22話 Sランク勇者パーティ討伐、一件落着帰!!
私やりました☆勇者軍討伐!!「嗚呼くせになりそう/////」
勇者パーティは壊滅した……たった、1人の『元人並み少女』によって……。
アルデは鹵獲され残りの勇者パーティの4人は美咲の恐るべき力によりこの世から居なくなってしまった。
「うぉぉおおおお!!」「隊長ぉおおお!!!!!!」やはり、先程の勇者軍の残党に苦戦していた魔物達はそれを呆気なく倒す無敵の美咲隊長に感激し涙混じりの叫びを美咲へ皆投げかける。
「やった!! 私倒したんだー!!ん〜楽しかったあっ!! こんなの絶対前居たところじゃ味わえないよ!!」
美咲はまるでゲームのクエストを達成したような感覚で勇者討伐を身体全身で弾けながらよろこんだ。
「にひひっ!! ピース!! ピース!!」美咲は類まれなる身体能力で宙に浮きながら可愛く魔物の仲間に向けてチョキのポーズを取り、1人勇者軍壊滅達成の余韻に浸る。
そこで魔物の叫びを静かにする副隊長のゼロルドの大声が拍手と共に割って入った。
__パチパチ
「流石です!!我らが、美咲隊長ォ!!またもお見逸れしました」魔物の群れから美咲の視界までゆっくりと歩き、ゼロルドが美咲の目前まで迫った所で膝をつき美咲に向けこう口を開いた。
「我が君主美咲隊長、改めてこのゼロルド先の大戦で貴方のその力に惹かれ直しこの命を貴方に捧げます今後とも我れらが隊の指揮をお願いします」ゼロルドがそう、美咲へ忠誠を誓う。
「あ、ゼロルドさんの戦いっぷりも見てたよ!! やっぱり獣人って強いんだね!! ゼロルドさん」__むんず、美咲はゼロルドに勢いよく抱きついた為美咲の柔らかい物がゼロルドの背中にあたる。
「ひゃあん!!」ゼロルドが女々しい声を上げびっくりする「ヴォー!! ビックリしたァ!!たた隊長離れ、離れて下さい!!」美咲の胸の柔らかさの快感からこれではダメになると、必死に逃げようとするゼロルド。
「えーなんでよ〜ゼロルドさーん!! ゼロルドさんの毛モフモフしてて気持ちいいんだも〜んにへへ〜」
「やめてくださいやめてくださいモフモフするのもやめてください!!クゥーン……」(気持ちすぎるぜコノヤロー!!! やべぇぜ……やべぇぜこのままじゃ俺……間違いねぇ死ぬっ!!)
「はっ!! 美咲隊長ォ!!」 「あんな所に怪鳥ゲルノドドンが!!!」ゼロルドは空に向け指を指し美咲に向けそう言い放つ。
「え!! 何それ!!」くるっ、先程まで彼の身体を掴んでモフモフしていた美咲はゼロルドの嘘に気を取られ空を見る。
__シュバッ!!!
獣人特有の瞬足で美咲を跳ね除けたまらずゼロルドは美咲の快感胸の嵐から逃げた。
「あっ、ちょっ!! 嘘ついたー!!! ゼロルドさん!!」ゼロルドが逃げた事により気分の良いモフモフを取られた美咲が怒り逃げるゼロルドを追いかけ回す
「きゃー!! 勘弁してくださいどうにかなってしまいます美咲隊長ォ!!」
「ガハハ!! 流石美咲隊長!!あの狂虎ゼロルド副隊長をからかってやがるよ!!」 「ヒューヒュー!!ゼロルド副隊長、美咲隊長!!熱いねー!!」
「ちょ、お前ら!!!」ガルルとゼロルドがからかいすぎだぞと咆哮を上げ怒った。
「熱い!?私とゼロルドさんが?」「え……熱いってそう言う!?/////」無意識でゼロルドと仲良く戯れていた行動を周りの魔物からはやし立てられ自分のやっていたイチャイチャ行為を自覚した美咲は顔が真っ赤になりプルプル震える。
__「……ないもん……そんなんじゃないもぉおん!!!」美咲ははやし立てた魔物達に恥ずかしさゆえに怒り地面向けて拳を勢いよく殴った。
そうするとバリバリと地面が割れ魔物たちがそこの穴に落ちそうになる。
「こえええええ!!!美咲隊長ちょうKOEEEEEEよォ!!」「怒った美咲隊長が怒った!!」「美咲隊長なんてお美しいパワーなんだ……(ゼロルド)」
「にひっ☆今後私をからかわないようにね」ゴゴゴゴ………涼しい顔で美咲が悪ノリがすぎる魔物達を叱りつけた。
……「はい!!」一同魔物達は震えながらそう勢いよく返事をし美咲隊長は絶対怒らせては行けないと皆心に誓ったのである。
神尾美咲は決して怒らせてはいけない……




