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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第一章 異世界転移 vs Sランク勇者パーティ編
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プロローグ:人並み少女の追突事故転移

時鬼舞瑠と申します!!!

普通の中学生の女の子が脳筋無双しちゃったら楽しいかなと思って書きました!!!しかも視点は魔王側!!


ぜひ本作を楽しんでくれると嬉しいです。

神尾美咲14歳普通の中学生。


身長……普通、成績、普通、 体重…は置いといて、容姿……割と平均的で「普通だからね?ちっちゃくは無いよ!?」あ、でもヲタ気質は少し入ってるかも……趣味もゲームとまぁ『普通』なんだよね。


「そんな普通普通って、しょげてても良い事ない!! 今日こそ個性的になれるようにがんばらなくっちゃ。」

とポジティブな感じに気持ちを切り替える。


「普通で十分ですよ〜普通で〜」と割とほんとに平均的な顔を鏡に映し、ニッコリ笑ってみる兎にも角にも私『普通』がコンプレックスなんです。

モテモテのモデルとか歌が上手いネットのアイドルとかそういうのになりたかったと心の中で今日も嘆く美咲。


……よしっと!!準備完了!!

少しでも地味な自分の容姿を変えるため、昨日作ったオリジナルのアクセを付けて朝の準備も無事完了した。


自作した髪飾りのアクセサリーは素敵な星型をしていてとても綺麗だ。


「わー綺麗……私だってやれば出来るじゃん。ムフフ〜」

にこやかな顔でニタニタしながら自分の頬を撫でる。


「あわわ!! やばい遅れちゃう!!」

そしてハッと、我に返り登校の時間が迫ってくる事に私は気づいた。


「あ! そう言えば今日の一限は体育の授業だったんだ!」


朝からドタバタする私。


「美咲〜早くしないと遅れるよ〜」

そう急かす言葉をかけるのは無神経なお母さん。


「はーい分かってるって!! じゃあね!!行ってくる!!」


朝食べずに私はとっさに家を出た。


「ちょっち寝すぎた……遅れそう急がなきゃ!!」


「よぉし!! 今日は私の唯一得意な科目体育の日だ頑張るぞ!」


そんなワクワクした気分で、家から外に出た瞬間横から突然バイクが猛スピードで私目掛けて走ってきたヤバイ轢かれる!!


咄嗟の判断でジャンプし、跳び箱を飛ぶ要領でバイクの運転手の頭に手を付いて跳び越すことに成功した。


――シュタ!っと両手を広げて美咲は華麗に地面に着地する。


「ふぅ、間一髪ぅ……」安心して無い胸を撫で下ろした。


私が回避したあとのバイクは颯爽と猛スピードで通り抜けて行った。


「むふーん!! 凄いでしょ私!! 身体能力だけは少し自信があるんだ」と誰もいないのにキラーンとドヤ顔でイキってみる。


しかし………


「うああ!!」

バイクを避けた所で、更にトラックが私目掛けて高速で突っ込んでくる。


「きゃあーーー!!」


――……キキーッ!!! ドン!!!


「うっ…あぁっ……」


__……


意識が遠のいて行く……私死んじゃうのかな、あぁ……まだ楽しい事とか色々したかったよぉ。


「あれ?今車に轢かれちゃったよね私…」



さっきまで暗闇で覆われていた意識が戻ってる…でも元いた通学路じゃ無いよねここ、真っ白などこまでも続く白い空間に私は居た。


「ここってもしかして天国!?それとも…も、もしかしてぇ……」


「やあ、どうかな?お目覚めの気分は」

誰もいない白い空間で謎の声が聞こえた…………


「ひゃあ!!!!」

美しくも奇妙な見た目をした男性?んー女の人の様でもある中性的な魔道士の様な全身黒のローブに包まれた人に急に声をかけられ凄く驚いてしまった。


「すまないね……えーっと名前は神尾美咲だっけ?……君を殺したのはその……」


「僕なんだよね」

ニコッとその人が笑う。


「なななな、なんですとー〜????」

理解できない展開に私は驚くしか出来なかった


「どどど、どういう事なの〜〜〜」

白い世界が広がる空間に私の声が響いた。

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