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ポストヒューマン  作者: アセベル・ナーガー
3/5

人類の到達点

親がウィルスに感染したのが理由だろうが私は産まれた時から常人よりも細胞が活性化されており人間が本来持っている能力値の数倍から数十倍の力を発揮することができた。


視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感だけでなく、学習能力、睡眠効率、運動能力、など全ての能力が研ぎ澄まされている。


睡眠に関しては消費するエネルギーが多い分長く睡眠を取らないといけないと思われるが回復効率がそれを上回るため一日3時間ほど寝れば十分すぎるほどだ。


そのため稀に持っている人もいるが絶対音感、瞬間記憶能力などは当たり前のように使いこなせる。


しかし視力が約13もあり見えすぎて困っているので一見メガネに見えるが曇りガラスを入れることで視力を抑えている。


難しいとされている学問書も一度見るだけで内容を記憶でき一瞬で理解できてしまう。


結果、人間が習得できるであろうほぼすべての事を使いこなすことができる。


先ほどの複数のコンピュータを使いこなせるのは視界が極端に広く同時に見ることができるから、ハッキング能力も独学で世界最高峰の技術を習得できてしまったから、それに加え五分間で半年ほどの映像を見ることができる動体視力、唇の動きだけで言葉がわかる読唇術を持ち合わせている。


全ての分野において世界トップクラスの知識と能力を携えている。


これが私が世界一の何でも屋として有名になった理由だろう。



少し話は変わるが医学界の中にはある学説が存在する。


昔のとある医者が放った言葉が現代まで伝わっている。


『人類は進化する、常人を遥かに凌駕する存在が現れる。』と。


しかしそれはあくまで仮説の話であり、実在するとしても数千年、数万年後のことだと考えられていた。


だがウィルスが原因で突如それがこの世に出現したことはごく一部の人にしか知られていない。


そう、私こそがその存在であり世界的にはこう呼ばれているーーー


人類の到達点『ポストヒューマン』とーーー

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