3.史上最高の1選手は、マラドーナさんの90イタリアW杯決勝の無念を、見事晴らされるか
90イタリアW杯、A代表は苦しみながら決勝へと辿り着きますが、その決勝は主力数人が累積警告で出場停止となり、満足に戦える状態ではありませんでした。そう、A代表の優勝は望まれていませんでした。
ところが近年A代表はくじ運に恵まれ、決勝までは優勝候補の本命に当たりませんでした。少なくとも準優勝に終わった4大会はそうです。残すは決勝のみ、この試合に勝てば優勝です、しかし、一番きつい相手と対戦する事になる決勝で案の定というか、史上最高の1選手は活躍できません。
私的には、彼よりもA代表を救ってくれた感のあるディマリア選手も累積警告や怪我で決勝に出れない、もしくは出れても体調不良で活躍できませんでした。
この流れが変わったのは昨年の南米選手権、A代表のメンバーも大分様変わりした様です(私はこの大会を見ていません)。
ただ、2020年にマラドーナさんが亡くなっており、その追悼の意味もあってかA代表は久々の優勝を果たします。
そして今大会、やはりくじ運に恵まれ(対サウジ戦の敗戦はご愛嬌です)、決勝までの道のりで厄介なのはオランダとクロアチア(この試合は対戦相手の疲弊もあって望外の快勝)でしたが、何とか決勝へと辿り着きました。
状況的には準優勝に終わった4大会と同様、最後に一番きつい相手と思われる仏代表との対戦になりましたが、A代表の優勝を望む声は多いようです。
寧ろ、感染症により仏代表の主力数名が出場できないのではの報道もあり、そうなると仏代表が90W杯決勝のA代表と重なります。
ですのでマラドーナさん、間違えて仏代表の選手に乗り移らないで下さいね(笑)
それで、今大会のMVPは仏代表のグリーズマン選手(私はソシエダのファンでもあります)と
彼を除くA代表の全選手・監督コーチ・スタッフとA代表を応援した全ての人に贈りたいと思います(おそらく本物のMVPは”ショートケーキの苺”の彼が受取ります)。
そして、A代表を応援する方でどうしても彼がW杯を掲げるのは勘弁という皆様(今の時代では極々少数だと思います)、
思い浮かべて下さい、彼の身体を借りてマラドーナさんがW杯を掲げる姿を、90W杯決勝の無念が見事晴らされる瞬間を……
FCBファンやファンだった方には辛い言葉も多々あったと思います。
でも他意はありません、唯々サッカー界が良くなることを思ってのものです。
まだまだ、良くなる余地はあります。
ですので、本作は続きます(続くんかい! はい、残念かも知れませんが続きます……)。