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不死な女装メイド姉様は機械メイドと結婚したっす  作者: 漢字かけぬ
スコップ狂団 ジャリグリラ編(仮称
33/62

バズラズチェーン

 ー 謝肉祭公園 広場 15時45分 ー


 「リリー、大丈夫?」

 「またハズレ!どうなってるのよ!この敵は!!」


 ハズレ?分身するタイプの敵っすか?

 リリ様は小型のスコップを逆手に持っての2刀流。

 全身に銀の追加装甲があり手足が延長されてるっす。

 レン姉様よりも身長高いから172cmはあるすっね。



 「幸運だよ。情報どうり緑髪のメイドは来ない。

 オレンジ髪は不死身だが心を折ればいい。

 そこの銀色を始末すればよいだけの話。シナリオ通りだ!!」

 「!!リリー下がって。このままじゃやられるから!」

 「レン兄が危ないじゃない!一緒に逃げるなら話は別だけど!」


 敵の判断は正しい。レン姉様が戦意喪失すれば邪魔者はいなくなる。

 さて、私も細工を。

 ”台本”通りならそれでいいっす、でもこの件は裏がある。


 予定よりも早いご到着、久々の2丁銃で百合エネルギー対応の最新式。 

 ・・・・交渉成立。私たちの切り札は潰えていないっす。


 百合アンメイデンを下に敷きスケートボード感覚で斜面を下る。

 これでも運動神経はいい方っす。

 敵を発見。とりあえず箒を構えて突撃します。


 「な、何か近づいてくるよ!リリー!逃げよう!」

 「あれ、あんたのメイドさんよ」引き気味

 「馬鹿な!!予定にないぞ!!」

 「見てられないっす。レン姉様、リリ様」にっこり


 敵怪人は白衣を纏った学者のような姿。

 だからデータがどうとかが口癖っすか。

 正直ため息がでます。姉様を狙うなら私が来ることも想定すべき。

 あっ、これ止まる手段ないっすね。テヘペロ


 「姉様!止めてっす!!というか助けて!」

 「ハボタン!!!箒回して空気抵抗のブレーキを!」

 「ナイスです!!姉様!!」


 ダメでした。


 「うぶっぶぶぶっぶっばばっば」

 「このメイドってドジっ子属性なのwwwwww

 あんたに似てるじゃないwwwww」

 「ハボタン!!!大丈夫!!!」


 近くの茂みがブレーキになりました。

 口の中に葉っぱが入り込む程度で済みますた。

 よいこのみんなは蛇行運転して運動エネルギーを減らすっすよ?


 「っぺっぺ。鬼百合ハボタン!助太刀します!」

 「既にボロボロだよ!こんな登場データにないぞ!」

 「ならその頭脳は欠陥品っす。

 さっさと購入店舗でアフターサービス受けるっす」


 百合アンメイデンを振り回し敵の分身を蹴散らします。

 なんでこんな程度の相手に苦戦するのでしょうか?


 「気をつけて!ソイツ僕たちの姿をコピーするんだ!!」

 「その通り!我の記憶(キャッシュ)に蓄えたデータを具現化する!

 これこそ究極にしてインテリジェンスな戦術!

