27話 調教師美咲のテンションが飛んじゃいました!?
「ふぅ……着いたわぁん♡美咲ちゃあ……ぁあああんって!!」「ななな泣いてるぅ!!!」魔王様が極端に腰を曲げてコミカルに驚く理由は拷問部屋に着いた瞬間何故か美咲が泣きじゃくっているからであった。
「うぐっ……うぐっ……ぴえーーん尋問部屋こわいよぉおおお」先の戦闘で狂気に染まりながら悦楽の無双戦闘を繰り広げていた無敵少女が拷問したくないと泣きじゃくる。
「どどどどうしたのぉん!! 美咲ちゃぁん!!」魔王様が急に泣いてしまった美咲を心配し優しく質問した。
「……グズん…… 私自信ないですぉ……」泣きべそをかいてあからさまに不機嫌になる美咲。
「むぅ……」魔王が少し考えた後こう口を開く 「あっ、そうだわぁん♡美咲が勇者君から勇者軍の有益や情報を聞き出すことが出来たら殺しちゃうつもりだったアルデ君を好きにする権利をあげるわぁん♡♡」そう魔王は美咲に利益ある、条件を提示する。
「みょみょみょっ!?」美咲の耳にびびびっと「アルデ君を好きにしていい」と言う魔王の言葉が聞こえた瞬間また美咲のテンションが豹変し彼女の変なスイッチが入る。
「ほほほほほんとですかぁ魔王様っ!?!?」お目目が好奇心のキラキラな星に包まれハイテンションになる美咲。
「あらっ!! もしかして美咲ちゃあん尋問してくれる気になったかしら?」美咲のテンションジェットコースターに動揺し静かに口を開き美咲にへそを曲げられないように恐る恐る質問する魔王様。
「はい!! 任せてください!! 魔王様」さっきとは言っていることが一転する美咲。
「むふーん どーしよっかなぁ〜ー勇者くんに私の執事にでもなってもらおうかなーそしてアルデ君に執拗に迫る私に『くっ……殺せ……』とか言ってもらいたいですー!!!」ブフォーっとお得意の妄想力で鼻血を拷問部屋の前で垂らしまくる美咲であった。
「ちょちょちょちょ!?!? 美咲ちゃん美咲ちゃん!!どどどどうしたのよぉん!?!?」魔王様が慌て鼻血ブーが止まらない美咲をフォローする。
「てひひ〜すいません魔王様ちょっと好きにしていいってワードに興奮しちゃって」我を失っていたことを思い出して魔王様に謝罪する美咲。
「ん!?美咲ちゃん今興奮するって言ったわよね?」興奮したと言うワードに対し疑問に思い魔王様が美咲へ質問する。
「はい、アルデ君自由に出来たらたのしそーだなって(ワクワク)」おちゃめに返答を返す美咲。
「じゃあ♡♡ アルデくんの尋問やる気になったのね!!美咲ちゃぁん♡♡♡」魔王様がキラキラな乙女のお目目になって、美咲の目をちゃんと見て美咲へ期待の眼差しを送る。
「え……!?」
「しっ、しまったぁあああああああああああ!?!?!?!?」尋問するという条件をハイテンションになった美咲は飲んでしまっていた………
尋問開始っ!!!




