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おもいつくままに  作者: 真澄
6月
26/43

高原学校

 前日までずーっと晴れていたのに、週間予報ではこのあと数日晴れなのに、雨が降った今日、息子は高原学校に出発していきました。今日が登山、次の日に飯盒炊飯を行って帰ってきます。昔は市で施設を管理していたようです。ですが最近は近くの宿泊施設を借り切り、毛布で寝起きして山小屋の雰囲気だけ味わってくるよです。全国的には林間学校というのでしょうけれど、在所では昔から高原学校と言っていました。他県の方に指摘されてから気が付いたのですが、飯綱高原で行われるのでこう呼ばれているのかと思ったりもしています。

 この梅雨時に行われているにもかかわらず、ほとんどの学年が山に登れています。山に登れないで忍者資料館に行く学年の方が少ないんじゃないだろうか。お姉さんの時には前日まで雨。絶対に山に登れないとみんなが思って当日を迎えると曇り。山に登り山頂で雨に降られています。

「私の時も雨だったらよかったのに」とお姉さんは言っていました。でもねぇ、雨具着ている集合写真、みんないい顔して写ってますけど。

 いつから高原学校で飯綱山に登っているのかは定かではありませんが、長野市の小学校の卒業生ならほとんどが登っているはずです。私ももちろん登っています。小学生の頃の記憶ではっきりししないのですが、高原学校の前に先生が話してくれたのを、細かいところがあやふやですが今でも思い出します。

 「上杉謙信の兜には、狐がのっていました。今では戸隠流忍者が有名ですが、戦国時代には飯綱流忍もあって、上杉謙信が飯綱忍者を使っていました。この忍者が信仰していたのが飯綱権現でその象徴が狐でした。だから、謙信は兜に狐をのせていたんです。君たちはそんな歴史のある山に登るんです」みたいな内容でした。

 この話を子供たちするにあたって調べなおしてみたのですが、ネット検索だけだといまいちわかんないんですよねぇ。それっぽいお話は沢山出てくるんですけど。

 そんな飯綱山も、温暖化の影響かササダニが問題になっているようです。子供たちも登山にあたって、虫よけスプレーを用意させられたり、手足の袖口が閉まっている物の着用を指定されたりしました。ササダニを理由に、ほかの山に登る学校も出てきているようです。

 長野市南部から見ると、まさに大きな山の字のような飯綱山です。我が家で登っていないのは息子だけってゆうのもなんですからねぇ。暇を見つけて息子と登りに行きたいと思っているのは、私だけらしいです。


参考資料

謙信公兜の前立

http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/rekishi/shiseki/kensinkabuto.html

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