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転生

2話、甘めに見てください

ずっと水の中に浸かっているような感覚だった。

暖かい液体に浸かっている感覚はあるのだが、それ以外何も感じられなかった。

そして時は訪れた。


朦朧とする意識の中、世界がパッと広がりそして暖かい何かに包まれている感覚が来た。


暖かいものに包まれながら俺の意識ははっきりしてきた。

はぁ暖かいこれが天国の温もりかぁ 

俺も女の子救って人生円満退社、多分天国での福利厚生も多いんだろうな〜


「おぎゃゃぁぁぁぁ!おぎゃゃぁ!」


ほら赤ちゃんの鳴き声もする。

???赤ちゃんの鳴き声??

俺はまだ温もりに包まれて眠っていたかったが渋々目を開けた。

目を開けてみると頭上にはとても美しい谷間、そして横には赤ちゃんらしく豪快に泣いている青髪の赤ちゃんがいた。周りを見渡してみると煉瓦造りの質素な部屋に、耳の長いメイドらしき格好の女の人が二人、そして金髪のイケメンと谷間の持ち主と泣きながら寄り添いあっていた。何か話しているようだが隣の泣いている赤さんのせいで全くもって何も聞こえなかった。

谷間の女に人はでかいおっぱいのせいで顔が見えなかった



そして俺はまた目を閉じた。

俺は余計に混乱した、全く状況が飲み込めなかった。

落ち着け。落ち着け俺。よーしよし、いつもかっこいいぜ俺

まず状況を整理しよう、隣に赤ちゃん、洋風のレンガ造りの建物、耳の長いメイド、そしておっきいおっぱい。

このシュチュエーション。思い当たるのは一個しか頭の中には浮かんでこなかった。


あっこれ、異世界転生ってやつだ!


俺が状況整理してる間もずっと隣で赤ちゃんが泣いていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



とりあえず泣いてみるか。そう思ってとりあえず行動してみた。



「おぎゃぁぁ!おぎゃ!おぎゃああああああ」


精神年齢20代後半がこれをやるには、いささか羞恥心というものが拭えないが、赤ちゃんになった以上とりあえず赤ちゃんになりきるしかない!!!


「おぎゃゃぁぁぁぁ、おぎゃああああああああ!」


あぁ俺これから異世界生活どうしようか…


泣いていると突然何かに抱き抱えられた。

するとさっきまで泣いていた金髪のお兄さん?おじさん?が俺のことを抱き抱えているようだった。


「〜〜〜〜〜〜〜!〜〜〜〜!」

多分あやす言葉を言っているのだろうがこの世界の言葉は俺には理解ができなかった。

あっそっか異世界だから言語も違うのか。そりゃそうだよな

そしてパパさん愛情表現なのは分かりんすがそこまで揺らされると流石に生まれたての赤ん坊にはきついっす。

まぁ赤ん坊には泣く以外の抵抗の方法はなかった







そして揺らされて移動している最中、言語の違う異世界には全くもって似つかわしくないものが壁に飾られてるのが目に入った。


「安産祈願」とデカデカ掛け軸のようなものに書かれて壁に飾られていた。


とても動揺した、びっくりしすぎて見入ってしまった。


この行動がダメだった。


「お前、この言葉がわかるのか?」


と目を細めながら普通に日本語で話しかけてきた


聞かれた瞬間その言葉を理解するのに時間がかかった。今この、おそらく父であろう人物からかけられた言葉について無数の考えが浮かんだ。俺の聞き間違いじゃないよな、ここはなんて答えるのが正解なんだ、どうすればいいどうすればいい、どうすればいい………考えはまとまらず、どうすればいいのかという考えだけが頭に残っていた。

その考えている時間は無限のようにも束の間の時間のようにも感じられた。

ただ考えがまとまることはなく、純粋無垢な赤ん坊をどうにかして演じることにした。

まさに断崖絶壁の上で綱渡りをしているような感じだ


「その答えはまだ答えなくていい。お前には色々と話さなきゃいけないことがある。お前たちが成長した3年後までこのことは持ち越しにしておく。」

と金髪の父であろう人物が言った

そしてそのまま俺を胸の大きい母に預けて母とまた話し出した。


その言葉を聞いた瞬間一気にホッとした多分この瞬間安堵の表情が少し顔にも現れていたと思う。

あの質問をされた瞬間少し恐怖を感じたのだ。あの質問に答えていたら何をされていたかわからない、もしかしたら俺の異世界生活が生まれて1時間も経っていたいのにあそこで終わっていたかもしてないと思うと結構ゾッとする。


はぁこれからどうしようか俺の異世界生活まあ頑張るしかないかぁ。


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