〜。シャックィ〜の幻術にかかったわねぇ〜。」
レビーが腕を振って大笑いしている。
「今度は、私の番〜。華の手裏剣〜。」
私に向かって、手裏剣が投げられる。
その数、無料大数。
「あはははは〜。死〜ねぇ〜シャックィ〜、コンボよ〜。」
長官が、倒れた。
宙を待った。
地面に叩きつけられた。
そして、煉瓦の地面がひび割れ、長官の体が凹んだ。
「ハンサムな俺に勝てるやつはなし!俺がハンサム!ハンサムが俺!」
自分を指差し、ハンサムハンサムつぶやいている。
「長官!」
駆け寄った。
「あはは〜。そんな事させてあげな〜い。その代わり、死んだら並べてあげる〜。」
手裏剣が大きい鶴になって、そして突っついてきた!
「いったた・・・イタイイタイ!」
長官がピクリとも動かない。
「長官!」
小指が動いた。生きている!
「この・・・変体べとべとやろうが、よくも・・・。」
長官が怒った。
「そこの柱で見てんじゃねぇ!」
クライシスで斬った。
「あ・・・ああ。」
シャックィー、自称ハンサムは、地面で倒れて、虫の息になっていた。
「ああ!シャックィ〜!待って、私も、そっちに・・・。」
「怪力腹部鳩尾一発!」
「シャックィ・・・・私の、シャックィ・・・。」
こちらもまた、虫の息だ。
すると、二人の体が、風で飛ばされた。
骨になった。
「え?」
「思い出した。シャックィーとレビーは、千二百年前のイギリスロンドンで起きたなぞの不可解事件透明人間殺人事件の、犯人だ。幻術で惑わし、殺し。アイツは、こんな者まで蘇らせたのか・・・。理緒、帰れ。お前の手には、負えなくなる・・・。」
長官を平手打ちで倒した。
「私も行くの、決まり、文句はなし、以上!第一この世界に入れたのは長官なの。だから、絶対に帰れはない。」
長官はうなずいた。
「後、二回で、頂上だ。とっとと、お前の影とも、決着をつけろ。」
「私の影?」
それって何ナノ?
「お前をこの世界に入れたのは、いずれおこるお前の影との戦いでかつ確率を高めるためだ。」
そういって、長官は、理由を話してくれた。
私を入れた理由を・・・・。
次回、アルインスパイ入りのわけ?




