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不死な女装メイド姉様は機械メイドと結婚したっす  作者: 漢字かけぬ
メイド2人の入れ替わり編 仮称
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走れメシア先生!後編

 ー カルミアラボ 朝 ー


 ぴぴぴ、ぴぴぴぴ、ぴぴぴぴーとアラームが鳴る。

 ああ、これは夢か。そうだよな、レンジ君達が陽キャなノリな訳ないし。

 アレ?隣の部屋のシユ君がいないぞ?

 まあレンジ君達の所に行ったんだろうな。

 うう、頭痛い。昨日は飲み過ぎた。

 まったく旧友が来たぐらいで子供みたいに、はしゃいじゃってさ。

 自分が情けなくなる。


 ー 鬼百合家玄関 朝 ー


 「んじゃ今日も頑張りますか。

 鬼百合シユ、アクセルエンデューロ!リードアウト!!!」


 バイクにまたがり保健室へ通勤。

 やっぱデスクワークよりも風に当たったほうが気持ちいいしな。

 もしクビになったら食料配達サービスでもやるかな~。



 ー 謝肉祭学園 保健室 朝 ー


 「あはははメシア先生だ!今日も仲良く勉強しような!!」扉ガラァ

 「・・・・・・・」

 「どうしたぁ?元気ないぞ?君達朝のテレビ占いとか信じるタイプだな?

 大丈夫だって!ただの迷信だから」

 「・・・・・・・」


 ?反応がない。

 そう思っていたらベットから腕が生えてきた!!


 「妖怪ベットの上でシンクロナイズドスイミングするお化け!!!!!!!」

 「・・・・あー僕と同じ発想」

 「いけません姉様!今回ばかりは突っ込んではいけません!」


 いやベットから足が生えてるのですが!!

 とりあえず百合フィンドールに10点。


 「今はメシア先生だっけ?おひさー!!」

 「・・・・・・・は?」

 「酒に酔った勢いで教え子に若返り薬を。状況証拠からの推測です」

 「にんちしろー」

 「レンジちゃん難しい言葉知ってて賢い!そうだー認知しろー」

 「そ、それでも私はヤッテない!!」


 夢なんだ!けど夢じゃなかった!!!助けて百合ロロ!!

 どんぐりならたんとプレゼントするからさぁ!!!


 「き、禁酒する!!もし嘘なら川に身を投げてピラニアのエサにされてもいい!

 山賊に連れられて無賃労働でも!

 大雨に晒されたって!

 ほら!これが私の覚悟だ!嘘はついていない!」

 「罪人の、懺悔の言葉に、意味は無し」

 「5・7・5!!」

 「判決!!メシア先生に禁酒2週間!!」ガンガン


 何処からか持ってきた木のハンマーでシユ裁判長が判決を下した。

 2週間!!!

 いや休肝日に2,3日はいいかなーって思っていたら刑期が長すぎる!!


 「さてシア様今すぐ老化薬のご用意を。

 最近私活躍できていないのでキルスコアが欲しいんですよぉ」銃ジャキッ!

 「わ、渡した後やるつもりだろ!!ハボタン執行官怖い!!

 助けて!レンジ弁護士!!」

 「よくわからないので”しけい”」にこぉ

 「弁護士ェ!!!!!!!しょ、しょうがない金で雇った凄腕の弁護士で

 この盤面をひっくり返すまで」ひひひひひひ

 「どんな弁護士を呼んでも現行の法律では私達に勝ち目はありません。

 それでもシユ様を元に戻すのがかつての教師としての責務のはずです」

 「・・・・・結論からいえば存在しない。

 若返り薬は要人の要望だ。つまり需要が無いから作られてないんだ」


 「飽きれて言葉も出ません。

 彼女は通常の教室に行くよう私たちが手続きをします」

 「・・・・違う。私は!!!!」

 「私は何ですか?変態教師に任せる義理はありませんよ?」

 「シユ君の居場所は保健室なんだ。

 かつては身の保身で救えなかったが、

 今は彼女の幸せを守る権力がある」

 「権力?そんなもので生徒を縛るなんて最低ですね。

 教師と呼ぶ価値もない」

 

 わかってるよ。自分でもそう思う。


 「ここで逃げたらあの時と同じだからな。

 シユ君が権力に取り付かれるきっかけがあの事件なら、

 この状況こそターニングポイント。

 悪いなハボタン君、レンジ君。

 大人だって後先考えず突っ走る時があるんだ。

 メイドグラス!!鬼百合メシア!!メイドモード!!」

 「やはり私たちの装備も!!」


 これでも死の商人だからな。

 あらゆる神話級武器を携え戦局を支配する。コードネーム ムツキの真骨頂。



 「資格無きものにチカラを与えない欠陥武装メイドグラス。

 裏を返せばその思い次第で無限の力を引き出す。

 最強にして最弱。誰かの為に戦う限りメイドは立ち上がる!

 そうメイドに敗北など許されないんだ!!!」


 忘却の鎖(バズラズ・チェーン)も準備万端。

 最悪外に出てバイクのエンデューロに乗れば1対3は何とかなる。


 「で、母さんはどうなのー?メシア先生と居たいー?」

 「うん!!!」

 「・・・・当人がこう言ってる以上私の負けですね。

 正直メイドグラス持ち出されたときは本気で焦りましたが。

 シア様対戦ありがとうございました」ぺこり

 「あ、ああ」


 一触即発でやる気満々だったのに、この場を収めたのがレンジ君でありシユ君。

 あの時もシユ君の気持ちを考えず先行した結果だからな。

 ハボタン君が即退いたのも無益な争いだって分かってたからか。


 「ハボタン君はこれでいいのか?一発ぶん殴っても私は怒らないぞ?」

 「そんなことしませんよ?シユ様が悲しみますので。

 それはそうとオフラインの映像で申し訳ありませんが・・・・」

 「ま、まさか昨日の私とシユ君の会話を!」

 「?ええ。だからこそシア様が責任逃れしないよう私が作戦立案を」

 「あははははは」


 酒弱いのがバレてる!!!


 それから私は懺悔も込めて1限までグランドを走った。

 羞恥心も極致まで行くと突拍子もない行動をするもんだ。

 不本意ながら10年以上前の願いを叶えた私は走る、韋駄天のように。

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