森のはなし。1
何かむがぁ!!!!っとなって次話投稿。
閲覧数が0から11になっただけでテンションが上がりました。貧乏性?
閲覧ありがとうございます!!!
最初の疑問に達したところで、現状を整理したいと思う。
現在問題として挙がっているのは、大きく分けて3つだ。
その1 死んだはずの私がなぜか生きている。
その2 見知らぬ土地にいる。
その3 私の体は全く別の物になっている。
そう。全く別なのだ。体が。
現時点ではこれが1番重要だと思っている。なんせ本当に違うのだ。今の今までスルーしていたが、
「TS転生キタ…!」
要するに性転換。男になっていたのだ。
普通ならここで驚愕し絶望するところだろう。しかし私は違う。24時間ヲタク生活でその手の小説は読み漁っていた。結構性転換は定番だったりするのだ。好きだし。
その上、私は自由に動き回れる健康な体があるだけで嬉しい。性別とか正直どうでもいい。むしろ魔獣とかでも良かった。ていうか女の子より男の子の方がのびしろあるしね?筋力アップ!身長アップ!
「ふはー…。これでイケメンだったら最強じゃね?足速いし…ジャンプ力あるし…」
チートとか憧れる。いやー、人間1つのものが手に入ったらどんどん次の物がほしくなるんだよ。悪いね。さっき言ったことと矛盾しているが気にしない。どうせなら貪欲に生きたほうがいいよね!!
この際、問題・その1は気にしないことにした。どうやったってわかんないだろうし。神様に話しかけられた記憶も無いし、今後そんなこともないだろう。
その2も…。問題自体は解明されないだろうけど、この先の対応が問題だ。不用意に動いたら何があるか分からない。かと言ってこのままここに居座ってても何も始まらない。
「も、森のくまさんとかいないよ、ね…?」
とりあえず、他の生き物の気配は無い。何もしないよりはましだろう、何となく足場を探して踏み出す。ひょっとしたら人の村に出るかもしれない。うん、きっとそうだ。
――
歩き始めてしばらくたった。いや、正確には走ってみたり跳んでみたり遊びながらだけど!!
私の感覚ではもう30分くらい経ったはずだ。元病人の感覚なんか当てにならないけども。それにしても全く疲れない!!!なんて素晴らしいんだろうか!!!息の1つも乱れないってどゆこと。一般人でも少しおかしいよね??ひょっとしてひょっとしなくてもチート!?
「おやっ…?」
やっとこさ景色が変化した。どうやら湖の様。遠目にだけど、かなり大きそうだ。
「…うしっ!!」
謎のスイッチが入って猛ダッシュ。跳びつつ跳ねつつ慎重に。
「ほえー…」
ようやくその全貌を現した湖は、本当に綺麗だった。水は透き通っていて、見た事の無い植物が湖の周りにこれでもかと生えていた。
湖の底はどうなっているのだろうと水面を除くと、初めて自分の顔が目に入った。
「う、おおぉ…」
うん。イケメン死ね。美少年死ね。
畜生!!かわいかったよ!!可愛い系の美少年だったよ!!たしかにイケメンだったらいいな~とか思ってたけどさ!!前の私より数万倍可愛いんだよ!!!格好いいならまだしも可愛いだと!?ふっざけんなぁ!!!!!
思わず水面の自分にチョップした。何とも言えない表情の美少年の顔が歪み、水面には波紋が広がる。
「くそ…っ!!男であるにも関わらず前より可愛いとは何たる屈辱…!!!!」
いや、これでまた女の子だったとしても複雑だろう。でも何か…。うん。くやしい。
静かな様子に戻った湖を覗くと、遮るものが何もないため底まで見渡せた。
「ふおおぉ…」
たしか青磁色。それを透明にしたような色だった。外から眺めただけだと分からなかったが、深いところの水は薄い緑っぽい綺麗なもの。場所の雰囲気に合っていて、余計にファンタジーへの期待が高まる。
目を凝らすと小さな点がチカチカと光っており、暗くなればとてつもなく綺麗だろう。見たこともない派手な色の魚が悠々と泳いでて、私の好奇心はMAXに近かった。
(あの魚…美味しいのかな…)
と。
どこかズレている気もするが、これから始まるであろうプチサバイバル生活に食料は大事だ。私は意外にも冷静だった。
「水は…飲め、る??」
恐る恐る手を入れる。想像以上に冷たくて背中がゾワッとなった。両手をお椀の形にしてすくってみると、さっきの小さなチカチカが集まってきた。うお、ファンタジー。虫とかではなかったのか。
変なにおいはしないし手が痒くなることも無い。きっと大丈夫だろう。しばらくしたらチカチカもいなくなったし。
恐る恐るなめてみる。…うん。普通の水だ。すんごい冷たいけど。普通に美味しい。定○渓の湧き水と変わんない。
-…お主、飲んだのか。
・・・・・・・・え?




