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第五話「連携クエスト!」

 異臭ステータスを放っていた俺の服は、川での洗濯によって浄化されていた。そのおかげもあってか、着心地もとても良かった。俺は今、ゲーム内の触覚設定を全部リアルモードに切り替えていた。と言うのも、糞尿を漏らしている自覚が湧かない事に恐怖を覚えたからだ。またいつどこで、<恐慌>状態に陥るかわからない、そして糞尿を垂れ流すかも・・。

「気づいたら、おしっこ漏らしたまま女の子と話した日には、死にたくなる。うん、絶対に。」

 気を取り直して、{ブレンド通り}に俺は戻って来ていた。その目的は、サブクエスト(仮)弟子入りを発生させるためだ。この通りは、NPC薬師の店が数軒ある。人では足りてなくても、金が無くて雇えない店を探すつもりだ。

 まずは、ここだな。見た感じ、歳の召した婆様が一人でやっているようだ。

「いらっしゃい。」

「あの!俺をここの弟子にして下さい!給金は入りません!!」

 深々とお辞儀をして返事を待つ。

「あらあら、あんた薬師かい?」

「はい!」

「それじゃぁ、一つポーションを作って貰おうかねぇ。試験だと思ってなぁ。」

「は、はい!!」

===<薬屋メリダに弟子入りする(B)>===

ベテラン薬師メリダの弟子入り試験に合格しよう。

クリア報酬:弟子入り

=======================

 キタァ〜入りは上々気分も上々!!って、クエスト難度B?!!駆け出し冒険者には、絶対に無理なやつきた!!一体どんな試験なんだ?

「そうさね、治癒系統のポーションを作って貰おうか。材料は、この店にある物を使ってええよ。」

 よかった、ちゃんと薬屋っぽい試験だ。これなら俺も薬師だし、万に一つ勝ち目があるぞ!!

「はい!任せてくださ・・い・・・。」

 あ、俺スキルブックも読んでないから、ポーションどころか、マニュアルで洗濯までして来たんだった・・。

 俺の毛穴という毛穴から、大量の冷や汗が流れ始めた。一向にポーション作りを始めない俺に、婆さんが怪訝な顔を向け始めた。

「どうしたんだい?」

「え、いや、その、実はまだポーションを作れなくて・・作り方を教えて頂いてから試験を受けれないでしょうか。あはは・・・。」

「ポショーンが作れない?あんた薬師なんだろ?」

「はい、薬師です・・。」

 婆様の顔はにこやかだが、既に目が笑っていなかった。この店の温度が、婆様の<風格>によって下がった気がした。

「坊や。私も暇じゃないんだ。冷やかしなら他所でやってくれるかい?」

 あ、やばい漏れそう。婆さんの鋭い眼光で、<威圧>されたせいで出ちゃう!!

「す、すみませんでしたぁぁああ!!」

 俺は駆け足で、その場を後にした。

「ぱねぇって、婆さんの睨みで漏らすとかないわ!数適垂れて来たわ!ぼけ!」

 その後、他の薬屋も周ってみたはしたが、箸にも棒にも引っ掛からず。なんなら少し漏らした。

「・・かぁ〜この先どうすればいいんだよぉ。」

 俺みたいな奴が狙えるところは、あらかた回ったしなぁ。いや、待てよ。なんで大店の薬屋はダメだと決めつけているんだ?

