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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第二章 美咲出世街道まっしぐら!!
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28話 指切りげんまんっ!! で飛んじゃいました!?


「グフフフ……♡♡言ったわねぇん美咲ちゃぁんしっかり尋問して貰うわよォん☆」魔王がニヤリと邪悪な笑みをうかべた表情をして美咲に詰め寄る。


「ひっひぃいいい」もうどうにでもなっちゃえーー!!と、言わんばかりに泣き笑いして悲鳴をあげさらに美咲はこう続ける。


「……じゃあ魔王様っ……グスン頼みましたよドラゴンさんの事とアルデくんを好きにさせてくれる約束!!」むっとした表情で小指を魔王様に差し出し、魔王様に『指切りげんまん』を要求する。


「……美咲ちゃん? その指を差し出して物欲しそうにしている仕草はなんなのかしらぁん??」異世界の王である魔王には当然『指切り』のやり方など分からなく疑問げな表情をする。


「あっそーか」口に手を当て(こっち(異世界)では『指切りげんまん』なんて分かんないか〜)と美咲は指切りのサインを要求した事を後悔する。


そんな美咲は魔王に『指切りげんまん』のやり方を異世界人とバレないよう考慮しつつ、こう説明した「私のあ〜故郷!! 故郷の習わしでこうやって約束を交わすときにやる風習なんですよ!!」少し焦りながらも魔王に優しく説明する美咲。


「あは〜ん♡♡なるほどぉん♡そう言うことなのねぇん……じゃ、約束のその……指切り?やりましょうか♡」意外にも好奇心は旺盛な魔王は美咲と指切りをやろうと小指を差し出した。


「……これでどうすればいいのかしらぁん?……」差し出したは良いもののこの先のやり方が分からない魔王はキョトンとした目を丸くして面白い表情を浮かべる。


「ぷっ、ぷはははははははは〜ーあー面白いなぁ魔王様」美咲がそんな可愛く困惑する魔王様を見て笑いだした。


「もぉーー美咲ちゃんったら笑うことないじゃないムキーーー!!」魔王が悔しがり自分の服をギリギリ噛みながら悔しがる。


「あーふふふ……ごめんなさいごめんなさい魔王様が面白くてつい……それじゃーしましょう!! まずはこうやって、お互いの小指を交わしてっと」丁寧に説明する美咲。


「それでこうやって重ね合わせたら歌うんです!ゆーびきりげーんまん約束破ったら針飲ましますよ〜♪」


「……!?!? ははは針ィイ!?!?」魔王が『針飲ます』と言う歌の歌詞に猛烈な声のトーンのリアクションで反応した。


「あ!? これは歌の中だけの話で!!! えーっとその、ほんとうに破ったら飲ますとかじゃなくて………」美咲が否定する間も無く魔王様の勘違いは止まらない。


「……やっぱり私が見込んだだけあるわぁんアンタ……この魔界を支配する魔王アルカディオンのこの私に向かって約束を破ったら針飲ましますだってぇええええ〜ーこわぁああいんですケドォーーー!!!」魔王が両指を突き出して指先をプルプルさせながら変なポーズを取り美咲を怖がった


「ちちちちち違いますってーー!!」


ポンっと美咲の両肩に魔王の物凄く大きい手がのっかる「美咲……アンタの尋問と拷問期待してるわよぉん♡♡センスしかないと思う」魔王がきらーんとした目で私に期待しかない眼差しを向けた。


「もーーーーーーまた勘違いされてるぅううーー〜!!!!!」拷問部屋の前でまた叫ぶ脳筋少女美咲であった。




トホホーー………

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