死にたくなると言い出した6歳
6歳の幼稚園児が、『こんな人生嫌だ。死にたくなる』と言いだした。
もうか…
ギフテッドが死にたくなりがちなのは本で読んで、いつか言われるのかなと思ってはいたけれど…
早すぎない?
人生とか、そんな言葉どこで覚えたんだろう…
彼女が何に絶望したかと言うと、理想通りにピアノが弾けないからだ。
進級し、楽譜が複雑になったため、以前のように簡単には弾けなくなってしまった。なので、何度弾いても上手く弾けない。
間違える度に『もう嫌!』と癇癪を起こし、10回を超えた頃に死にたくなると言い出した。
かと思うと、間違えずに弾けたらケロッとして、嬉しそうに喜び、本物のピアノを欲しがる。(今は電子ピアノ)
そんなに絶望するのなら、そろそろピアノをやめたほうがいいのか?
できた時の喜びの方が大きいのか?
判断に苦しんでいる。
ピアノを買ってしまったら、もう後戻りはできない…
辞めるか、ピアノを買って続けるか…
緩めの教室に移るか…
たまたま今回はピアノだったけれど、娘の完璧主義はピアノに限った話ではない。
彼女にはギフテッドらしく高い理想があり、けれど、できるレベルは理想ほど高くない。
そして、できないことはやりたがらない。
以前よりは、少し、やってみられるようになった。けれど、少しやって無理だと思えばもうしない。
同じ事で、バレエも迷っている。
先生が厳しくなるとわかっているので、進級したくない娘。
緩いバレエ教室に移る…?
いっそ全部やめて、最近やりたいと言い出した将棋を習おうか…
けれども、またここでも同じ事を繰り返すのは目に見えている…
努力する事を教えるべきなのだろうけれど、6歳の子供から死にたいと言われるのは、さすがに親としてダメージが大きい…
発達性協調運動症で指が思い通りに動かない時も多いように見えるし、視覚情報処理障害で複雑な楽譜を読むのは困難だろう。
けれど、だからこそピアノを続ければそれらを克服できるのではないかと期待してしまう。
ゆっくりでいいよ。間違えてもいいよ。少しずつ上手になっているよ。
そんな声は彼女には気休めにもならない。初回から完璧に弾きたいのだから。
ハイリーギフテッドならできたのかな?
娘は、数値的にはギリギリギフテッドレベルだし、とんでもなく何かの才能がある風でもない。
なのに、やりたい事はハイリーギフテッドレベル。そりゃ、死にたくもなるわな…
もういいよ、やらなくていいよと言う方がいいのか、まだまだ、やれるまでやりなさいと言う方がいいのか…
わからない…
簡単に死にたくなるなんて言わないで欲しいけれど、娘にとっては、何かが理想通りにできないという事は本当に死にたくなるほど辛いのだろう。
変化が苦手な娘にとって、違う教室に移ることはストレスだろう。
幼稚園を卒園し、小学校へ入学。児発が終了し、新たに放デイへ。これからしばらく変わることだらけだ。
きっと、それらを感じ取ってのストレスもあるのだろう。
ピアノ教室へ通って3年。ピアノを頑張ると、娘は言った。もう少し、信じて見守ってもいいだろうか…




