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元人並み少女は身体能力が高すぎて〜空まで飛んじゃいました!?〜  作者: うわのそら
第一章 異世界転移 vs Sランク勇者パーティ編
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09話 美咲隊長誕生


「そ、その条件ってなんなんですか!?教えてください魔王様!」

美咲は食い入る様に魔王が言わんとするその条件の答えを急かそうとする。


「ちょ、ちょちょ…美咲ちゃん急かさない急かさなぁい……いい女は何時でも冷静にね?」

口元に人差し指をおきウィンクして焦る美咲を落ち着かせる魔王。


「あ、ごめんなさい!ちょっとあつくなっちゃって、てへ〜」


「……おっほん!!」


咳払いをしドラゴンを生き返らせてあげる条件を言い直す魔王。



「ズバリ!条件はね、美咲ちゃん…」


__……


「ゴクリ…」


「あたしのこの魔王城にそろそろつきそうなSランク勇者アルデバランを美咲ちゃんのその力で始☆末して欲しいのぉん♡」


「おー!!ありゃ?でもまた勇者さんが現れたんたんですか?」

この世界に来たばかりでまだ色々知らない事が沢山ある為攻め入る勇者の事を質問する美咲。


「あら?美咲ちゃんさっきから気になるけどなんか色々と知らない事おおいわねぇん」

ジロっと美咲を不思議な顔をしながら覗き込む魔王。


「えっえへへ〜その私どっかに頭ぶつけちゃって、少し記憶喪失気味なところがあってこの世界のこと色々忘れちゃったんですよね〜」

と咄嗟に思いついた言い訳を魔王に対して言う美咲。



「ええ〜!?!?美咲ちゃん記憶喪失なのぉ〜!?!?ここで明かされた衝撃の真実だわよ♡」

んまあと口の前で手を添えて驚く魔王様アルラウネも言葉は発しないが驚き動揺するふたり。


「あら〜ん!!美咲ちゃん大丈夫?そうなのね…」…「確かに美咲ちゃんなんか見た目もそうだけど考え方も少し面白いものね…アルラウネちゃん」笑いながらアルラウネへ同調意見を求める魔王。


「私もいささかこの魔界の生物とは考え方や価値観が違うなと私も思ってた所です魔王様」


二人して美咲の素の天真爛漫な感じをいたんだったし記憶喪失ぐらいその美咲天然力でドジって崖とかに落ちてなってそうだったから不思議と思わず2人は追求しなかったのでや優しくこの世界の事を魔王は美咲へ教えた。


「美咲ちゃん良い?そんな記憶喪失の美咲ちゃんへこの世界の事を教えるわねぇん」


「はい!」

美咲はほんとに魔界で何もわからない状態なので魔王の説明を真剣に聞いた。


「私が支配している世界だから魔界なのねん」


「なるほどなるほど」


「私は生まれた時から魔族の家系で生まれた時からこの世を支配するよう育てられてきてまあ、色々あってついにこの歳になってこの世界の約7割を、侵略することに成功したのよん♡」


「すごーいー!!魔王様めちゃくちゃ凄いじゃないですかー!」

美咲がキラキラした目で魔王を見つめ話を聞く。


「いやぁん♡そんなに褒めても何も出ないわよォん♡」

魔王が美咲の体を美咲の全身よりも大きい巨大な手のひらで何度もビシバシたたく、美咲は身体能力強化しているので動じなかった。


「魔王様ちょっと、やめてくださいよ〜」と美咲はヘラヘラ笑っていて魔王と美咲のわちゃわちゃを傍で見ているアルラウネはくすくす影で静かに笑った。



「あ、ごめんごめん……話、戻すわねん」

美咲とのやり取りが面白くて笑いすぎて涙を拭き脱線した話を戻す魔王は説明を再度続けた。


「それでもまだまだ抵抗する光の戦士達SSS勇者アルベルドがリーダーとして筆頭とし抗ってくるねちっこい勇者軍がいるのよォん♡」


「それがめんどくさくってねぇん♡次々に私の城まで攻めてくるのよん♡♡そして次にくるパーティが……Sランク勇者アルデって言うこわ〜い勇者さんが私を求め殺しにくるらしいわァん」


「えー!!」


「いやよねぇん美咲ちゃん〜」


「私魔王様なんだか面白くて好きだからそんな人たち許せませんよ!」


「でしょ?でしょ??許せないわよねん♡いや〜美咲ちゃんたら分かってるわ〜ん♡」


「へへへ〜」


「そ・こ・で美咲に頼みたい任務はそのアルデって言う勇者を先回りして倒してもらいたいのよ〜私はこんな老体だしお城に責めいられちゃって万が一倒されちゃったらなーんてその先は恐ろしくてあたし考えらんない……」

魔王が切なげな顔をして自分がいなくなっちゃったら魔界は維持できないと悲しげな表情で指をつんつんしながらしょんぼりするネガティブな思考を口に出す。



「なるほどです!! つまり魔王様に従わない勇者たちは悪と!!」

美咲はそう返答を返した。


「そうなのよォん〜♡価値観はね、あの人たち人間とは違えど私がこの世界を支配したらきっと楽しい世界が来ると思うの!だから美咲ちゃんも人間だけど協力してほしーなー☆」


魔王は先度のネガティブな感じを美咲の一言で手のひら返しして可愛い顔でオネダリする。


「分かりました!さっき言ってた軍と一緒に勇者のSランクパーティを魔王様が相手にする前に私迎撃しちゃいますよ〜」

ゲーマの美咲の順応性はかなり高く直ぐにそれを美咲は承諾した。


ガッツポーズを決めてやってやりますよと自信満々に受け入れる美咲。


「いやぁん!!男らしぃ!!美咲は女の子だけど男らしくてあたし惚れちゃいそうだわん!!」


「よっしゃきたあ!そうなりゃ!!美咲ィ!!精鋭の五番隊をくれてやるから言ってこいやぁ!!!」

と普段おネイの魔王の素のドス声が出て美咲に太鼓判を押しながら五番隊を美咲に渡す事を約束する。


「五番隊!?凄い!!!私初日で大出世!?」

私頑張っちゃうぞと美咲はまたぴょんぴょん跳ねながら大きい声でこう続ける「待ってなさーい!勇者アルデさん!!!」

勇者を自信満々で魔王の為に倒す決心を美咲は決めたのであった。



美咲の勢いは止まらないまだまだ魔界生活は続く……伝説の勇者の首を頂くまでは_______▼



次回☆美咲軍進軍……お楽しみに!!!

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