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幕末時代に迷い込んで人生を過ごす  作者: みかんらーめん
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3.予想外の進展



「はっはっは。すっかりおまんらも1人の侍や。先程までの変な服着とる時と違って、見違えたぞよ。」


「そりゃありがとう。本当にいいの?こんなに揃えてもらって」


「やから、それはええて言うてるやろ。もう、金の話は無しや!心配しやんでええ。俺にとって金の使い道は、人を救うためにもある。」


「そう。優しいんだね。」


俺は武蔵川さんの言ったことに感動した。俺のいる平成ならなかなかこんな人いないだろう。とてもたくましい侍だ。


「・・・・」


武蔵川さんは、黙り込んだ。そして、先程より顔が赤くなってる様子だ。

すると・・・・






「お、おまん!照れくさいわい!」


どうやら優しいと言われたことで、かなり動揺している。言い慣れてないのかもしれない。


「それはそうと2人とも、刀も持ったことや。稽古してやろうか?」


「あ、そうだね。やりたい!」


すると、和音も・・


「おれも!この刀いち早く使いこなせるようになりたいし」


「ふむ、そうか。それを聞いて安心したわ。実は、わし一つの組織を受け持っとる。それで、簡単に言うと組織の第二席」




「え?組織の第二席・・・!?」



初対面ながら初耳である。なにか、あるとは思っていたがある組織の人間だったのか。しかも、第二席。

どうやら、ただの侍かと思ってたが、想像していたよりはるかに大物なのかもしれない。


「まぁ、そう驚かんでくれ。いつか、新撰組を超えるための勢力作り中の組織や。

まぁ、強化するために日々平隊士などにも厳しい稽古をつけとる。

そういうことで、おまんらに修行の稽古をつけてやることができる。

でも、過酷やからきーつけや。」


「え?新撰組を!?すげえ組織なんじゃん!そんな人に稽古を・・・・。

よ、よろしくお願いします!武蔵川さん」


少しよくわからない恐怖感に駆られた。しかし、武蔵川さん人はいいがかなり強いのかも知れないな。


「お、俺もお願いします!おっさん!」


「ふっ。その言葉を待っとった。なら、屯所いこか。」


武蔵川さんは、すかっとした表情で少し笑みを浮かべている。

そして、どうやら組織ともなれば屯所もあるようだ。



「屯所・・・・。わ、わかった。」


「屯所までは少し距離あるがわしについてきてくれ。」


そう言って、屯所へ向かうことにした。





そして、15分ほど歩いていると違う街並みの光景に変化してきた。

ここは、先ほどと違い侍だけでなく女性も大勢いる。

というか、女性が多い。女性の顔はどの人を見るも美人ばかりだ。日本の女性の美しさを改めて知る。


「今日もおなごが多いの〜。」


と、武蔵川さんが言った。

すると・・・


「あら、武蔵川先生今日も男前どすな〜。また女仰山寄ってきまっせ〜」


1人の女性が来た。こりゃまた、なかなかの美人である。どうやら、武蔵川さんは人気者なのか?

そして・・・



「あら!そのお二人さんも男前なこと!え?武蔵川先生の新しい平隊士さん?」


どことなく嬉しかった。こんな美人に、平成ではほぼ言われないことを言われたからな。


「あ、いや知人や。これからわしがこの2人に稽古つけにいくとこや。」


「へぇ〜。そうなんやぁ。頑張ってや〜。この様子やと、女ようけ寄ってくるさかい。」


女性は笑いながら言った。まさか、俺たちも人気者に・・・・と期待を膨らませていると....





なんと、あっという間に周りは女性の人混みでいっぱいである。というか、綺麗な円で美人に囲まれてる。なかなか良い響きだ。


「わおぉ!女の人でいっぱいだ〜みんな可愛いじゃん〜」


と、和音がかなり嬉しそうに言う。はしゃぎすぎだ。美人はいいが、このままでは先へ進めない。


「刀真殿!和音殿!走るぞ!!」


と、大声で叫んだ。どうやら、人が集まりすぎたようだ。


「え?お、おっさん!?こんなに女の人来てんのに走んの?


「だからだ!はやくっ!」


そして、全力疾走で俺たち3人とも走ることにした。


そして、なんとか美人の円から抜け出すことができた。気分は良かったが....



すると、いつもと走る感覚が違う・・・・

あっ....!そうだ、着物だからだ。俺たちにとって、かなり走りづらく、一歩一歩に違和感満載だ。

いつものジャージ姿とは全然わけが違う。


「走り辛え〜....おっさんよくそんなに走れるなっ」


「ねぇ、なんで女の人あんなに寄ってくんの?」


「あぁ?そんなことも拙者達は知らんのか。男は女の憧れ。ようは、女は男が大がつくほど好きっちゅうこっちゃ。通っただけであの通りや。よう覚えとけや。女の中にはわしの行き先についてくるしつこいもんもおるからな。」





平成と比べると、まるであべこべだ。それに、どちらかというと逆である。男は女にストーカーすることが多いからな。




そうして、少し歩きまた街並みが変わってきた。今度は、まるで平成でいう高級住宅街のように落ち着いた雰囲気の場所だ。


「2人共、屯所はもうすぐだ。」


「え?この辺なんだ、なんかすごい雰囲気違うよね。」


「まぁな。屯所って言うのは、人が大勢おる街に構えるのもあんまり良くない。やから、恐らくこの辺に建てることを選んだんやろ」


「なるほど」


と、話し合っていると・・・・


「おっし!着いたぞよ。ここや」


屯所に着いた。建物は、思ったより大きくはなかった。

というか、城みたいな感じかと勘違いしていたが平屋建てだ。

だが、組織なだけあって門番もいる。

お、しかも看板があるではないか。

どうやら、【武徹組(ぶてつぐみ)】という組織らしい。


「お、武蔵川さん。おかえりなさいませ。そのお方達はどなたでしょうか?」


「この者達は、わしの稽古を受ける者達や。通して構わんぞ。」


「はっ、承知いたしました。」


「では、行くぞよ」


「うん」


中へ入るとそこはすべて昔ながらの和風間漂う平屋建てで平屋で縁側もあり、結構広い。


「まず、いきなり稽古と言うのも急だ。まず、わしの部屋へ行こう。ちなみに、この組織は幹部になると部屋を持てることになっとる。」


「へえ!そうなんだ。平隊士はないの?」


「おう、まぁそれに平隊士の分まであるときりがないしな。何より示しもつかん。」


「まぁ、言われてみるとそうだね。」


「それより拙者達、大事な話や。よく聞いてくれ」


「え、あぁ」


「わしのおるこの組織の名は武徹組(ぶてつぐみ)って言うんや。」


「ああ、それなら表で看板見たよ。」


「そうか、それと・・・」



武蔵川さんの表情は少し硬くなった。そして、強い視線をこちらに向けた。


「単刀直入に言おう。拙者達2人共、この武徹組の新幹部として入隊しやへんか?いや、して欲しいんやが。」


え・・・・・・

俺は呆然となってしまった。


「おっさんいきなり何言い出すんだよ!」


和音はそういい、表情を見てみると和音も同じく呆然としている。

まぁ、そりゃそうだ。何せ組に入れと言うことだ。それもいきなり幹部に。


「武蔵川さん…なんで組に?」












































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