鑑定!
水魔法の検証もしたいが、税符が先。
その為には職種だよな。
ってか、本当に職種=職業なんだろうか?
もしそうなら、「ナシ」ってどうなんだろう?
あるか判らないけど、「村人」とかでもない訳じゃん?
もしかしてニート扱い…………それはヤバいな。どうにかしよう。
よく考えたら、「職種:村人」って変だよな。
村人だって何らかの仕事をしているはずだ。
農業だったり酪農だったり、商売している人も居るだろうし。
つまり何らかの仕事をすれば、それが職種になるはず。
異世界で手っ取り早いのは冒険者だと思うんだけど、無いって言われたし……。
でも冒険者が無ければ、採取任務や討伐任務とかどんな職種がしているのだろうか?
ん? 待てよ?
逆に言えば、近くの森や草原で何らかを採取してきて販売すれば、何か職種が付くのでは?
幸い能力に『鑑定』がある。
ラノベではこれを使って山のように薬草を採取するのが定番だ。
上手くやれば、イベントクリアの可能性もあるな。
良し、この手で行こう。
今日明日に税の徴収は無いって話だったし、明日実践してみよう。
翌日の朝。
商人と話をした。何か採取してくるから買ってくれないか、と。
「良い物なら買いましょう」との返事を貰ったので、早速街を出て近くの森に行く。
ふふふ、俺の『鑑定』が火を噴くぜ!
まずはこのギザギザの葉っぱのやつからだ!
いざ、鑑定!
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名前:イジミ草
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えっと…………これはイジミ草って言うのね。
で? 説明は?
ほら、よくあるじゃん。「これは雑草。食べられない」とか「解熱作用がある」とかさ。
どこを見たら載ってるのかな?
……………………ノ~~~~~~!!
名前だけしか出ないのかよ!
鑑定、役立たず!!
落ち着け、俺。
鑑定は出来ているんだ。
詳しい説明が無いのは……多分だけど、レベルが低いからじゃないか?
どうやったらレベルが上がる?
落ち着いて考えてみよう。
あの神の事だ。こういうのはラノベを参考にしているに違いない。
となれば、予想はつく。使いまくれば良いのだ。
要は『レベルがある物は経験値もある』と考えられる。
人物なら戦って経験値を貯めればレベルアップ。
その他は使う事で経験値が貯まるんじゃないかな。
昼になった。
太陽が真上に来たので昼だと思うだけだけど。
街を出たのが8時くらいだとすれば4時間経過したと思う。
この間、ずっと色々な草を鑑定していた。
そして! やってきた! レベルアップ!
レベル2になりました! ポーンとかテッテレーとか鳴っても良いのよ?
無音で上がってると気づかないから。
そして期待の鑑定結果はコチラ!!
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名前:イジミ草
種類:イジミ科
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分類っていうか、種別が判明するってさ!
……これ、何の意味があるの?
軽いイジメじゃね?
絶対あの神はこれを見て笑い転げてると思う。
こうなりゃ意地だ!
レベル3にしてやろうじゃないか!
まさかレベル3になるには倍の時間がかかりますって事は無いだろうな?
と、とにかく鑑定しまくりじゃー!
夕方。
日が暮れてきたから夕方で合ってるだろう。
日本の時間で考えれば6時間くらい経っただろうか。
やっと! そう、やっとレベルアップした!
倍の時間が必要じゃなくて良かったよ。
まぁ、1.5倍だけどな!
そして待望の鑑定結果はコチラ!!
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名前:イジミ草
種類:イジミ科
備考:根に毒あり
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イエス! ありがとう、備考!
こういうのが欲しかったんだよ!
いや~、ドキドキしたね。「ホニャララ目」とか出たらキレる所だったよ。
これで売れる植物が判別出来るぜ!
俺の冒険はこれからだ!
まぁ、日が暮れたので、続きは明日ですけどね。
一章終わりまではと書きましたが、年末までに変更します…。




