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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第一章 異世界転移 vs Sランク勇者パーティ編
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01話 身体能力解放


神尾美咲は死んでしまって、目の前が真っ暗になった▼──。


……


と、某ポケットに入りそうなモンスター育成ゲームみたいな死亡テロップが私の頭に浮かぶ、そんなシュチュエーションを経験した私「神尾美咲14歳」は死んでしまいました。


そしてここはどうやら天国じゃないみたいなの。


「神尾美咲お前は死んだ、いや。私が殺したと言う方が正しいか」

魔道士のような黒いローブを着た中性的で顔立ちがとても美しい男が衝撃的な発言をしたのである。


「どどどどう言う事なの!?」驚きを隠せない私。



「そうだな、説明が必要だろう。お前を神の力でトラックで轢かせ神の聖域(ここ)に召喚したのは私だ」と神が告げる。


「神!?神の領域?色々なんなの〜!?」

色々な非現実的や固有名詞(セリフ)が出てきて困惑してしまった。


……


「私はお前が元いた世界をも管理し全次元を統括する神だ」


「さっきも言ってたけどやっぱり貴方本物の神様なのね……」ゴクリと固唾を飲む。


「ああ、凄いだろ…俺もすごいと思う、更には色んな次元世界をも管理して統括している神だ」

露骨なドヤ顔決めをする痛い神様。


「うげぇ……うざっこの神様…」と美咲は口には出さないが心のsnsで呟く。

挿絵(By みてみん)


ビシッ!