「どうせ諦めるなら、全部試してからでも、遅くないよな。」

 というわけで、{ブレンド通り}から{エレノア通り}にやって来た。ここは、大店の面々が角を付き合わせて、毎日商売をしている所だ。その中でも、一際でかい建物の前にやって来ていた。

「<ポルトーの薬品店>か。まずは、一番可能性が低い所から潰していこう。その方が気が楽だ。」

「いらっしゃいませ。ポルトー薬品店へようこそ。本日は、どう言った御用向きでしょうか?」

 さすが、大店だ。店員の制服は統一され、立居振る舞いに上品さを感じさせる。それに、丁寧な接客だ。店内は、清掃が行き届いていて、商品も整然と並べられていた。

「はじめまして、私は薬師を志している者なのですが、ここで下働きをさせていただけないでしょうか。もちろん、給金は入りません。お願いします!」

「雇用のご相談でしたか。それでは、応接室へご案内します。」

「えっ、ははい!よろしくお願いします!」

 対応していた店員が、自分よりも下っ端の店員呼びつけ、何やら耳打ちをしていた。

===<直感Lv.1>===

 スキルが反応した。これは、ダメな奴だ。きっと、叩き出される。耳打ちをされた店員は、俺のところまで来るとがっちり腕をホールドして、俺を誘導し始めた。

 うぅ〜っ、やっぱり放り出されるのか〜涙

「お漏らしのお兄ちゃんだ!!」

「えっ?」

「お嬢様!!」

「お、お嬢様?」

「ふふ〜また会ったね。」

「あ!サブクエストの!」

 俺の太ももに突如抱擁して来た少女は、川で洗濯していた時に苛められていた少女だった。あの時は、決死の覚悟で救ったのにお礼も言わずにどこか行きやがって、どんな教育されてんだ?しかもなんか、抱きつかれてるし。とりあえず、抱きつかれている足を揺らしてみた。

 それでも、本紫色の長髪が特徴的な少女は、俺の太ももを掴んで離さなかった。

「ここで何してるの?」

「え、あ、いやここで働かせてもらいたいと思って・・。」

「そうなんだ!お兄さんが、このお店で働いてくれたら毎日会える?」

===<ポルトー薬品店に弟子入りしよう(*A)>===

 ポルトー薬品店は、王家御用達の老舗であり名店です。大陸各地から、薬師ポルトーの教えを乞う為に、人が集まるほどです。下働きをして、彼の目に留まるよう頑張りましょう。

クリア条件:ポルトーに、紹介されるまでに成果を出せ。

クリア報酬:弟子入り、給金300ゴールド

・名人の弟子:薬術に関する理解速度が20%上昇

===========================

 クエスト難度A!!?・・・マジかよ。でも、これはこの少女を救ったお陰で生まれたレアクエスト。普通にクリアしようとすれば、到底無理だが娘の紹介であれば、まだ可能性はあるはずだ!

「う、うん。」

「なら、私がパパにお願いしてあげるね!そういう事だから、ディートリヒこの人に何かお仕事させて!」

「お、お嬢様・・。かしこまりました。君、名前は?」

「ミナトです。」

「職業は?」

「一応薬師ですが、何も作れません。」

「っ・・・。わかった、ついて来たまえ。」

 うわぁ、めっちゃこめかみに青筋出てたよこの人。まぁ、そうだよな使い物にならねぇカスを、何とかして使わないといけないんだからな。心中お察しします。

「ここにある薬草を仕分けておけ。仕分けた薬草は、左の箱だ。じゃぁな。」

”バタン”

 えぇ、指示シンプルすぎて草。俺が連れられて来たのは、倉庫で山のように薬草が積まれていた。一体何の薬草なのかもわからない。だが、意図はわかる。品質のいい薬草とそうでない薬草を分ければ良いんだ。

「どうやって、仕分けんだよ。品質良し悪しなんて、スキルもない俺にわかるのか?」

 俺はとりあえず、薬草の山と向かい合うように座り、薬草を手に取ってみた。

「うっ、結構鼻につく臭いだな。それでどこを見たら、薬草の品質がわかるんだ?」

===<直感Lv.1>===

 おぉ?!ここで直感スキルきた。でも、信じて良いのか?

「えぇい!!俺のスキルはこれしか無いんだ。藁にもすがる思いでやってやんよ!!」

===<直感Lv.1>===

===<直感Lv.1>===

===<直感Lv.1>===

===<直感Lv.1>===

===<直感Lv.1>===

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