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追い剝ぎ女

シュドラス「親父っ!」

跳ね起きる。

いや、跳ね起きようとした。

左肩と腹と左太腿に激痛。左足に付けられた添え木がベット?を強く打ち付けた反動で再びベットへ転倒。後頭部を強打のおまけつきで。

シュドラス「うっ、ぐっ、つー。」

頭を抱えながら周囲を窺う(うかが)。

隙間の開いた板目。天井から吊るされた紐に、干してある女性ものの洗濯物。

外から聞こえる水音。ガラスもなく紐を通した板切れにつっかえ棒を付けただけの窓。

少し離れた位置で木箱に座り、俺の皮鎧をいじりながらため息ついでに首を振っている黒髪碧眼の三つ編み女性。

よく見ると俺も今寝ているベット?も木箱を三つ並べた上に布切れを一枚かけられただけのようだ。


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