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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第二章 美咲出世街道まっしぐら!!
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45話 就いちゃいましょう!?


「まっ魔王!!」スタッ……__!!

アルラウネがそう言い放つと美咲に撃退された魔王の元へ駆け寄る。


「大丈夫だよーアルラウネちゃんちゃんと急所ってやつは外してるからー」美咲は余裕な顔でそう言った。


「美咲ちゃんはちゃんとコントロールできるってぇーー」


「ぐっ」アルラウネは駆け寄りながら美咲のその余裕な態度に苛立ちながらも魔王の元へ瞬時に到着する。


「ハァハァ……」衝撃により形態変化が解かれた魔王は浅い呼吸をしながら自分の敗北を悟りアルラウネにこう告げた。


「アルラウネちゃん……この私がかつて敗北したなんてことあったかしら?」かすれた声で語りかけ返答を求める。


「グスッ……グスッ……」


「いいえ、我が魔王こそ最強……そのような事1度もありませんでした。」


「そうよね……敗北したことの無い私は最強だったわ……でももう違うわ……私は負けてしまった」


「この子に!!」魔王が指を指す先には美咲が映る。


「よって今日よりこの子が新しい魔王よ」


「ま、魔王様!! 1度の敗北で魔王を断つなど家臣として、納得が行きません!!」


……__ズサッ!!__


「……!?」


「えっ!?」


「ハァ……ハァ…」


「美咲ちぁゃん……立派な魔王になるのよ、貴女の拳とっても凄かったわ」

「勇者の件は好きにしなさい」


魔王は自分の心臓を取り出しその剛腕な手で自分の心臓を身体から取り出した。

「この魔界をよろしくねぇん……あとは任せたわよ」

「さよなら」

そう言って魔王はニッコリと優しい笑顔を浮かべて自分の心臓を握りつぶした。


__グシャ!!


「魔王様ぁああ!!!!」アルラウネは感情をあららげ声を上げる。


「心配しないでアルラウネちゃん、私は死ぬ訳じゃないの……この器を捨てて魂を美咲ちゃんに捧げて負けた家臣たちに罪滅ぼしするのよ」


「美咲ちゃんも私の魂受け入れてくれるわよね……?」


「ぜっぜひ!!」この数秒で何が起こったのか分からない美咲だったが、悲しい感情よりも魔王のしたい行為が何となくわかってしまいその気持ちを汲み取ろうとする。


「悲しいけど、負けたら最後ってのが魔王なんだよね分かりました!!一緒になりましょう魔王様!!」


「分かってくれたみたいね美咲ちゃん」


「……ありがとう」


魔王の骸が魔力の光となり美咲の体を包み込んだその光は美咲の身体に入り込み、途端目を覆うくらい眩い光を放った。


「凄い……」


「凄い凄い凄い!!」


「魔王様凄いよ!!この力!! 私の力とこの力ならssランク勇者なんてワンパンだよ!!」


「すっごーーい!!」


美咲は魔王と一体となった。


「な、何じゃと!? 美咲と魔王様が一つに……」

美咲の中に魔王の力を察知し一体となったんだと理解するアルラウネ。


「……ふっふふ」


美咲が不釣り合いな不敵な笑みを浮かべる。


「これよりこの世界の魔王は私……」

「世を統べる魔王美咲の誕生なるぞ。」美咲の声色が変化し威圧力のある口調でそう言った。


「__……!?」アルラウネはその強大な力を前に打ち震えた。


み、美咲……!?


明後日にまた、次の話投稿するよていです〜!!

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