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「5」ご主人様に挨拶

そんなこんなでなんとなくその場の雰囲気でこの屋敷で働くことになった。

私はメイド服を大事に抱え階段を下りながら、ホモ疑惑が晴れたイケメンの背中を追っていた。

この屋敷の主人に挨拶をしろとのことだ、ようやくメイドらしい展開になってきてテンションが上がる。


「あの、もしかしてこの屋敷のご主人って、お婆さんだったりします?」

「これは驚いた、もしかして君、もう既に会ってたりするの?」


そう聞かれると何とも言えない、自分の恥ずかしい思い込みで狸寝入りをしていたため、あの優しい声しか私は知らない。


「……ま、まぁ、声だけなら……一応」

「その様子だと何かしたね、まぁいい。外に出るから靴を履いておいで、君の靴は出しっぱなしにしてるから」


僕はやる事があるから、せいぜい迷わないようにね。そう言ってイケメンはさっさとどこかに行ってしまった。


「あっ、名前……」


聞き忘れてしまったが、もうイケメンはどこかに消えてしまっていた。

仕方なく、私は下駄箱を探すべく、再び歩き始めた。


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