さようならとは別の言葉で
唐突に去ったあなたのことを
たくさんは知らないけど
僕の友達はあなたと仲が良くて
あの子からは昨日も
あなたの名前を聞きました
僕はあなたにとって
きっと何者でもないけど
僕の友達はあなたにとって
大切な友達だったろうと思います
こうしてぽつぽつ語り始めてみるとやはり
僕はただの他人なのではと躊躇するけど
やはり何故だかあなたの旅立ちについて
本当に悲しくて仕方ありません
だから、あなた
学生時代の僕が見たものが幻じゃないなら
あなたと僕の友達は随分仲が良かったのだから
悲しむ友達のために
夢でもいい
優しい挨拶と握手を
この先に続く道を照らす光を
どうかあなたから贈ってやってはいただけないだろうか
あなたのこと、少ししか知らないのに
ずいぶん失礼な事を頼んでしまってごめんなさい
だけど、あなた
僕から言わせればあなたは
僕の友達を悲しませた人なのだから
このぐらいどうということはないでしょう
こんなこと言ったら怒るだろうけど
僕はあなたよりも、あなたを思ってこの夜を過ごすであろう
僕の友達を大事に思っているのです
あなたがいないこと
今はただ悲しく思います
お願いです
僕にあなたのことを知らせてくれた
優しい僕の友達を忘れないでください
親愛なる僕の友達のために僕からあなたへの言葉です