「おい美咲…今心の中でお前俺の事ナルシストの神とか思ったな?」とナルシストの神様は杖で美咲の頬を何度もつつく。


「ひいぃい、ごめんなさい……」

どうやら神様は全てお見通しのようだ流石は全次元を統べる神。


「…そんな事より本題に戻る、神尾美咲お前を元いた世界から消した理由を話そう」


「あーそうだった!その話だった…教えてくださいよ!!なんで殺したんですか!!!」と殺された張本人と談笑してた事に気がつき怒る。


「……」


「お前ふつうすぎるんだよ……」

と神様がボソッっと呟く。


「はにゃ?……」

神様の衝撃的な言葉に私は口をポカーンとしてSD調の顔になる。


「いやな、全部の世界生み出してるの俺なんだけど美咲、お前をいつも見てると普通すぎてイライラしたから消したんだよ」


「えっちょっおま、馬鹿野郎!!」と目を見開きツッコミを入れて叫ぶしかない私。


「だからお前を元いた世界から消して他の次元に飛ばすことにしたそしたら面白いかもしれないからな」


「はぁ……」ショックのせいか、もうなんかどうで

も良くなって拗ねてみる。


「神は退屈なのが嫌な性分でな…お前みたいな普通の人間使って、めちゃ強化とかして他の世界に送り込んで無双させたりして遊ぶのが最近の神界で、流行りなんだよ」


「え?強化?」

と強化という単語に強く個性を感じそれが欲しいと惹かれる私。


「んーそうだなお前のステータスを参照すると身体能力だけはなんか微妙に良いな」


「でしょ!?神様」

若干の特技を褒められて嬉しくなる。


「……よしでは、身体強化してお前をどっか違う次元に送り込んで遊ぶ事にする」


「強化!?強化!??〜神展開キタコレ!!!!」と自分に何かしらの特徴がつき個性を貰えることにはしゃぐ。


「お前らがいた元の世界では俺が色々能力を調整している故、人間っていう生き物(オブジェクト)は本来の能力の10%しか扱えてないんだ」


「あー!!なんかそれ聞いた事がある」

と神に馴れ馴れしく話してみるもうタメ口でいいよねと自問自答。


「そう、だからお前の身体能力のリミッターを解放しておく、解―放するだけだからお前がリミッターを勝手に調整してその能力を扱って戦ってくれ」


「え!すごい!!!何それめっちゃ楽しそう!!」ワクワクと子犬の目みたいになる私。


――……

「ん戦う?そんな能力を貰えるってことはどっかに送り込まれて戦うってこと?怖い!!」


「だからその為の身体強化だろ自由自在にメーターを解放して無敵の力を行使してどっかしらの世界でお前を輝かせて、遊ぶのが俺の狙いだ」と神は赤裸々に語る。


「さっき言った通りメーターを上手く使えば痛くないし勝てない相手は居ないし空だって飛べるどうだ?さぞかしたのしかろう?」


「おまえらの世界でこういうのをチートと呼ぶだろ?それをお前に使わせてやる」


ぐすん…

「うぁぁぁぁあぁぁぁ」


()()()()()()()なんだ〜いきててよかったぁああ」と美咲は死ぬほど喜び泣きわめく。


「いやお前今は死んでる」バシッと、神様が隙をついてツッコんでくる。



「よし、とまあめんどくさい説明が終わったのでお前を他の次元に飛ばすとしよう」


「わ〜ワクワクドキドキだなあ…」キラキラした目で神を見つめる私。


「……うーんそうだな」

「よし決まりだ、ここがいいじゃあお前を魔界に送る」


「魔界?」

物騒な世界っぽい魔界というワードに反応する。


「魔物が住む魔王の支配する魔王の世界魔界だ」


「えぇ〜キラキラした異種混合の世界とかじゃないの〜神様〜」と飛ばされる世界に不満を漏らす私。


「グチグチ騒ぐな」

「そこでお前は、魔王側につき勇者を倒せ、倒せたら元いた世界に生き返らせてやろう」


「勇者……?」


「そうだ勇者だ、あいつらパラメータや奇跡力が高いしアイツらが勝ったら、魔界の均衡が崩れ魔界そのものが崩壊してしまう」


「崩壊してしまうと俺がまた一からその次元を構築し直す作業をしなくてはいけならなくなる」


「再構築ってのがクソほどめんどい、だからお前を身体強化しチート少女にしてその世界に送り込みそれでお前が勇者軍を無双して一石二鳥という訳だ」


「おーその発想まさに神ですね!!」意外と言っていることが理解出来その意見に賛同する私。



「そうだろう、よしでは今からお前を魔界に送り込むしかしその前に……」



スっ…さっき頭をつつかれた棒を私に向ける神

何らかの言語で呪文詠唱をしたのち私の体が光に包まれる。


「うひゃあ」魔法少女の変身シーンの様に身体が虹色のようになりみるみるうちに姿が変わっていく。


「いやあああぁぁ」


変身がひと段落終わると身体が機械化しメカニックで銀の鎧を身につける頭には機械型の可愛いヘッドギアが身につく。


「うおー〜かっこいい〜」とSFチックな見た目に興奮をお憶える私。


「うわぁ、それになんか髪もピンク色に変色しちゃった!?」

まあ可愛いからいいけどと、機嫌が良くなり声のトーンが高くなる。


「つよそー!!ありがと神様!」

と、瞳をキラキラさせて神様にお礼を言う。


挿絵(By みてみん)



「さて、魔界でも不都合の無い鎧を纏った所でお前を転生させる

場所は、魔王アルカディオンが支配する……」



――「魔界次元世界オルグガルバート」――

真っ白な空間にこれから私が送られる世界の声が響いた


「うわあ!それっぽい世界の名前テンション上がる!!」


「そこに行き魔界一最強のSSSランク勇者フォン・ゼノス・ガーランドを倒してくるのだ神尾美咲そうしたら地球(現世界)へ戻してやろう」


「これで人並み少女を卒業して個性的になれるんだ…神様!!ありがとう魔界で頑張っちゃうよ私」

送られる魔界という絶望感のある世界を前にワクワクが止まらない私…どんな展開になっちゃうんだろう。


――神尾美咲の魔界次元のぶっ壊れ身体能力強化生活がこれより始まる……かなぁ。


昨日投稿した作品ですが皆様に結構な数見ていただけたのでめちゃくちゃテンション上がってます!!!人並みだった女の子美咲ちゃん的に神展開キタコレ連続な1話なので楽しんで頂けたら幸いです。

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