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おもいつくままに  作者: 真澄
8月
33/43

晩夏の週末

 この夏も、長年放送され続けているチャリティー番組が放送されました。近くのお祭り広場は、一番過酷な会場と言われています。会社の近くの公園を借りている設営されるお祭り広場ですからねぇ。晴れれば暑いし、悪天なんてこともざら。おまけに一番行きたい時間に行ってみたいイベントもなくて、ちょっと遠くの大型店で行われるチャリティーイベントに何年も寄付しそびれていた貯金箱を抱えて行ってきました。

 行きの車中で、

「ねぇこの募金、出演料になっちゃうの」と息子。世間ではそんなことも言われていますが、そんなこったぁないでしょう。放送中に流れる広告料の収益とか、企業とかの協賛金とかそんなんで番組作っているんじゃぁいかなぁ。集まった募金は福祉車両なんかに使われていると信じたい。

「24時間テレビは、売れない芸人を救うなんてネットで言われているけどねぇ」というとなぜか息子はうけていました。笑うとこかい。

 番組に出演すること出演料が発生することで、似非チャリティーと言われるようになっています。でもねぇ、客寄せパンダだって生活があるわけで。そこをボランティアでやれっていうのはどうか思うんですよねぇ。番組の制作費を寄付に回したら寄付金が増えるとかいう意見もありますけどねぇ。年に1日くらい、自分と違う立場の人のことを考える日があってもいいと思うのです。そんな1日で集まったお金が人のためになるならねぇ。

 でも最近、わけのわからない企画が多すぎますよねぇ。障害の方々にいろなことをさせてお涙頂戴。苦手なんだなぁ。感動を煽れば寄付金が増えるとかで、今年は長距離マラソンの前にスイムとバイクまでつけちゃいました。いくら若いとはいえね、事故がなくてよかったですよねぇ。

 こんな感動を押し付ける、感動ポルノの塊ような番組に批判的な番組が同じ時間に放送されていました。土曜日の夜は、耳の聞こえない少女を主人公とした映画。そのあとは精神障害の方々と戦争をテーマにした番組。日曜日の夜は、毎週放送されている障害者によるバラエティー番組。家族の反対もあって一部しか見れなかったのですが、『テレビは障害者を救う』。視力のない方、聴力のない方がどうしたらテレビを見て楽しめるのかを模索していました。

 一方は年に一度、障害のある方に一般人の同じようなことにチャレンジさせて感動を煽る番組。もう一方は、通年を通して障害のある方がどのようにしたら生活の不便さがなくなるか考える番組。そんな感想を持った二日間でした。

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