正月飾り
家で一人でいると、床の間正月飾りが気になりだしました。これっていつ片づけるもんなんだっけ?
昔からよくわからないのが、松の内と門松を外す日と正月飾りを片づける日の関係。これを母に尋ねると、
「1月の15日までいいんじゃないの」と言ってます。大雑把だねぇ。
昔はねぇ、1月15日が成人の日で祝日でした。ウィキペディアによると、元服の儀を小正月に行っていたので成人の日の祝日になったとか。2000年からはハッピーマンデーなんて言う制度が出来て、あまり日付に関係ない祝日は月曜日に集めちゃったんですよねぇ。でもダメじゃん。15日の小正月に元服の儀をやったことに由来しているなら、第二月曜日にしちゃだめなんじゃないだろうか。
話はそれますが、体育の日だって10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたのに由来しているのなら、移しちゃダメなんじゃないのかねぇ。
成人の日が移動した当時、小正月の行事をどうするのか興味津々でした。身近なところでか、どんど焼きです。地域によって呼び方は様々でしょうけれど、お正月飾りを焼く行事です。それまでは、小正月の行事として15日に行っていました。これを15日するのか、成人の日の祝日にするのか。結果的には、祝日の方がいろいろいいだろうという事で、成人の日の第二月曜日に行われています。
第二月曜日になって数年の間母は、
「こんなに早く門松焼いちゃうんかい」なんて言っていました。今年なんて、ほんとに松の内が終わったとたんにどんど焼きでしたからねぇ。母に鏡餅の下にひいていた四方紅どうしたものか相談した時のこと。
「昔は15日がどんど焼きだったからねぇ。お飾りと一緒に焚いちゃってたけどねぇ」ですって。縁起物ですからねぇ、ゴミにしちゃうのも気が引けますしねぇ。そう思うと、お正月に関するものを何でも焼いてしまう行事は、便利なものです。ついでに、育成会の資料も古くなったらどんど焼きで処分する旨が言い渡されています。個人情報があるから、どんどん燃やしちゃってくださいですって。
ですが、野沢の火祭りは今まで通り16日に行われています。昔からのお祭りは、ちょっとやそっとでは日付は動かさないのでしょうねぇ。