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おもいつくままに  作者: 真澄
1月
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抵抗力

 ある日の娘の一言

「なんで私は、偏頭痛とか持ってないの」と言い出しました。イヤイヤイヤ、あれは大変だから。その後に続いた娘の言葉。

「なんでこんなに私は、体丈夫何だろう」イヤイヤイヤ、そこ嘆くとこじゃないから。

 どうやら娘は、風邪をひいたり偏頭痛で部活を休む仲間が羨ましいようです。私からすれば、数年に1回はインフルエンザにかかり、年に数回は風邪っぴきになるなる娘が特別丈夫だとは思えないのですけれど。ただ娘が風邪をひくときには、部活がないだけのことです。この年末だって、のどが痛いとか言って炬燵でゴロゴロしていたでしょうに。その風邪が息子と私にうつり年明け早々に近くの内科にお世話になりましたし。ってかさぁ、好きで始めた部活を休む人を羨むってどうゆう事よ。

 息子は、親が不思議に思うほど丈夫です。家族がインフルエンザや風邪を持ってこない限り罹りません。こちらが心配になるほどの薄着で生活していても、何ともありあません。

 そこで思ったのですが、普段食べているもののおかげではないかと。

 食事の前には、「いただきます」と言います。これは、あなたの命をいただきます、という事だといわれています。命って豚や鶏だけじゃないんですよねぇ。我が家の場合、採ってきてまだ生きている状態で湯に入れられるほうれん草とか、冬眠している大根とか白菜とか。夏になれば、採ってきてすぐに刻まれて塩昆布に和えられちゃうきゅうりとか。なんだか書いていて残酷に思えますけど、これだって野菜の命をいただいているようなものです。元気のいい野菜をいただいているので、我が家はみんな元気なんじゃないかなぁと、最近思うようになってきました。

 

 こんなことを考えている頃、日本放送協会の教養番組で腸の特集をしていました。番組中「腸は超すごい」を何度も聞いて、なんのこっちゃとは思いましたけれど。番組としては、腸内の菌のバランスと免疫系の疾患との関係が紹介されていました。最後に、無菌状態で生まれてきた新生児は母乳を飲むことで腸内細菌を育てられるようになるとか。

 そういえば狙ったわけではありませんが、我が家の子供たちはほぼ母乳です。娘なんて、粉ミルク作っても飲まなかったしねぇ。腸内細菌、しっかり育っているんじゃないですかねぇ。


 病気の人を羨むなんて、育て方間違えましたかねぇ。

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