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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第二章 美咲出世街道まっしぐら!!
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46話 目覚ましちゃいましょう!!


禍々しい気を放出しアルラウネを睨む美咲。


おかしい……美咲の人格が変わったかのような目付き……このままでは(殺られる__……!!)


「なーーんちゃって!!」

「いやー、一回やってみたかったんだよねー!!ドッキリってやつー!?むふーん」


「あぁ……?」アルラウネの気は緩みそんな美咲の幼稚な行動に呆れさえ感じた。


「でもすっごいパワーだよ!! 魔王様こんな力ありがと!! 絶対ちゃんと使うからね!!」

(美咲ちゃん? 美咲ちゃん?聞こえるかしらぁ?)


「あ!! 魔王様の声!? すっご!!ここまで一体化してるの!?」魔王は美咲の中でちゃんと生きていた。


(貴女に負けた私のせめてもの贈り物よ、大切に使ってちょうだい)魔王はそう告げ美咲の意識の奥底へまた隠れた。


「……魔王様ご無事で何よりです」器は消えてしまったが、美咲の意識の奥底で確かに生きている魔王にアルラウネは安堵をした。


……__スタッ

アルラウネが膝まずき美咲に頭を下げる

「これより貴女が魔王、何なりと」


「えええ!? アルラウネちゃんそっ、そんなに畏まらないでよ!?」少し慌てる美咲。


「了解しました……魔王美咲態度を対等にとお察ししました」


「う、うん」


「はぁ、そちやり過ぎじゃ…………元魔王はお主の力で完全にプライドズタズタじゃぞ」


「え、だってほんきでこいっていうから……」


「まあ、魔王様が認めたそちじゃ、妾も不満は無い……これから頼みますのじゃ魔王美咲」アルラウネがウインクをし、畏敬の念を表す。


「んーーっ!!」

「まかせてっ!!!」


「これからこの国の魔王は私だ!!」

「ほんと出世RTA!! 最高!! この世界最高!!」


「ふん、ほんとに無邪気じゃの」


「そうだ!! 今の私って魔法も使えるんだよね!!」美咲は魔王と一体となった事により魔王の力を使える事が分かっていた。


「あぁ、そのはずじゃが」


「よっし!! 物は試しだねえーっと」


「はっ!!」


美咲は抑えきれない魔力で大きすぎる魔法陣を展開し呪文を唱える。


「この大地に生まれし生命よ、我が名の元に還れ」

「はぁ!!」

「リ・スボーン!!」


スギューン!!展開された魔法陣の中から以前みさきが救いたかった、ドラゴンの骸が現れさらに魔法が細胞を再構築しドラゴンが生き返る。


「なんと!?」(まさか本当にドラグニカを蘇生するとは……)アルラウネが驚きの声を上げた。


「やったー!! 成功成功!!」 「絶対生き返らせてあげるって約束したよねドラゴンくん!!」


「んーと君の名前なんだっけ?」

「いいや!! 生まれ変わったことだし私が新しい名前を付けてあげるね」


「ドラゴンだからーん〜どうしよっ」

「ドラタン!! あなたはこれからドラタンね!!」


「安易な名じゃのう」アルラウネは咄嗟に絶望的な美咲のネーミングセンスの無さにケチをつけた。


「いーじゃん!! 可愛い名前だよねー!!どらたーーん」


「ギュオーーイ!!」


「ほら!!」


「ふ、まあいい」 「良かった美咲」


「うん!」

魔界で最初の目的であるドラゴンを復活させるというを達成した美咲であった。

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