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新たな街、サテン

投稿予約をしようとしたら、地震発生。

投稿するなという事でしょうか?

慌ただしく出発。

1時間程で軍が待つ場所に到着した。

ここからは軍が先導して次の街まで寝ずに進むらしい。

俺は馬車の後ろで寝てても良いとは言われているが、この揺れの中では無理だ。

何故今までの転生者は、サスペンションを開発してくれなかったのか!

俺が作れば良い? テンプレだぞって?

無理無理。全然構造とか知らないから。

板バネにしたって、トラックに付いてるのを見た事がある程度。

テンプレクリアでネット検索出来るチートが出ないかなぁ。捗るのにな。


次の日の夕方に、やっと街に到着。

この街は「サテン」という名前だそうだ。

喫茶店が多くあるのだろうか?

実は王都に近づいて行ってるそうで、だからなのか街の規模がどんどんデカくなってる。


とにかく今日は早く宿に行って寝たいです。

街の事は明日の朝に聞こう。



翌朝。

朝飯を食いながら、商人から街の情報を得る。


「この街は王都に次ぐ大きさですよ。病院や学校もあります。

 教会もかなりの大きさです。一見の価値がありますよ」

「がががががが、学校があるんですか?!」

「あ、ありますけど。どうしたんです、そんなに興奮して」


だって学校だよ?!

テンプレの宝庫じゃん!

絶対に向かわなくては! いや、入学してしまうか?


「学校について詳しく教えてください!」

「いや、良いですけどね。ちょっと落ち着いてください」

「落ち着きますから、教えてください!」

「はいはい。判りました。学校の名前は『王立サテン校』。名前の通り王立です。

 貴族も平民も行く学校で、学校に居る間は身分の差は無いようになっています」


素晴らしい!

正にテンプレ!

身分差は無いのに、貴族や王族が偉そうにしてるんでしょ?!

知ってる、知ってる。


「でも偉ぶる貴族が絶対に居るんですよね!」

「居ませんよ?」

「えっ? 何でですか?」

「いや、居ると思われる事の方が不思議ですが。

 理由はですね、まず、親の貴族もこの学校出身だというのが挙げられます。

 その親にそういう風に幼少から躾けられています。なのでバカな事をする貴族の子供は居ません。

 次に校則です。これは校則によって決められています。

 破れば即停学、2回目は即退学となります。

 最後に王立というのがあります。この学校を退学になった生徒は貴族になれない法律があります。

 これは王立の学校だからこそ可能な事ですよ。

 この3つが大きいですね」


なにをしっかり決めちゃってんの?!

それじゃあ、おとなしくなるに決まってるじゃん!

大問題だよ!

いや、通う平民からすれば良い校則や法律だとは思うけどさ。

俺にとっては困る話だ。


「そんなに興味があるなら、見学に行きますか?」

「見学ですか?」

「えっ? まさか入学とは言いませんよね?

 難しい試験がありますよ」


あっ、多分それは大丈夫。

だって、テンプレでは、異世界の学問って遅れてるんでしょ?

四則演算出来ただけで驚かれるんでしょ? 特に暗算。

歴史や世界などの社会科はダメだけどさ。


「それに、そもそも、年齢制限に引っかかりますよ。

 12~18歳が入学可能なので」


まさかの年齢制限!

学ぶ意欲のある人間の入学を許すべきだ!

学ぶ機会を与えないのは国の損失ですよ?

……ゴメン。学びに行かないわ。


しょうがない。

通わなくても、行ってみれば何かが起きるかもしれない。


「じゃあ、見学をお願いします」

「判りました。校舎も歴史のある建物なので、見学コースもあるんです。

 見学は簡単に許可が出ますよ」



商人に許可を取ってもらい、明日には見学に行ける事になった。

頼むぞ~、バカが居てくれよ~。

次話は11日の17時に投稿します。

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