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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
最終章―理不尽なセカイ― 諦めない背中
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74話 神と美咲


自ら作った次元の裂け目にアルラウネと共に突入する美咲。


突入した渦の中には闇が拡がっていて視界が定まらないアルラウネの手をギュッとにぎりしめ神のいる次元へとワープしようとする美咲。


「……どうしよう、考え無しに衝撃で次元の裂け目を作ったけどアイツがいる次元が分からない……どうしよう」


美咲が今いる所は魔界でも無く現実世界でもない言わば次元の狭間である、美咲の所持している魔王の魔法を駆使すればこの次元の狭間から神のいる高次元へワープする事が出来る。


「探れ……アイツのいる所を……」


美咲が目を閉じ神のいる次元を必死に探し出そうとする。


「……ダメだ……次元の範囲が広すぎて局所的に神の気をサーチ見つからない……どうしよう」


「……う、うー」


「どうしたのアルラウネ」


アルラウネが天に向け指を刺しなにか伝えたい様子であった。


「ん?上、上に何があるの?」


「……!? あ、そっか!!全ての次元を統括しているアイツがいるのはそこ!!」


「ええい!」

美咲が天へ向け身体全身で加速する。

そして限界まで加速すると闇に包まれていた空間が光だし美咲とアルラウネは光に包まれる。


「くっ……うあああああ」


瞬間、美咲はとてつもない衝撃を受け神聖な光に包まれた美咲は気を失ってしまう。


__……声が聞こえる。


「おい、おい……美咲」


『……私の名前を呼んでいる?』


「はっ!!……アルラウネ大丈夫?」


「うー」


「良かった大丈夫だ……私もアルラウネも身体に傷はない」


美咲の耳にとある声が届き意識が戻りアルラウネの安否を真っ先に確認する。


「……今や魔王の力を有するとは言え元人間がここへ踏み入ってくるとはな美咲」


「……っく!! 久しぶりね……神様」


そう、美咲の耳に届いた声の主は美咲の探し求めていた神であった。


「私!!アナタに!!」


「……分かっている」


美咲が神へ対し何か言おうとするのを神が遮り口を開く。


「魔界へ残ると言った矢先俺に会いに来るとは全く……とんだ新魔王だな情けない」


「くっ……」


「お前の目的は分かっている『それ』の命を元へ戻したいんだろ?」


「アルラウネちゃんを物みたいに言うのやめて……」


「物だろうもう今は。」


美咲は神に目的を完全に把握されており、その苛立ちから声を荒らげてこう神へ言い放った。


「あああ、うるさい!!うるさい!!!」


「アナタが全部仕組んだんでしょ!? この世界も運命も、私の人生全て……なんでこんなに酷いことするの!? 強くなったって……誰かの『特別』になったって何にも手に入れられない……」


「ほう、絶望の淵、思考の局地に立った後の答えが全て俺のせいか。面白い」


「……だってアナタが運命をきめているんでしょ、この子の運命も私の運命も」


「そうだ。と言ったらどうする?」


__シュバ!!


その言葉を受けた美咲が目にも止まらぬスピードで神の懐へ潜り込み、威圧する。


「アナタに貰ったこの力と先代の魔王様の力で貴方を倒してでも私とアルラウネの運命を変えてもらう」


「ほう、お前相変わらず本気になった時いい目をするな」


「フッ……」


美咲の本気に神が少し微笑む。

ラストスパートがんばります!!

みんな美咲達の最後を見届けてください!!!

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