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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第二章 美咲出世街道まっしぐら!!
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29話 いざ戦慄拷問部屋へ!! 意識が飛んじゃいました……


「美咲ちゃん恐ろしい子っ!!!!あー怖い怖い」魔王がそんなことを言って美咲をからかう。


「わかりましたよぉ私やります!!覚悟を決めました」美咲が尋問役を引き受ける。


__パチン「ほんとぉ!! さすが美咲ちゃん!! そのノリよそのノリがほしかったのぉ♡♡私」魔王が再びおネイ口調になり美咲にベッタリする。


「ちょちょちょ〜まーおーう様〜近いですって〜ー」くっついて来る魔王を美咲は引き剥がした。


「にゃっぁん♡♡美咲ちゃぁんたらもう♡乱暴♡♡」

引き剥がされた時にぶつかって赤くなった頬を抑える乙女な魔王。


「よぉし!! それじゃあ魔王様私行っきまーーす!!」

よく安易にパロディされるあのリアルロボットアニメの主人公の様な口調で美咲は敬礼のポーズをしながら拷問室に入っていった


__パタン

拷問室の中は美咲の思った通りに冷やかで真っ暗だったそれだけならまだしも床には拷問と魔物達の酷い尋問の跡なのか血液がベッタリ染み付いていて、なんだか匂いも腐った卵の様な匂いを放っていてとても臭い。


「ひっひぃいいいいいい」美咲が肩をビクンとさせながら震え恐怖する。


__ガタッ…… びっくりしてよろけた美咲の足が何かに当たり大きい物音を鳴らした。


「えっ!?ななななななんの音!?!?」

そして美咲はゆっくりと足元へ視線を向ける。


「……!?!?」「きゃああぁあぁああああ!!!!ガガガガ骸骨ぅーーー!!!!」なんと美咲が不意に蹴っ飛ばしたの尋問、拷問末に命尽きたであろう骸骨が落ちていた。


「ひぃいいいいもうやだよぉおおお!!!! やっぱりこんなとこでてやるぅーー!!」美咲がまた恐怖により弱腰になり狼狽えた。


「……っくぅ……そこに居るのは誰だ!!!」暗闇の中、聞き覚えのある声が美咲の耳に響く。


「ワタワタワタ私………」美咲が緊張や恐怖で動揺しまくり落ちている骸骨をどうにかしようと、ドリブルしてしまいその謎の声の主に返答を出せぬまま混乱してしまう。


「……その甲高く黄色い声は………まさか君っ……」謎の声の主が美咲に気づいたらしくゆっくりと重々しい口調で口を再び開いた。


「ワタワタ私は五番隊……五番隊隊長みしゃきでしゅ!!うひゃあっ」美咲はすっ転んだ拍子に魔法灯のスイッチを押したらしく電気が灯り謎の声の主の姿が露になる。


「君はッ!!!」


「貴方は!!!」



__……静寂で殺伐としていて冷ややかな拷問部屋に勇者アルデと五番隊隊長神尾美咲の声が響いた。

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