 まずはオレンジの少年だ!!」


 姉様の警告通り偽物がわらわら出てきます。

 しかも美化されて。


 「今夜は眠らせないぜ」

 「本物は夜10時に寝るっすよ!」ブチィ

 「ハボタン!掃除手伝って!」

 「本物はそんなこと言わず一人でやってるっす!」ブチィ

 「一緒にゲームやろうぜ!」

 「どうせ負けるでしょ!」ブチィ

 「そ、そうだチョコケーキでも」

 「命乞いにチョコケーキって私そんなキャラっすか!」ブチィ

 「・・・・」

 「なんか喋るっす!」ブチィ

 「ハボタン。僕が本物だってわかったんだね。嬉しい!」

 「いや、区別分かんないっす」ブチィ


 レン姉様はとりあえず〇勢すればいいっす。


 「味方事攻撃とは、データどうり非道だな」引き気味

 「分身痛がってないじゃない。だから本物はアレっす」

 「ひどい」ぴえん

 「なら次は銀髪だ!!」


 リリ様のコピー、敵も馬鹿っすね。

 攻略法なんてこれしかない。


 「はーい!リリ様達注目っす!この敵タバコをポイ捨てしたっすよ」

 「は?我タバコ吸ってないし!でたらめなデータだ!!」

 「「「「「そこに正座!!」」」」」

 「ちょっと待て!誤解だ!あとコピーが氾濫するな!」


 「部下からも上司からも舐められる中間管理職♡」

 「納期50%オフで1週間後によろ♡」

 「会社に泊まる用の枕くっさ~い♡」

 「ストレスで髪の毛横断歩道♡」

 「デコピンの的大きい♡」

 「ここにきて新たな案件追加♡頑張れ~☆」

 「は?正月ぐらいは帰りなさいよ!それ以外は許さないけど♡」

 「他社見習いなさい!彼らは

 1、休日返上でイベントに参加して

 2、1年ごとに新作タイトル出して

 3、アニメも進行しつつ、おもちゃスポンサーを切り替えて

 4、他社メーカーとコラボして

 5、半年たったらマイナーチェンジ仕様を別ハードで出して

 6、ゲームセンターとの提携もよろしく♡」

 「ぐわあああああああああああああああああああああ」

 「改めて見ると凄いっす。」ドン引き


 並みの社員なら忙しすぎて転職してるっす。

 あまりのストレスに敵はリリ様の偽物を引っ込めたっす。


 そして木の上から高笑いする財布様。低所恐怖症っすか?


 「あははははは、ここまでだな。脳内再製幹部アドレーナ!

 私の情報は役に立っただろ!」

 「途中まではな!我々を裏切ったのか!」

 「あははは、とんでもない。”君を”処分しろと命令が下ってね。

 正義の味方を利用したまでさ」

 「黒百合のスポンサー風情が!貴様の秘密も今ここで話そうか!」

 「はぁ、遅いんだよね。既に君の背後にはバズラズチェーンがいる。

 人々から忘れ去られた怨念、人の記憶を封印する鎖。

 彼らも飢えているんだ。道連れが欲しいとね。

 忘却の鎖!!食らいつくすがいい!!」


 財布様の両袖から出た鎖が敵を倒していきます。

 メイデンのエサにしようと思いましたが彼女強いっす。


 「こいつは旧人類をほろぼ」

 「あーうるさい。今のはカットで」


 やはりこの人は・・・・。

 それはそれとして、レン様とリリ様に書類を見せつけるっす。


 「これは養子縁組届。つまりリリ様が私たちの子供になるっす!!」

 「ハボタン!これってどういうこと!!意味わかんない!!」

 「ええと、流石に説明してくれる?あたしじゃ理解できないというか」

 「今回の件で分かったはずっす。

 レンジ姉様は火力不足で、リリ様もスコップさばきは見事ですが決定打がない。

 私が必要っすよね。頭脳戦なら負けないっすから」

 「3人チームを組むってこと?」

 「それならあんたが子供役やりなさいよ!!」

 「リリ様は仕事が多忙ですからね、

 そんな人にレン様のサポートまで任せたらパンクします!」

 「うう。子ども扱いされてる」

 「レンジ姉様から渡された資料によれば家族関係に役員がいません。

 転じて家族とは不仲。これは私の推測っすが、当たってます?」

 「当たってるわよ!それでこの件とどう関係があるのよ!!」

 「大ありっす。子供への愛情が注がれなければ

 リリ様のような不幸な子供が再生産されるっす。

 そんなの家族としては許せないっすから!!」

 「家族ねぇ。あんたも金目当てでしょ!年上って分かりやすいのよ!」

 「いいえ!レン姉様目当てです!!」

 「ねえ僕の意見は!!!人権は!!!!」


 乗ってきましたね、姉様。さあ後は姉様次第。


 「ではレンジ姉様が決めるっす。私が嫁か子供かを」

 「ううう。来世じゃダメ?」

 「ダメに決まってるでしょう!あたし墓の中だし!!」

 「ううう、迷う!!」


 頭を抱えてますね。そんな仕草もかわいいですが。


 「あーもう!レン兄が困ってるじゃない!あたしが子供役やるわ!

 それで文句はないでしょ!!」

 「ええ、交渉成立っす。レンジ姉様、どうぞ口調を戻してください」

 「ああ、あーマイクテステス。すまないなハボタン。

 今回俺何もできなかった、情けないな」

 「いえ、今回は財布様の作戦ですから。これで丸く収まって

 ハッピーエンドっす」

 「あははは!そうは問屋が卸さない!!

 私の秘密を知られた以上そのまま返すわけにはいかない!」


 財布様が読み通りに裏切りました。

 ここまでは財布様の台本通り。

 私達はアドリブで戦局をひっくり返すっす。

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