表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

覚え書き

さようならとは別の言葉で

作者: 眞木 雅

唐突に去ったあなたのことを

たくさんは知らないけど

僕の友達はあなたと仲が良くて

あの子からは昨日も

あなたの名前を聞きました


僕はあなたにとって

きっと何者でもないけど

僕の友達はあなたにとって

大切な友達だったろうと思います


こうしてぽつぽつ語り始めてみるとやはり

僕はただの他人なのではと躊躇するけど

やはり何故だかあなたの旅立ちについて

本当に悲しくて仕方ありません


だから、あなた

学生時代の僕が見たものが幻じゃないなら

あなたと僕の友達は随分仲が良かったのだから

悲しむ友達のために

夢でもいい

優しい挨拶と握手を

この先に続く道を照らす光を

どうかあなたから贈ってやってはいただけないだろうか


あなたのこと、少ししか知らないのに

ずいぶん失礼な事を頼んでしまってごめんなさい


だけど、あなた

僕から言わせればあなたは

僕の友達を悲しませた人なのだから

このぐらいどうということはないでしょう


こんなこと言ったら怒るだろうけど

僕はあなたよりも、あなたを思ってこの夜を過ごすであろう

僕の友達を大事に思っているのです


あなたがいないこと

今はただ悲しく思います

お願いです

僕にあなたのことを知らせてくれた

優しい僕の友達を忘れないでください


親愛なる僕の友達のために僕からあなたへの言葉です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