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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第二章 美咲出世街道まっしぐら!!
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47話 新魔王と勇者対面しちゃいましょう!!


「ドラタン!! えへへ〜かわいいなあ」動物好きな美咲がドラタンをやさしくなでなでする。


「戯れているところ悪いが」

「美咲、勇者の治療をしなくて良いのか?」とアルラウネが気を使い美咲に告げた。


「あ!! そうだアルデ君を治療しないと」

「アルラウネちゃん!! アルデ君を治療して!! お願い」


「勇者何ぞ誰がするか、と言いたいが新たな魔王の名ならしょうがないの……」


「それ……」「ヒール」

詠唱無しの回復魔法でアルラウネが勇者を回復する。


「さすっが!! アルラウネちゃん」


「ほう、美咲この勇者記憶を司る部分が損傷しておるな……」


「身体回復の際そこも治ってしまうのじゃが……どうする?」


「えっ!!……(それって出会った時、勇者だった頃のアルデ君に戻っちゃうって事だよね)」


「でっ、でも今治さないとアルデくん死んじゃうんだよね……」


「そうじゃの」


「っ……__」


「どうするかの?美咲」少し冷淡な口調でアルラウネが尋ねる。

「ちょっと怖いけど、アルデ君が死んじゃうならこのまま治療を続けて」


「了解した」アルラウネは美咲の願いの通り治療を続けた。

_ゴクリ……_


美咲は固唾を飲み記憶が戻ってもいいからどうか、アルデ君の命を救ってと祈った。


「おわったぞ、美咲」


「アルデくん!!」美咲は咄嗟にアルデに飛びついた。


「ぐっ……あ、あれ美咲さん……私はあの時気絶して」


「うんうん、でももう大丈夫だよ!!」


「魔王さんも説得したしアルデ君のへ危険は全部取り払ったからこれで」


『魔王……!?』


「ぐっ……頭が」美咲が魔王と言う言葉を口にした瞬間アルデは苦しみだした。


「まずいのぉ美咲、記憶が……」


「ぐあっ……!!」 「ハァハァ……」


「アルデくん!!」


「ぐああああああ」アルデの頭部はとてつもない痛みに襲われ大声を上げた、それと同時に全ての記憶が蘇る。


「……大丈夫?……だよね?アルデ君」


「全て思い出した……私は貴女を倒さなければならない……絶対に、覚悟して下さい美咲さん」


「いいえ、美咲!!」


「……!?」美咲が胸に手を当て自分の鼓動が早まっていくのを感じ、アルデが記憶を取り戻してしまったという焦りから冷や汗で身体が凍ってしまったかと思うくらい激しい恐怖に襲われた。


「ほう」「やはり……」


「そっ……そんな」


魔王を倒したのもつかの間、アルデの記憶が戻り美咲の前に敵として立ちはだかった。


「覚悟して下さい……貴女を私は絶対に許さない」刃を美咲へ向け勇者アルデはそう言い放った。

引き続き明日も投稿頑張ります!!

よろしくです!!

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