オリンピック観戦
「ねぇ、カーリング見ていい」
「ダメ、絶対に嫌だ!私が見たせいで日本が負けたらどうするの」
「うぬぼれるな、お前が見たくらいで日本が負けるわけないだろ」
「嫌だ、カーリング見てると頭痛くなる。私はマススタートが見たいの!」
「じゃぁ、途中経過だけ。でも、マススタートも日本選手出てるよねぇ」
「決勝戦は見ないから」
これは土曜日の夜、家族と私との間で交わされた会話です。
なぜですかねぇ。昔から国際競技は自分が見ると日本選手が負けてしまうような気がして、リアルタイムで観戦したことがないのです。いい成績が出たとわかった後で、録画映像は何回も見るのですけれどねぇ。長野オリンピックのジャンプ団体戦の決勝。その場にいたにもかかわらず、見ていたら日本選手がコケそうだと、下を向いていた母。イヤイヤイヤ、あの時は下で見上げていても選手がみえないくらいの吹雪とガスでしたけどねぇ。その娘の私も、リアルタイムでハラハラドキドキするするのは全く持って苦手です。
そんなオリンピックも、昨晩閉会式が行われて終わりました。大会が始まったころには天候が悪く、選手の安全性を考えない大会運営が問題視されました。長野オリンピックの時にも悪天が続いて、スキー競技の予選がなくなったこともあったような、なかったような。でも、風力発電所があるような場所でジャンプ系の競技を行うってどうなのよ。練習中に靭帯切っちゃった選手いましたけど。
また競技時間帯もなんだかなぁ、です。一般的な競技会がどのくらいの時間に行われているのかは知りません。でもねぇ一般の人の活動時間を考えた時に、夜の9時10時に一番いい状態にするってちょっと無理があると思うんですよねぇ。放送権料で利益を出すために、ヨーロッパやアメリカ時間で競技を行っていたことは報道されていました。でもねぇ、そのために選手のコンディションが悪くなっちゃ本末転倒のような気がします。
あともう一つ。どの番組も触れていなかったのですが、夜の10時過ぎにショーに子供を使うってどうなんですかねぇ。子供たちの未来を平和に、って感じで開会式と閉会式に、未成年と思われる子供たちが出演していました。それはいいんです。でもねぇ、長野オリンピックの時の開会式は明るい時間だったしねぇ。日本放送協会の年末の歌番組だって、未成年者のいるグループは21時までに出演が終わるようになっていたと思うのですけれど。韓国では子供たちを夜遅くまで出演させているのが普通なのですかねぇ。
と、競技以外のことが気になってしまったオリンピック期間でした。