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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第一章 異世界転移 vs Sランク勇者パーティ編
17/84

15勇者軍反撃vs美咲隊長


__……「がはっ!!」急に初対面の人間の娘にボディブローを食らわされる勇者アルデ。


「あっぁああ………」ドラゴンをも一撃で倒すパンチ力がアルデを襲い膝から崩れ落ちる。


「アルデさんさっすがー☆一撃で倒れないなんてすごーい!」美無邪気に美咲はそう言いった。


「人間の少女……どうしてだ、なぜ私を……同族の私を……」痛みに耐えながら同じ魔王軍に苦しめられている人間側であろう美咲になぜを攻撃したのか質問する。


「いひひひ……なんでって私、魔王軍五番隊のリーダーですよ?」美咲が天然な顔でそう答える。


「勇者ア・ル・デさん……」



「なん……だとガハァ!!」


「流石Sランクスペック……耐えてるなんて……じゃあもう1発いっちゃいますよー〜」美咲がグルグル手を回してアルデ目掛け最後の一撃を決めようと助走をつける。


「よいしょお!!ブースト・ブロー」

美咲が技名を放ち勇者目掛け殴りかかったその時。


「リンリン!! すまない!! 最大回復魔法を!!」「早く!!」サモナーのリンリンが素早く反応し精霊に祈りを捧げアルデに回復魔法を発動する。



「ぐっ、こっちは魔物相手で大変なのにっ!!ええい!」目の前の野良の魔物を倒し直ぐにリンリンは勇者の命令に反応し祈りを捧げる。


「清き光の精霊よ我が癒しの祈りに答えよ!! サモニング・ヒール!!」そうサモナーの少女が魔法で宙に浮く本に向かって呪文を言い放つと本から光の精霊が表れアルデを回復させる。


「ありがとうリンリン……はぁあ!!」回復魔法を受けたアルデが迫る美咲のボディブローを持っていたシールドで咄嗟に何とか防ぐ。



静寂を切り裂き1人の魔法使いの呪文が詠唱される「星屑の豪炎(スターライトバーン)!!」



「おーさすが勇者さん!! あれ?なんか背中があったかい……」美咲は後ろを振り返ると目の前に魔法の火球が迫っていた。


「ひょえええええ!! ヤバいヤバい!!」恐怖からか美咲はリミッターを100まで引きあげ腕をクロスさせ防御の体制に入る。


「魔物は他のみんなが倒してくれた!! 後はあんただけだよ!!五番隊隊長の少女さん!!」最大火球の魔法を放ったのはアルデのパーティ魔法使いの女だった。


「み……皆!!」


「困った時に連携プレーそれがパーティじゃなくって?」アルデの仲間の魔法使いがとっさの判断で援護に回った。


……勇者が少し涙目になった。


そんな感動に浸る中炎の中より美咲の姿が少しずつ露になる……「やったか」勇者がそう言いこぼすと美咲は口を開きこう言う「それフラグですよー〜勇者さん……」美咲が気だるそうな顔をして無傷で炎の中より現れた。


「な、なんですって……私の持つ魔力の残りほぼ全てを使った魔法が……微塵も効かないですって!?」


「あーあもう魔法使いさん邪魔だよ〜少し眠っててね☆」美咲が先程上げだリミッター〘100〙の恩恵により瞬間移動並みの加速力で魔法使いの懐に一瞬に潜り……「ひっ!!」魔法使いが弱腰な声を漏らした次の瞬間。


「ごめんね……私身体能力が」


「やめ!!……グハッ!!……」バタン魔法使いの女ルージュは美咲のボディブローをもろに喰らい意識を失い倒れてしまった。


「高すぎるんだてへへ……☆」倒れる魔法使いを前に美咲は額にピースを添えて決めポーズをした。


その美咲の殺気にノルダムの谷の邪悪なモンスターでさえ恐怖を感じ逃げ出した。


ッ……___


「あっ……ああ……うああああああああぁぁあ!!」アデルは長年一緒に戦ってきた仲間が1発で倒れ悲しみで叫んだ。


急に謎の少女に襲われ、更には五番隊の隊長だと言い放つ勇者軍の1人倒され、残る4人は「この天然の類まれなる力を持つ少女」に恐怖した……。


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