シンカンセンとネコ型配膳ロボット
「前回のあらすじは!!席決めで武力を使われるところだったぞ!」
「平和に解決してよかったっす」
席配置
←寿司は矢印の向きに流れるぞ!
レン リリー
黒雪 財布
ハボタン
席が決まってから俺と黒雪以外の挙動は凄かった。
「よし!人数分のお茶用コップ取ってくる!ハボタン君手伝ってくれ!」
「合点承知っす。財布様」敬礼っ
「とりあえずお皿配置して、レン兄と黒雪さんはみそ汁?アサリ?豚汁?」
こいつらプロじゃね?
リリーが全員分のオーダーを席用タブレットで注文し、お茶が各人に行き渡る。
式の音頭を取るのは黒雪だ・・・なんでニンジャ国式挨拶知ってんだ?
「それでは、裏切り者のお金で食べる打ち上げ!乾杯です!」眼ガンギマリ
「「「「「かんぱ~い」」」」」
糸目な黒雪が目を解放している。やっぱり財布さんの裏切りが許せないのか。
「ぷあー、人のお金で飲むお茶は最高です!!!」
「性格悪いわよ、ええと黒雪さん?」
「余は黒雪でいいです」
「じゃあ、雪姉?」
「雪姉。・・・いいです。これで余とリリは友達です!」
流石リリー、もう黒雪と仲良くなってやがる。
「ふっふっふ。私がここに行くのを賛成した理由!それは!!」
ハボタンがタブレットで何か注文している。嫌な予感しかしない。
「あっリリ君。甘エビとマグロと卵と鉄火巻き!」
「雑食ねこの人」引き気味
「私はこの人ではない!元副社長だ」
「いや退職代行で会社辞めたあげく、
有給休暇全部消化する人が目の前にいるから。引継ぎなしで」
「だって法律違反じゃないもん」ぷんぷん
「まさか世界を敵に回したのも法律に書かれてないからか?」
「正解だ!レンジ君!私はビジネスマンだからな。あはははは」
順法精神の名のもとに悪に染まる人初めて見たよ。
そんなやり取りしてるうちにみそ汁が届く。
円柱でミニテーブル3段分の食品を輸送する自動配膳ロボット。
配膳ロボットって言ってもテーブルまで持っていくだけで
食べ物は人力でとるシステム。
ファミレスに生息するネコミミロボットではなく、ノーマルなやつだが
モニター部分が顔になっており、撫でると喜ぶからちょっと欲しくなった。
商品取り終え、ボタンを押すと厨房へ去っていった。
いや1人うどんだ!!すげー空気読めないやつがいるな!
「ええと、うどんの人は」
「わっちでござろう」
「誰だよ!っていうか財布さんでしょ!ドンだけ炭水化物食うんだよ!」
「いや~、久々に前線に出たしお腹減ってさ」
「空気ぐらい読みましょうよ!ここ回転すし屋!うどん屋じゃないでしょ!」
「いやメニューにあるし」ほれ、ここだ。
「うわ、ホントにある。唐揚げやたこ焼きってホント何屋なんだよ!」
最近の回転すしってメニュー豊富なんだな。
若干引き気味になりながらメニュー表を置き場に戻す。
「レンジ!シンカ〇〇ンです!シンカ〇〇ン!!」
「黒雪!これ変形して人型にならないから!普通に新幹線でいいだろ!!」
「余のテーブル前で停車しました。コレとってもいいヤツですか?」
「ああ、ランプがついてるから俺たちのやつだ。
ええと商品は・・・・ハボタン!説明しろ!!」
「これこそ究極のチョコケーキ4連列車です!!」
「寿司食べろよ!!!」
タブレットで注文した予約品は通常レーンではなく、
別の直線レーンから流れてくる。
ぶっちゃけ回っているのより直線レーンのほうが
お気に入りのネタが早く来るからおすすめではある。
回転すしの意味なくね?と全否定してはいけない。
速いイメージの新幹線型の機械にチョコケーキが4つ並んでいた。
メイドでロボットなのにチョコケーキ中毒者!
でも4つも一気に頼むか普通!!
「そういえば俺達動画サイトやSNSでは、ちっとした有名人だろ?
ここで動画撮るか?」
「はぁ~、いいかレンジ君。百合チューブ上には店内撮影した動画もあるが
お店の許可を頂いたものが大半だ。
今回の場合なら、1週間ぐらい前に確認とって、
さらに直前で確認ぐらいが理想だ。ましてやこの混雑の中。
君達をこんな下らない理由で炎上させるわけにはいかないんだ」
「そもそも写真すらNGの店もあるっす」
「ブレーキ役いなかったらボロクソに叩かれてるわ。レン兄」
「国によってもルールは違うです!」
「す、すまない」
動画制作ガチ勢はルールも把握しているようだ。
俺いらないんじゃないか?




