25話 アットホームでマイホーム魔界城になっちゃいました!?
新章開幕です!!
「と・い・う訳で!! 神尾美咲ただいま帰還しました!!!魔王様!! アルラウネちゃん!!」そう2人に帰還を告げる五番隊隊長美咲。
「美咲ちゃんおおおおかえりなさぁあい♡♡♡心配したゲドぉ全然楽勝だったみたいねぇんじ・つ・は私の魔法で新進気鋭の大新人美咲ちゃんの華麗なる戦いを中継してたんだけどアンタの人気すっごかったわよォん♡♡」
「よね?アルラウネちゃあん?」
「はい魔王様……」アルラウネがコクっと頭を頷かせる。
続いてアルラウネが美咲に近ずきこう放つ「……おかえりなのじゃ美咲……お主の活躍ここで全て見ておったぞ」
__バシッ!!
いつもは無表情で冷静な口調を取る四天王の参謀でクールなアルラウネの表情が豹変し、涙でぐしゃぐしゃになったドロドロに溶けたような顔と濁点がついた汚い声で泣きじゃくりながら美咲を褒め称える言葉を送る「す゛ばらじぃいい゛いぞぉみざぎぃいい゛いい」
「ぎょっ!?」無表情蛇帝幼女のあまりの豹変に美咲は驚いて変な声を上げ絶句する。
「おっ、おっおおおおおおん………みじゃぎぃい゛い゛い゛」
「だだだだ大丈夫ですか!?アルラウネちゃん!!」と、フォローして泣きじゃくり言葉が出ていない幼女に対してなでなでし始める美咲だが、心の中では濁点ばっかなアルラウネに対しでお前は勢いで口調に濁点ばっかりつける昭和のヒーロー俳優か!!とこころの中で突っ込んでしまっていた。
なだめられようやく、言葉を喋れるようになるアルラウネは続いてこう口を開く「あ、あんな気持ちの良いバトル何百年ぶりにみたのじゃぁあああ!!!! 妾は感動したぞぉ!!!」鼻水と涙をドバドバ流し美咲の服を濡らしていくいつもは冷静で無表情なアルラウネ。
「わっちょっ!! アルラウネさん!?」アルラウネがぴょんと勢いよく美咲目掛け抱きつき美咲を困惑させる。
「あらまー〜ん♡可愛いわぁん♡♡ アルラウネちゃんがこんなに可愛く泣いちゃうなんて!!!美咲ちゃんなんて魅力なぉおん♡♡2人とも可愛い可愛い!!!」魔王がむんずと2人を抱きしめる頬ずりする。
「えへへ〜……」
「のじゃっ……」美咲はまんざら悪く無い評所をして喜ぶアルラウネは大好きな魔王様に急に可愛がられて少し驚きているが照れながら喜んでいる。
「まるで家族みたいですね…… アルラウネちゃん!!」アルラウネに向けニッコリ美咲が笑いかける。
「のっのじゃぁああ」顔がカァッと赤くなりアルラウネが照れまくる。
大好きな魔界での美咲ちゃんのあらたな冒険がまた始まりそう?




