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身近な学校編壱 呪われた秘密

私、黒崎理緒は、かくしてたけど・・・スパイだったんです・・・。

身近な学校編

ミッション壱 呪われた秘密


私は今、自分の小学校、大神戸小学校に来た。一般的に、こうべではなく、マニアックにかんべでもない。だいじんとと読むのだ。でも最近、その大神戸小学校に悪い噂が立ってる。誰かが、毎晩小学校に来て、部屋のどこかに必ず一体ずつ謎の人形ギリゾーをおいて、去っていく。その人形が残された部屋で、一人は怪我をする。生徒教師関係なく。それを止めるのが、スパイとしての私の今日のミッション。

ーCALLー

「おい。理緒。学校に着いたか。じゃあ、今日の反応を教える。」

多目的通信型時計に通信が、私のスパイ活動本部の長官から届いた。

「図書室から反応。理科室で二つの反応。職員室から多数の反応。資料室兼パソコン室より、発信されている模様。一つ一つ、確実に反応を消していくように。また新しい情報が入り次第、連絡する。」

そう言って通信は切れた。私は早速図書室に足を向け、小走りで向かった。


図書室の前に来ると、ただならぬ悪寒が背中を走った。これからこんなこともやっていかなければスパイはつとまらないのか。心を決めて、図書室に入るべく、ドアを開けようとして取っ手をつかんだ。取っ手が氷の何十倍も冷たい。これがギリゾーの能力なのかもしれない。

図書室にはいると黒板に目を奪われた。ギリゾーが、ぬいぐるみの大きさを越えて、人のサイズになっていた。私は大パックから、手袋を出した。長官が作ってくれた私専用の怪力パワーガントレットだ。それを素早く装着すると、ギリゾーを捕まえに前に出た。まだギリゾーは気が付いていないようなので、簡単に、捕まえられた。デイパックのスパイポケットに入れて、図書室を後にした。


「ギリゾー様、あなた様の分身の反応が、一つ消えました。いったい何者なのですか。お教え下さい。」

こっくりさんの用に、ひらがなが書かれたか身の上を、ギリゾーは動いて、一つ一つ文字を示していった。

「す・・・・ぱ・・・い・・・・。スパイが来ているのですね。」

まだギリゾーは動いていた。

「きょう・・・・・で・・・・お・・・わ・・・り・・・・。何のことですか・・。」


職員室

「きゃ・・ちょっと。おとなしくしなさいよ。いや。」

理科室では簡単だったのに、複数となると管理が行き届いていて、一気に見つかってしまった。怒った私は机にあった物を的確に投げつけた。三十匹、やっと確保。


資料室兼パソコン室に向かう私の足取りは重かった。本体はどんな物なのだろうと思うと、足はなかなか進まなかった。

ーCALLー

「理緒。ぎりぞーkdjfhgrhksmjdcskjdzmkhdfwqsmlpyt」

途中からノイズが入り、変な言葉だけが聞こえていた。虚ろになっていた私はいつの間にか問題の部屋に来ていてしまった。

突然、部屋のドアが開いた。

「スパイめっ。観念しろ。」

そう言って首から下げていたありがたいギリゾー様の人形を空中に投げて、利き手でキャッチした。

「ギリゾーエンブレム!!!!」

そう言ってキャッチしたギリゾーは、剣になっていた。それをいきなり振りかざしたから、顔面すれすれで真剣白羽取りをするしかなかった。

「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

そう言いつつも、剣を止められていて、少し、ほっとした。

「今度は私の番よねえ。」

思いっきり作り笑いして、思いっきり拳を付くって思いっきり、パンチした。


そのとたん、ギリゾーが手から放れて、私の方によってきた。

「ワタシノシハイハオワリハシナイ。」

そう言って、空中に解けていった。


FILE1:ギリゾー 子供を支配して、学校を壊そうとした。学校を首になった教師の怨念で出来たらしい。


−CALLー

「ミッションクリア。次は爆弾魔を捕まえるぞ・・。」



次回予告 ミッション弐 学園祭と爆弾魔と私

学園祭の準備をする私とクラスメートの前に、謎の小学生が現れた?その少年は、爆弾使いで・・・。 次第に明らかになってゆく、頭脳集団プランナの影。学校を、巨大な爆弾から守ることは出来るのか・・・。

          


































次回、爆弾魔に敗北・・・?

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